ゲノムハザード ある天才科学者の5日間のレビュー!謎も解説!

映画

「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」は、
2014年に公開された映画で、
小説「ゲノムハザード」を原作とした作品です。

謎に満ちた展開から、
アクション要素まで色々な要素が
盛り込まれた作品となっています。

こちらの映画を実際に見た感想をお話していきます。

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原作を見たことがなくても大丈夫?

本作は小説を原作とした映画になっていますが
映画は映画で、1から物語が展開されていくので、
原作を見たことがなくても、
映画自体は問題なく見ることができます。

私も実際に、原作は未読の状態で
映画版を見ましたが、特に問題なく
物語自体は最後まで見れば、ちゃんと理解することはできました。

序盤は謎が多く、混乱することも

序盤は主人公の石神武人の記憶が
混乱している状態でスタートするために、
見ているこっちも混乱してくるような、
そんな展開が続きます。

最後まで見れば、ちゃんと出来事の説明も
行われて、種明かしはしっかりとされているのですが
序盤の時点で「なんかよく分からないな…」となってしまいそうな
感じは、人によってはあるように感じたので、
序盤のとっつきにくさは少しあるような感じはしました。

序盤の混乱具合は、ちゃんと理由付けはあるのですが
人を選びそうな感じはあります。

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次第に謎が明らかになっていくタイプの映画

内容としては最初は謎まみれの状態でスタートし、
見ている側も混乱してしまうような、
そんな感じの映画になっていますが、
終盤で謎が一気に解明され始めて
真実に向かって行く…そんな感じの内容になっています。

主人公は当初、妻の命を奪われて
自分の記憶がどんどんおかしくなっていく状況の中、
理由も分からないまま命を狙われて…という
とんでもない状況に陥ってしまい、
そこから真実を探り始めて、最後には真実にたどり着くという
展開が印象的な作品になっています。

ちゃんと謎が明らかになるのは〇

序盤は結構難解な感じで、
難しそうな映画に感じてしまう部分もありますが、
最後まで見ると、しっかりと作中で提示された謎に
ついては明かされていて、
”ご想像にお任せします”的な部分や、
謎は謎のまま、みたいな部分については特にはなく、
序盤で描かれた”謎”に関しては、
ちゃんと全て明らかになっているのは、
良い部分だと思います。

映画の内容的に途中までは
”よく分からないまま終わるんじゃ…?”とも思いましたが、
そんなことはなく、最後にはちゃんと
”これはこういう理由だった”ということが明かされるのは
良いことですね。

私が見た感じでは、種明かしの部分も
そんなに難しい感じの種明かしではなかったので、
その点も良かったと思います。

アクション要素は…?

主にサスペンス(?)的な感じの内容が
中心で、アクション要素はそこまでは多くありませんが、
終盤ではカーアクションのような展開があったり、
主人公が多少、戦うような場面があったりと、
アクション的な要素も多少は盛り込まれています。

個人的にはこの作品を見ていると、
丁度同じような時期の「MOZU」を(主演の方が同じなので)
思い出しますね…笑

BGMは良い感じ

作中のBGMはなかなかいい感じで、
特にメイン?っぽい曲はなかなか印象に残る音楽でした。
(カーチェイスの時とかにかかっているやつ)

物語の展開にも合っていますし、
音楽的な部分に関しては上手くマッチングしているように
個人的には感じました。

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謎について簡単に説明

作中の「謎」について、簡単に説明しておきます。

・主人公は誰なの?
主人公は当初「石神武人」と名乗っていましたが
本人は「オ・ジヌ」と呼ばれる人物で、研究中のウイルスにより
石神武人の記憶が植え付けられて、
”自分を石神武人と思い込んだオ・ジヌ”となっていました。

・本物の石神武人は?
オ・ジヌが勤務していた研究施設の佐藤博士が「偶然の事故」で
車で轢いてしまい、その証拠を隠滅するために研究所に負傷した
石神武人を連れ込み、実験体として処理しています。

・記憶が混乱した理由は?
石神武人の記憶を流し込んだウイルスが1年ほどで効力を失い、
オ・ジヌとしての記憶が戻りつつあったため
序盤では記憶が混同・混乱していました。

・家で倒れていたのは?
家で倒れていたのは「ハン・ユリ」というオ・ジヌの妻でした。
ただ、記憶が混同していたため、このハンの遺体も「美由紀」だと
思い込んでいて、直後、別の場所から美由紀が電話をかけてきたため、
美由紀が倒れているのに、美由紀から電話がかかってきた?と
混乱していました。

・ハンの命を奪ったのは?
ハン・ユリの命を奪ったのは美由紀で、記憶喪失状態のオ・ジヌに
会いにきたハンと争いになった際にハンが頭を打ち付けて命を落とし、
その後、美由紀と繋がりのある伊吹という男がそれを隠したのが真相でした。
ハン自体が命を落としたのは、佐藤博士やその技術を狙う勢力とは無関係でした。

・命を狙っていたのは?
主人公の命を狙っていたのは、海外の企業で
佐藤博士やオ・ジヌの研究成果を手に入れようと目論む勢力でした。
ただ、オ・ジヌの命を奪うつもりは最初はなく、
また、オ・ジヌの妻が命を落とした件や、記憶の混乱とは無関係でした。

作中の犠牲者ネタバレ

「ゲノムハザード」の作中で犠牲になってしまった
人物をご紹介します。
作中の時系列順に並んでいます。

〇石神武人(本物)
佐藤博士の運転する車と衝突して負傷、
その後、証拠隠滅のために佐藤博士の実験体にされて命を奪われる

〇ハン・ユリ
武人の自宅内で遺体となって発見される。
後に美由紀と争った際に事故で亡くなったことが判明している。

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