GTI Club ワールド シティ レースは、
コナミから発売されたレースゲームで、
ＷｉｉとＰＳＰ向けに発売された
タイトルになっています。
実際に遊んでみた感想から、シリーズの歴史、
売上の情報、
続編はあるのかどうか、などについて
詳しく解説をしていきます。
シリーズの歴史！
GTI Club ワールド シティ レースは、
新作ではなく、元々はアーケードゲームとして
発売されたレースゲームを
Ｗｉｉ／ＰＳＰ向けに調整して発売したものに
なっています。
GTI Club supermini Festa!というタイトルで
2008年にアーケード向けに稼働したタイトルですね。
ＷｉｉとＰＳＰのソフトはこれがベースになっています。
（↑のタイトルは2015年にサービス終了（サーバー終了）となっています）
その後、2010年2月にＷｉｉ向けとＰＳＰ向けに発売されたのが
GTI Club ワールド シティ レースです。
Ｗｉｉ版はパッケージ版が存在していますが
ＰＳＰ版はダウンロード専売となっているので
注意してください。
なお、私がプレイしたのは「Ｗｉｉ版」の方になっています。
基本的な内容は他機種版と同じですが、
感想等の記述内容に、一部異なる部分もあるかもしれませんので
その点は予めご了承下さい！
見た目に反してCERO B
ゲームのパッケージだとか、雰囲気を見ていると
明らかに全年齢対応のゲームに見えると思いますが
実際にはＣＥＲＯ Ｂ（12歳以上対象）になっているゲームです。
もちろん、Ｂのタイトルは実際のところ
購入制限もありませんし、普通に遊んで
問題ないのですが、
なんとなくイメージと違うだけに
個人的にはびっくりでした。
一応、理由としては交通渋滞の中などを
走るから、ということですね。
こういった理由でＢになっているタイトルは
結構「え？これが！？」ってイメージのものも
多かったりします。
さっくり楽しめる作品
元々がアーケードゲームなので、
さっくりと楽しめる作品になっています。
1回のレース時間も長々とした時間ではなく
コンパクトな感じで遊べるタイトルなので
その点は非常に遊びやすい作品であると感じます。
ルールやステージなどに関しても
ある程度の量は用意されており、
十分な量であると思いますし、
グラフィックの感じも（今の時代の水準で見てしまうと
綺麗とは言えませんが）
悪くはないと感じます。
公道を舞台としていることもあり、
他の車を避けたりだとか、
そういった要素があるのも、
この手のレースゲームだと珍しいですね。
（ニードフォースピードだとか、
リアル系統のグラフィックのレースだと
度々ありますが、こういうタイプのものだと
非常に珍しい印象を受けます）
意外とボリュームがある
アーケードゲーム出身ということで、
すぐに終わってしまうんじゃないか、と
思う人も多いと思いますが
意外に色々なレースやモードが用意されており、
クリアしていくと新たな難易度も追加
されたりと、思った以上にボリュームも
ある作品になっています。
あっさり終わるんじゃないか？と思っていると
思った以上に遊べる作品…という感じですね。
難易度は見た目より高い
ゲームの難易度は見た目よりも
だいぶ高い感じですね。
ミニカーっぽい感じなので、
簡単そうに見えますが、
だんだん進むにつれて難しくなってきて
隠しクラスは、なかなかの難易度だったと
記憶しています。
あくまでも”見た目よりも難しい”という
意味ですが、思ったより
歯ごたえのあるゲームプレイを
楽しめる（子供だと挫折するかも…？）
作品になっています。
ミニゲームなどの要素も
ミニゲームなどの要素も入っていますし、
対戦ゲームとしても遊べるのではないでしょうか。
元々はオンライン対戦にも
対応していましたね
（現在はオフライン対戦のみ）
家族で遊んだりするのであれば
なかなか良いレースゲームであると感じます。
もちろん、対戦できる環境が無くても、
一人でもそこそこ遊べる作品
（上で書いた通り思った以上にボリュームもありますし
思った以上に難易度もそこそこ）になっているので、
仮に対戦ができなかったとしても、
レースゲームが好きなら、遊べるはずです。
売上はどのぐらいだったの？
GTI Club ワールド シティ レースの売り上げは
アーケード版は家庭用ゲーム機向けではないので不明で、
ＰＳＰ版はダウンロード専売のために
データがありません。
Ｗｉｉ版に関して言うと、初週の売上が千本前後（800本？）と
言われており、非常に厳しい結果であったことが分かります。
Ｗｉｉ後期のタイトルであったこと、生産本数もそもそも
少なかったこと、Ｗｉｉ時代は任天堂以外のタイトルが
なかなか売れなかったことなど、マイナス要因が
重なってしまった結果と言えるのではないでしょうか。
続編は出ないの？
アーケード版当時から、設置台数が少なく、
Ｗｉｉ版の売上も数値だけを見れば悲惨な結果で
あったと言えますから、続編となると
なかなか厳しいのではないかと思います。
また、発売元のコナミも、ゲームに対して
以前と比べると、かなり消極的になっていること、
レースゲームというジャンル自体の売上が
マリオカートやグランツーリスモなどのごく一部を除いて
軒並み厳しい結果になっていることなども考えると
続編が発売される可能性は、ほぼ”絶望的”と
言えるのではないでしょうか。
仮に出るとしても、
他のレースゲーム（新規タイトル）という形になりそうな気がします。
