デイ・アフター・トゥモロー・ウォーのレビュー!全然寒さは感じない…

映画

「デイ・アフター・トゥモロー・ウォー」は、
2021年に公開された映画で、
荒廃してしまった世界を舞台に
”ジ・アイ”と名乗る謎の存在が世界を牛耳り始めて
弾圧されている状態の人々を描く作品です。

主人公たちは巨大な”壁”の中での生活を余儀なくされており、
自由を求めて、外への脱出を目指すような、
そんな展開が描かれて行きます。

こちらの映画を実際に見た感想をお話します。

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デイ・アフター・トゥモローは何も関係ない

デイ・アフター・トゥモローと言えば
地球に氷河期が訪れて、
世界中の気温が低下したり、凍り付いていく中、
生き抜く人々を描く作品で、
B級映画の「デイ・アフター・トゥモロー」を名乗る映画の数々も
大抵は何らかの原因で気温が急低下、
雪だったり、氷だったり、そういったものの脅威を描いていく作品
となっています。

私もこれまで、オリジナルのデイ・アフター・トゥモロー以外に、
4つのデイ・アフター・トゥモローと名のつく映画を見て来ましたが
いずれも、世界の気温が低下し、雪が降り注いだり、凍り付いたり、
そういう状況の世界を描く作品でした。

が、本作は”全く無関係”で、全然寒くないですし
雪も降らないですし、氷河期も訪れません(笑)
デイ・アフター・トゥモローもそうですし、アルマゲドンもそうですが、
名作の題名をモチーフにしたような映画の場合、
大抵、”どこかでその映画の要素”があるものですが
本作は、オリジナルのデイ・アフター・トゥモローとはテーマ(地球の温度が下がる)自体から
もはや別物で、
”なぜこのタイトルを!?”と思うぐらいに別物でした。

ディザスター映画ですらないので、
デイ・アフター・トゥモローをイメージしてみるのはやめましょう。

脱出を目指す作品

ディストピア的な世界で、弾圧されている主人公たちが
”壁の外”への脱出を目指す作品です。

世界観の雰囲気はなかなか良くできていて、
弾圧されている側を中心に描くので、
重々しい空気が終始流れている感じです。

また、ジ・アイの存在や、
ジ・アイを崇拝して圧政を行っている
グレイトレディなる人物の存在など、
色々な独自の世界観も上手く組み立てられていたとは思います。

デイ・アフター・トゥモローは何も関係ありませんが、
”雰囲気作り”は上手な気がしますね。

なお、本作は”グアテマラ”の映画で、
私も多数の映画を見て来ましたが
グアテマラ映画は初めて見たような気がします。

ちなみに、主人公たちが暮らしている街は、
壁に囲まれていて、
どこか”進撃の巨人”を思い出すような光景が
広がっています(笑)

…もちろん、巨人は登場しませんが。

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序盤は進行が遅く、終盤は打ち切りエンド…

映画の序盤は”弾圧される人々の日常”を
描いている展開で、
物語の進行自体は非常にスローペースです。

あまり物語の本筋とは絡まないような展開も
じっくりと描いていたりして、
少々テンポの悪さを感じるような部分が
あるのも事実ですね。

ただ、その一方で終盤になると急に展開が早くなり始めて、
ようやく物語が本格的に動き出して
見ごたえがある感じになりそう…

と…思ったところで、まさかのエンドロール…
そんな映画です(笑)

”え?まさかこれで終わり?”と、イヤな予感を感じていたら
本当にエンドロールが流れ始めたので
しばらくフリーズしかけたのは今でも覚えています(笑)

俺たちの戦いはこれからだ、と言わんばかりの部分で
終わってしまうので
何も解決しておらず、安否不明の登場人物がいるほか、
敵との決着もつかず、ジ・アイとは何なのかも語られず…という
かなりとんでもない結末になっていました。

もしかしたら続編を想定していて、
それでこういう終わり方なのかもしれませんが、
このまま終わりだったら、少し驚きですね…。

色々投げっぱなしの映画はたくさんありますが、
その中でも、本作はかなり色々なものを投げっぱなしだったので、
びっくりしました。

謎は謎のまま

本作では「ジ・アイ」なる存在が
世界を牛耳っていますが
これが人間なのか、怪物の類なのか、
それとも組織の名称なのか、
イマイチ分からないまま物語が終わってしまいます。

また、敵サイトとの戦いも、
主人公の仲間のアブデルから
「ジ・アイを倒す切り札がある」と、主人公は何かを
渡されますが、それが何なのかも分からないまま
終わってしまうほか、
作中で一応メインの敵として登場したウリセスという
キャラクターとの決着もつかないまま終わってしまいます。
(ウリセスは、アブデルと銃を向け合ったシーンが最後の出番で、
アブデル共々、どうなったのか一切分からないまま終わってしまいます)

ジ・アイと繋がっていたイーグルという人物も
途中でフェードアウトしていますし、
登場人物たちの結末もかなり中途半端なまま
終えてしまっていたのは残念なところです。

ようやく盛り上がりそうになったところでおわり、
という感じなので
世界観が勿体ないような感じはありました。

作中の犠牲者ネタバレ

「デイ・アフター・トゥモロー・ウォー」の作中で
犠牲になってしまった登場人物たちをご紹介していきます。
それぞれ、作中の判明する時系列順に並んでいます。

〇クララ
任務失敗の責任を負わされてボスに始末される

〇ブルーノ
病に苦しんでいた青年。物語中盤で命を落とした模様。

〇ジェリー
アブデルの仲間。アブデルと共に逃走中に兵士に撃たれて犠牲に。

〇バレリア
壁の外に出られると騙されて謎の男らに捕まり、
後に始末されてしまった模様。
(本人は序盤を最後に登場せず、終盤に安否が言及される)

〇他のデイ・アフター・トゥモローのレビュー〇
デイアフタートゥモロー2018
文明崩壊後から始まります。寄生虫が登場するなどSF的な雰囲気も強いです。

デイ アフター トゥモロー2020
寒波から生き延びようとする家族を中心に描いている作品です。

デイ アフター トゥモロー2021
こちらでは寒波とウイルスが同時に地球を襲います。

デイ アフター トゥモロー2023
とあるチームが寒波に立ち向かいます。別のタイトルの映画の続編です。

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