映画 ワイルドカードのレビュー!終始低空飛行な感じも。

映画

「ワイルドカード」は
2015年に公開された映画で、
スリラー系の映画として公開された作品です。

1986年に公開された「ビッグ・ヒート」という
映画のリメイク作品となっている作品ですね。

実際にこちらの映画を見た感想を
お話していきます。

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原作は見てなくても大丈夫?

本作は「ビッグ・ヒート」というタイトルの映画の
リメイク(その映画も同名の小説を原作として映画です)に
なっていますが、
私自身、ビッグ・ヒートもその映画の原作小説も
読んだことがない状態で
今回の「ワイルドカード」を見ました。

が、特に”原作を見ていないことによる不都合”のようなものは
感じませんでしたし、
物語自体はちゃんと理解できる内容だったので
問題なく、見ることができました。

原作などを見たことがなくても
特に大きな問題はないように感じます。

メインの物語が分かりにくい感じも

実際に見てみると”何がメインの物語なのか”
あまり分からないまま、時間だけが過ぎていき、
最終的に大きな盛り上がりを見せることもないまま
(最後のアクションシーンは、いい感じでしたが)
終わってしまう感じの映画で、
複数の話を盛り込んでいる故に、
どれがメインなのか分からないまま終了してしまう感じでした。

最初はヒロインらしき人を救うために
敵と戦う話なのかな?とも思ってましたが
その問題も割とあっさり解決して、
映画の半分ぐらいの部分でヒロインは街を去り、
以降登場しなかったりと、テーマがあまり定まっていないような
印象を受けました。

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盛り上がる山場のシーンが少ない

映画の全体的な印象としては、
”終始低空飛行”な感じで、
安定した感じはあるものの、盛り上がる部分”見せ場”が少ない…
そんな感じの印象でした。

主人公が、自分自身でも自分が何をしたいのかあまり
分かっていないような(自分を見失っている状態な感じ)人物なので、
映画の展開もそんな感じになってしまっていて、
終始盛り上がるというよりも、色々な部分が中途半端になったまま
物語が進んでいく感じです。

多くの映画では”見せ場”だったり、
盛り上がるシーンだったり、
クライマックスのシーンだったり、
色々な見どころがありますが、
この映画の場合は、そういった部分が少なく、
クライマックスのアクションシーンもあっさりと終わってしまう
(シーン自体はいい感じ)ので、
見せ場の時間が極端に少ないような
そんな感じでした。

常にドラマや映画の”中盤のシーン”をダラダラと
流されているような、そんな感じですね。

アクションシーンは〇

主演のジェイソン・ステイサムさんによる
アクションは、とても良い感じで、
私もワイルドスピードシリーズやデスレースなどの
作品でも見たことがありますが、
今回も良いアクションでした。
(それだけに、アクションシーンが割と少ないのは残念なところです)

渋い感じも健在で、ファンの方であれば、
主演目当てで楽しめる作品のような感じはあります。

アクションシーン自体、数も時間も少ないので
せっかくのアクションがあまり活かせていない点も
少々残念に感じる点の一つでした。

ただ、アクションシーン自体は
良い感じです。
(それが短く、少ないこと以外は…)

最後も割とあっさり…

最後には作中で敵対した
デマルコという敵と対決しますが
割とあっさり決着がつき、
そのままエンディングに向かうことになります。

デマルコ自体、主人公のニックと比べると
かなり格下な相手で、
初登場時から小物感を丸出しにしている状態だったので、
すぐに倒されそうだな…と思っていたら
案の定、すぐに倒されてしまいました(笑)

その後は、協力してくれた青年と少し会話を交わして
街を去る決意をし、
主人公が街を去っていくところで物語は終了します。

その後どうなったのかは分かりませんが、
色々前向きになったような感じではあったので
またどこか新しい地に流れ着いて、
新たな人生を始めそうな、そんな描かれ方でした。

一言で言い表すのは難しい

「ワイルドカード」という作品を
一言で言い表すのはなかなか難しい感じです。

アクション映画ではないですし、
(アクションシーンはほとんどありませんし)
サスペンス的でもないですし、
何か大きな事件が発生するわけでも、
恋愛ドラマが展開されるわけでもありません。

非常に一言で言うのが難しい感じの作品ですね…

ただ、独特な”味”はあるものの、
最初から最後まで終始低空気味な映画なので、
盛り上がるシーンだとか、
そういったものを求める人には
あまり向かない作品かな?とは思います。

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作中の犠牲者ネタバレ!

「ワイルドカード」の作中で犠牲になってしまった
キャラクターたちをご紹介していきます。
(作中の時系列順に並んでいます)

〇ダニー・デマルコ
ニックと因縁を持った男。
終盤でダイナーにいたニックを襲撃するも、
裏口で部下共々返り討ちにされて絶命する。

作中では、デマルコ本人とデマルコの部下以外は
特に犠牲になった登場人物はいませんでした。

続編やシリーズは存在するの?

ワイルドカードは、現時点では続編は
存在していません。

最初に少し触れた通り、
リメイク前の作品「ビッグ・ヒート」という映画が
存在しており、その原作小説も存在しています。
(物語的には小説の方が合っているかもしれないような気も)

なお、同じくジェイソン・ステイサムさんが出演している
”ワイルド・スピード”シリーズとは
題名は似ていますが関係ありませんので、
勘違いしないように注意してください。
(ワイルドスピードの外伝とか、そういうものではありません)

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