ジュラシックワールド/新たなる支配者のレビュー＆犠牲者ネタバレ！

ジュラシックワールド3部作の完結作として
2022年に公開された
「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」を
実際に見た感想をお話していきます。

ワールド系は3作品続きましたが
ここで一端の区切りとなる形ですね。

ワールドの完結作

ワールドの完結作

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者は、
ジュラシックワールドシリーズの完結作として
公開されました。
（パーク⇒ワールドのように、また違う名前で続く可能性はありそうですが）

過去シリーズのキャラクターも登場するなどしていて、
集大成的な部分も、どこか感じさせる作品になっています。

なお、ジュラシックワールドの前の
「ジュラシックパーク」からもキャラクターは登場していますが、
基本的には「ジュラシックワールド」の最初から見ていれば
物語自体は理解できると思います。
（ワールドも見てないで、いきなり新たなる支配者だと分かりにくいと思います）

前半は少し空気が違う感じ

物語の前半は、あまり恐竜が絡んでこないので、
今までのジュラシックパークとは少し違う印象を受けました。

その分、序盤はスロースタートな印象も少しあって、
盛り上がり始めるまでに少し時間がかかる印象を受けましたね。

序盤の終わりぐらいに、主人公たちが
敵と直接対決したり、逃げたりする描写がありますが、
”この主人公たち、こういうアクションする人たちだったっけ…？”と、
若干違和感を感じました（笑）

中盤以降は恐竜の出番も増える

中盤以降は、いつものジュラシックワールドな雰囲気を
出し始めて、多数の恐竜も登場するようになります。

異様な雰囲気の恐竜も結構出て来たりして、
いつも通り、襲われるのか、助かるのかみたいな
緊張感も楽しむことができました。

ちなみに、今回は敵となる会社が、
巨大イナゴを開発して暗躍しているので
”イナゴの大群”（結構リアル）が出て来る描写が
何度かあります。
なので、虫が極度に苦手な人は少し気持ち悪く感じるかもしれません。
（前の2作にはこういう描写はなかったと思うので
　虫嫌いの人は注意しましょう）

過去作品のキャラクターも登場

ジュラシックパーク・ジュラシックワールドの両作品から
過去作品のキャラクターも多数登場しています。

私は、パークも一応見たことはあるのですが
小さい頃だったので、かなり記憶が薄れており、
ワールドのキャラしか分かりませんでしたが、
前述の通り、ワールドしか見て居なくても十分理解できる内容なので、
ワールドから入った人も、心配する必要はありません。

ただ、ワールドの過去作のキャラの扱いは割と雑で、
5作目（前作）に登場した二人は序盤のみの登場で、
いつの間にかフェードアウト、
4作目（前々作）に登場した主人公の同僚は、
敵を追いつめたシーンを最後に
その後どうなったのかも特に語られず、フェードアウトしています。
（あの二人はあのあとどうなったのでしょう？
見た感じ、あれ以降何の話も無かった気がしますが…笑）

パークの過去作品のキャラクターはメインで活躍しているので、
こちらはしっかりと描かれていました。

敵サイドのキャラクターは小物が多い

いつも、割とジュラシックワールドシリーズの
敵キャラクターはどちらかと言うと、小物が多いですが、
今回の敵・バイオシンのCEOは、部下の裏切りにも終始気付かず
（てっきり気付いた上で泳がせているのかと思ったら
　本当に気づいてなかったみたいです笑）
自分が不利になってからは、イナゴの扱いにも失敗（？）して
施設内に惨事を引き起こした挙句、逃亡にも失敗して命を落とすという
悲惨な結末でした。

序盤～中盤の雇われの人たちもあっさりと倒されてしまったので、
今回は特に小物感が凄かったですね…
（でも、CEOのキャラクター自体は好きです笑）

ただ、ジュラシックワールドシリーズ全体で、
”人間の敵”は小物なので、いつも通りと言えばいつも通りかもしれません。
（一番個人的に酷いと感じるのは、
前作の自ら恐竜の檻に入って行って自滅した傭兵のおじさんですね笑）

恐竜が解放された世界

前作のレビューの時に（この映画を見る前に書きました）
恐竜を解き放ってしまったのは失敗だったのでは？と書きましたが、
その通り、恐竜が日常に溶け込んだことで、犠牲者は決して0では
無さそうな様子が作中で見て取れました。

ただ、思ったより地獄絵図のような状況にはなっておらず、
ある程度上手く共存できている感じなので、
これはこれで、良いのかも…？とは思えるような感じでしたね…。

また、前作で仮に恐竜たちを逃がしていなくても、今回の映画を見る限り、
バイオシンが恐竜を外に出してしまってそうな感じ
（例の博士がバイオシンにいたので、いずれ何らかの恐竜が生まれたでしょう）なので、
前作のメイジーが恐竜たちを逃がしていなくても、
結局、この物語内の世界は遅かれ早かれ恐竜との共存の道を
進むことになっていた気はします。

エンディング的にも、悲観的な感じではなかったので、
良かった…のかもしれません。