イントゥ・ザ・ストームのレビュー!作中の犠牲者ネタバレも!

映画

「イントゥ・ザ・ストーム」は2014年に公開された
竜巻系の映画で、
突如として発生した巨大竜巻の脅威を描く作品です。

父と息子二人の家族、
そして竜巻を追うハンターたちを中心に、
様々な登場人物の視点で物語が描かれて行きます。

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竜巻の脅威に立ち向かう一般人たちを描く作品

地球規模の大災害が起きるタイプの映画ではなく、
とある地区に襲い掛かる巨大竜巻の脅威を描く映画で、
物語の舞台となる範囲は比較的狭まめな作品です。

メインの登場人物たちも
”世界を救おう”とか、そういう感じではなく
学生だったり、その父親の教師だったり、
竜巻ハンターだったりとごく普通の一般人であることが
特徴の一つの作品ですね。

複数の視点から描く感じの作品

作中では主に、
父と息子二人の家族と、竜巻ハンターたちの視点を中心に、
複数の視点で、竜巻による災害に立ち向かう物語が
描かれて行きます。

途中から、親子の方は、兄は別行動になり
主に3視点で物語が展開されます。
(他に冒険者二人組の視点でも物語が描かれたりしますが
これは脇役なのであまりメインには絡みません)

視点が若干コロコロと変わるので、
最初のうちは慣れるのに時間がかかるかもしれません。

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無駄な登場人物が少し多い気がする

映画の時間はそんなに長い作品ではありませんが、
その割にモブキャラでもいいような
無駄な登場人物が少し多い感じで、
序盤はそういった人物たちの紹介的なシーンも多いために
少し、序盤の盛り上がりに欠ける印象を受けました。

冒険者の二人組とか、学校のほとんど出番のない生徒
(わざわざメインみたいな出方をしなくても良かった気がします)など、
若干、作品自体の時間の割に無駄な時間を割いているような
そんな感じがしてしまいました。

特に、学校の生徒はメイン級のキャラかと思ったら
全然出番がなくて笑えました。
(その割にプライムビデオの吹き替え版の方のページでは、
 サムネイルになっていたりして笑えます)

フルネームと立場がどんどん紹介されるので、
最初は「え?登場人物多くない?」と、少し感じるような
そんな作品でした。

途中からはなかなかいい感じに

最初は若干ダラダラとした印象を
個人的には受けましたが、
中盤から(竜巻が本格的に登場してから)は、
だんだんと盛り上がっていき、
先が気になる展開になっていきました。

ちょっとスロースタートな印象を受ける作品でしたが
中盤以降は割と面白かったので、
個人的には見て良かったと思える作品ですね。

ラストの方も、なかなか印象に残る結末でした。

竜巻の感じは迫力があって〇

実際の竜巻を近くで見たことはありませんが、
竜巻の演出はそれなりに雰囲気が出ていて、
緊張感も感じられるので良いですね。

映像も、安っぽい感じではなく、
ちゃんと竜巻が迫ってくるような恐怖も
感じられるので、竜巻の演出面に関しては
良くできている印象でした。

普段、B級映画もそれなりに見るので
こういうところが酷い演出の作品も結構あるため、
イントゥ・ザ・ストームの竜巻の演出は
個人的には良かったように思います。

タイタスもなかなか良い感じ

作中には竜巻を追うための装甲車・タイタスが
登場して活躍しています。

なかなか乗り心地(?)が良さそうで
見ていて印象に残る乗り物でした。

展望室(?)みたいなところもあったり、
地面に固定することができる装備があったり、
色々な機能もついていて、劇中でもそれなりに活躍していますが、
最後、竜巻の直撃の際には耐え切れずに
そのまま飛ばされてしまっています(笑)

実際にこんな感じの車が使われるのかどうかは知りませんが、
この映画内では、それなりに印象に残る部分でした。

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作中の犠牲者ネタバレ

「イントゥ・ザ・ストーム」の作中で犠牲になってしまった
登場人物たちをご紹介していきます。
作中の時系列順に並んでいます。

〇ビリーたち4名
冒頭の場面で登場した高校生4名。(ビリー以外は名称不明)
夜道で竜巻に遭遇し、4名全員、乗っていた車ごと吹き飛ばされて犠牲になる。

〇ジェイコブ・ホッジス
竜巻ハンターのクルーの一人でカメラマン。
物語中盤で発生した火炎竜巻に巻き込まれてそのまま犠牲となる。

〇ピート・ムーア
竜巻ハンターのリーダー。終盤で生存者が排水溝に逃げ込んだ際に、
自ら、装甲車で排水溝の出口を塞ぎ、他の生存者たちを助ける。
その後、装甲車ごと竜巻に巻き上げられて犠牲になる。

※冒険者(自称)の2人組も途中で竜巻に飲み込まれていますが
エンディングで生存が判明しています。

映画の結末はどんな感じ?

最終的には、撮影チームと学校関係者たちが合流し、
竜巻が学校に直撃することになったため、
避難することになります。

ただ、主人公たちが乗った車は避難が遅れてしまい、
近くの排水溝で竜巻をやり過ごすことになり、
危機的状況の中、ピートの身を挺した行動によって、
主人公親子や、ピートの仲間だった撮影クルーたちの生き残りは
無事に助かる…という結末を迎えました。

ピート自身は、竜巻の目に入ったあとの風で
装甲車ごと飛ばされてしまい、
犠牲になりましたが、他の人たちはほとんどが
助かった形ですね。

その後、甚大な被害を受けたことが
描かれていますが
主人公の親子や、竜巻ハンターの生き残りたちは
前向きに復興に取り組んでいく、というようなところで
物語は終了しています。

基本的には、被害は受けたものの前向きなエンド…
という感じの結末になっていました。

今のところ、特に続編などはありません。

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