デイ・アフター・トゥモロー2018のレビュー!作中の用語も解説!

映画

「デイ・アフター・トゥモロー2018」は、
2018年に公開された映画で、
氷河期が訪れ、さらには寄生生命体も徘徊する
危険な世界を舞台とした作品です。

ただ、ディザスター系の映画というよりも
SF要素の強めな独特な世界観のある映画で、
ディザスター系の映画だと思ってみると、
「思ってたのと違う」となる感じの映画ですね。

こちらを実際に見た感想をお話します。

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「デイ・アフター・トゥモロー」とは関係ない

2004年に公開された映画「デイ・アフター・トゥモロー」の
続編のような感じの題名に思えると思いますが
”内容は全く関係ない”ので、注意が必要です。

私も「デイ・アフター・トゥモロー」は見たことがありますが、
この作品は”単に題名が同じ”なのと(B級映画ではよくあることです)、
”氷河期が訪れている”ぐらいしか共通点はなく、
後は全くの別物です。
登場人物にも世界観にも共通点はなく、制作も別なので、
「あの作品の続編!?」と、勘違いしてしまわないように
注意が必要ですね。

内容自体も、こちらは既に崩壊した世界を舞台に
主人公たちを追う特殊部隊と戦うようなお話なので、
”氷河期に立ち向かう人類”みたいな話ではなく
ディザスター系の映画ですらないため、
結構”誤解を招きそうなタイトル”は疑問を感じるところです。

要素を詰め込み過ぎて消化できていない

映画自体は82分と短めですが、
氷河期に、謎の特殊部隊、さらには謎の寄生生物、
安全地帯とされる謎の場所「シャングリラ」、主人公たちの謎の特殊能力、
寄生生物を崇拝するような謎の団体…と、
あらゆる要素を詰め込みすぎてしまっていて、
その一つ一つが生かされていない状態です。

最初、始まった時も”何か別の映画と物語が繋がってるやつを
見てしまったかな?”と思うぐらいに結構いきなり始まり、
最後も「俺たちの戦いはこれからだ」みたいなエンドで、
中途半端に終わってしまい、完全に”要素を詰め込みすぎ”な
状態になってしまっていました。

”あれは必要だった?”と、思えてしまうような
要素の詰め合わせのような感じですね…。

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展開は割とダラダラ…

時間が短く、要素をぎっしりと詰め込んでいる割に
序盤の途中から
終盤までの展開はかなりスローで、
現在の展開と、回想シーンを織り交ぜながら
展開していきます。

回想シーンでは主要キャラの一人、ケイロの過去と、
人類がこうなるまでの状況が描かれていますが、
このシーンも結構それぞれが長く、
しかも本編にあまり生かされていないので、
これもまた驚きです。

最後の最後でようやく、主人公たちを追ってきた
特殊部隊との戦いが始まりますが
あっさりとこれも終わってしまい、
決着がつかないまま終了…と、そんな感じに
なってしまっています。

終盤だけどんでん返しも…

終盤だけ、どんでん返しがあり、
「実は主人公たちは人間側ではなく、
寄生している側(コングリング)」であったことが判明します。

ただ…これも私は途中から
主人公たちが変な能力を使ってるし、そうなんだろうな…と
思いながら見てしまっていたので
ある意味予想通りでした(笑)

とは言え、これは気付かない人も多いと思うので、
気付かずに最後まで見ることができれば
驚きも感じられるかな、と思います。

このどんでん返しの部分だけは、
なかなか工夫されていたようには思いますね。
(よくよく見返すと、序盤の二人組と合流した際の会話で
既にそれらしき発言をしています)

尺があって丁寧に描かれていれば…

世界観的にはなかなか面白そうな土台が
出来ているために、時間が短いことが
残念な作品ですね。

尺がもっと長ければ、
もう少し丁寧に描けたかもしれませんし、
壮大な世界がちゃんと描かれていれば
内容も面白かったような…気がします。

ただ、映画1本ではどう考えても無理な感じの展開なので
やはり詰め込み過ぎな感じは否めません。
映画複数本でやるか、ドラマでやるか、小説でやれば
もう少し違ったかもしれませんね。

作中の用語解説

作中には短い時間ながら専門用語が
多く登場しています。
需要は無さそうですが、一応解説を…笑

・イカンカール
作中に登場する教団。
主要キャラのケイロが過去に所属していて、
人類と明確に敵対姿勢をとっているコングリングたちによる
団体と思われる。

・グリーンアイズ
コングリングを追う特殊部隊。
既に実戦経験のある人間が減っていて
人手不足に悩まされているような描写も、
作中終盤に直接対決することに。

・コングリング
へズオ製薬が生み出した謎の生命体。
人間を支配することも可能で、
作中では既にコングリングに支配されている状態の
人間が大量に存在している状況に。

・シャングリラ
コングリングたちが目指す「安息の地」。
伝説上の存在と作中では語られていて、
最後まで実際に到着しないため、
実在していたのかどうかは不明。

・へズオ製薬
作中に登場する企業。
元々は寄生生物を軍事目的で開発していた模様。
コングリングの暴走後、どうなったのかは不明なものの
研究施設が廃棄されていることから崩壊した可能性も。

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作中の犠牲者ネタバレ

「デイ・アフター・トゥモロー2018」の
作中で犠牲になってしまったキャラクターたちを
それぞれご紹介していきます。
(作中の時系列順に並んでいます)

〇タイ
仲間の一人。終盤のグリーンアイズとの戦闘の際に
毒の弾丸による攻撃を受けて命を落とす。

〇グリーンアイズ
特殊部隊。主人公たちの前にやってきたメンバーは
乗っ取られた一人を除き、全滅した模様。

〇クイント
仲間の一人。グリーンアイズの生き残りを尋問中に
反撃を受けて、犠牲となる。
しかし、中身のコングリングはその生き残りに移動したため
無事だった模様。

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