デイ・アフター・トゥモロー2021のレビュー＆犠牲者ネタバレ！

「デイ・アフター・トゥモロー2021」は、
2020年に公開された映画で、
ウイルスの感染が拡大する中、大寒波が襲い掛かり
地球各地が凍り付いていく様子を描いた映画です。

なお、他のデイ・アフター・トゥモローとは関係なく、
制作会社なども毎回異なっていることが多いため、
題名は同じですが独立した作品です。
（アルマゲドン系でも、こういう感じのことが良く起きています）

こちらでは、2021を実際に見た感想をお話していきます。

大寒波とウイルスの脅威

大寒波とウイルスの脅威

「2021」では大寒波によって地球のあらゆる場所が
凍ってしまう危機に見舞われるほか、
ウイルス（何のウイルスかは特に明言されず）の感染が流行している状態という
二重の危機に見舞われている状態です。

私がこれの前に見た「2018」では既に人類の文明は崩壊気味だったり
寄生虫のようなものが出て来たり、随分SFじみた感じになっていましたが
こちらは、まだ文明が崩壊していない状態からスタートで、
SF的な感じはあまりありません。

「ウイルス」の要素は映画としてはいらない気がする

本作は、大寒波とウイルスの要素が登場しますが、
ウイルスの要素がどうも映画を盛り上げるのに役に立っていない感じで、
中途半端な感じがします。

最後まで見ましたが”ウイルスいらなくない？”というのが
正直な感想でした。

何故このような中途半端な要素を入れてしまったのか…
というのは、恐らく2020年公開の映画で、
現実世界では新型コロナが流行っていた時期であったためだと
思われますが
（作中でもコロナっぽい感じのことは言っていますが
一応名前は一切言っていませんでした）、
映画の中でそれを生かせていない感じなので
”だったらウイルスの要素いらなくない？”というのが正直なところでした。

もちろん、映画内でそれが大きく絡んでいるならともかく、
あまり意味がなかった感じですからね…笑

序盤は割といい感じに始まる

序盤は割といい感じに始まって、
この先どうなっていくのか期待を持たせる感じの
物語の広げ方をしています。

導入としては結構いい感じに見えました。

ただ、中盤～終盤にかけてどんどんダラダラとした
感じになっていって、
”力尽きちゃいました”な、感じが強い作品だったりします（笑）

最後は打ち切りエンドを見ているかのよう

中盤から終盤にかけて物語はダラダラとした感じに
なっていき、残り時間が短くなるにつれて
「え？これ本当にちゃんと終わる？」という感じになっていきます。

案の定、最後は急に雑な感じになって、
物語中では二組の安全な場所（エクアドル）への避難が
描かれていますが、
うち一組は、散々途中まで”時間ギリギリ”みたいなことを
言っていたはずが、車が水没して以降、いきなり山越えを始めて
ダラダラした山越えの描写が続いた後に、
無事にエクアドルにたどり着きます。

もう一組は都合よく急にヘリコプターがやってきて、
それに乗り込んで避難に成功！というとんでもなく強引な結末で、
この二組が無事に再会、あっさりとウイルスの問題も解決したような
そんな雰囲気で物語も唐突に終わります。

何となく、広げた物語をしっかりと処理することが
できなかったような、そんな印象を受ける内容ですね…

ただ、アサイラム社（この映画の制作会社）の映画は
結構そういう傾向が強く、
以前見た「ワイルド・ブレイク」と言う映画も、
”え？残り時間少なくない？”と思っていたら
雑に一気に敵が片付けられて終わってしまったことがありました（笑）

なので、よくあることと言えば、よくあること…ですね。

作中の考察

「デイ・アフター・トゥモロー2021」の気になった部分を
考察していきます。

・作中で流行っていたウイルスとは？
作中では”何”なのかは明言されていませんが
公開時期などを考えるとコロナと似たようなものが
流行していたものと考えられます。
ただ、治療薬の輸送に失敗すれば”人類滅亡”みたいな話もしているため
もうちょっと強力なものが作中では流行していたのかもしれません。

・地球は大丈夫だったの？
かなりの広範囲が凍り付いたものと考えられ、
相当な数の犠牲者が出ていると考えられます。
ただ、エンディングでは妙に明るい感じになっていて
あまりそれを感じさせない展開になっています（笑）
復興にも相当時間がかかりそうな規模の被害は
世界各地で出ていると思われます。