デス・スピードのレビュー&考察!作中の犠牲者ネタバレも!

映画

「デス・スピード」は、2009年に公開された映画で、
レース系とホラー系の映画が混ざったようなそんな内容になっています。

主人公JJのライバルであったレーサー、カッターが
レース中に事故で命を落としてしまい、
それから10年以上が経過したある日、
カッターの怨念が宿る車に主人公が追い回される…
という内容になっています。

こちらを実際に見た感想をお話します。

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ゴーストカーに追い回される作品

内容としてはレース中に命を落としたかつてのライバルが
宿るゴーストカーに主人公のJJがひたすら追い回されて、
それから逃げようとする…
というものです。

そこにかつての恋人との人間関係や
娘との人間関係などを織り交ぜた、
そんな作品ですね。

そこまでホラー的な感じではない

主人公のライバルレーサーの怨念が車に宿る…と聞くと
ホラー要素が強いのでは?と思う人もいるかもしれませんが
そこまで過度にホラー要素が強い作品ではなく、
”怖い”という感じではありません。
ホラー系が極度に苦手!ということでもなければ
このあたりはあまり問題はないと思います。

ただ、このゴーストカーによって犠牲になる人々が
割と残酷なやられ方をするので、
スプラッター的な描写が苦手な人は注意した方が良いですね
(妙にそのあたりの描写だけ力が入っているような気も…笑)

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災難な主人公

主人公のJJは冒頭のレースの事故がきっかけで
レーサーの道から去ったようですが、
この事故は後にライバルだったカッター側が仕組んだ
マシントラブルが原因(JJのマシンがトラブルを起こしたのは
カッターたちのせい)であることが判明した挙句、
レーサー時代にいた街に戻って来たJJは、
カッターの兄のクリフから「カッターの乗ってた車を復元させたんだ」と
奇妙なものを見せられた挙句、
当時の事故の真相を嫌味っぽく告げられたりします(笑)

また、保安官のトムからも「お前が犯人だな!」と決めつけられるなど
散々な扱い…笑
舞台となる街の嫌な感じを存分に味わえる作品です(笑)

カーチェイスは微妙な感じ

終盤ではカッターのゴーストカーとの戦いになりますが
あまりスピード感がなく、
ノロノロとしたバトルが繰り広げられます。

あまり、レース的な部分には期待しない方がいいかな?と
思ってしまうような感じですね。

思ったよりゴーストカーの暴れっぷりも微妙で、
何だか適当にドライブしてるような感じも…笑

ゴーストカーは何をしたかったのか

カッターの怨念が宿るゴーストカーの目的も
イマイチ不明瞭で、
JJを恨んでいる!とする割には、
モブキャラや、その他の人物は一撃で仕留めるのに対し、
JJの命を奪うチャンスがあったのにそのまま走り去るという
意味不明な行動を見せています(笑)

また、JJの娘に対しても、
他のキャラの時はとっくに命を奪っていたのに、
全然命を奪わなかったりと、
逆に「JJたちの命は奪うつもりはない」ように見えるような
行動を繰り返していて、このあたりは終始謎でした。

実はJJたちと遊びたかっただけなのかもしれません(笑)

最後があっけない

最後の決着が妙にあっけなく、ゴーストカーを倒して
即エンディング、という流れでした。

JJは配達中だった車をゴーストカーとの戦いに
使ってしまったので、恐らく運送業はクビでしょうし、
ゴーストカーによって命を奪われた人々は
「JJのせい」になってそうな雰囲気(警官たちもやられてしまいましたし)ですし、
この先大丈夫なのかな…?という心配でいっぱいです(笑)

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最後の展開の考察

ラストシーンではスクラップにされた
カッターの車が積まれていたところが崩れる…
というシーンで終わっています。

カッターの車が再び動き出す描写は最後まで
ありませんでしたが、あの感じだと
また動き出しそうな気がしますね…。

そうなると、またJJが狙われることになりそうです。

ただ車が倒れただけのようにも見えますが
水没しても、爆発しても無事だったところを見ると、
あの程度のダメージでは、
まだゴーストカーは健在…であるように私には見えました。

それより…JJたちはどうして
あんな中途半端なところまでしかカッターの車を
破壊しなかったのでしょうか?笑

身動きできない状態にしてあったわけですから、
もっと完全に、絶対に再生しないように
破壊しておいた方が良かった気がしますが…。

これで、デス・スピードⅡになってしまったら
JJのせいです(笑)
※Ⅱは今のところありません。

作中の犠牲者ネタバレ

「デス・スピード」の作中で犠牲になってしまった
キャラクターたちをご紹介します。
(作中の時系列順に並んでいます)

〇カッター・マクロウ
冒頭のレースでライバルの車のトラブルに巻き込まれる形で
事故を起こし、命を落とす。

〇テッド
車を盗もうとした若者。
トランクを確認している際に巻き込まれて犠牲になる。
また、相方もシートベルトに絞められて命を落としている。

〇クリフ
カッターの兄。
夜間にカッターの車を処分しようとしたところ、窓に挟まれて犠牲になる。

〇タズ
トムが遺体で発見されたと名前を語っている人物。
その前のシーンで車に倒された警官のことなのか、
クリフの同僚か何かのことなのかは不明。

〇トム・ホッグス
保安官。JJを犯人と勘違いして尋問している際に
車に跳ねられて命を落とす。
また、この際に部下の警官もタイヤの下敷きにされて命を落としている。

〇車
カッターの怨念が宿るとされている車。
最後はスクラップにされて活動を停止している。
(エンディングでは不穏なシーンもあり)

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