トゥモロー・ウォーのレビュー&ネタバレ!未来が絡む作品!

映画

「トゥモロー・ウォー」は、
2021年に公開された映画で、
国内ではプライムビデオで配信された作品です。

エイリアンの侵略を受けている未来の世界から
助けを求める人々がやってきて、
現代から未来に、主人公たちが送り込まれていくという
SF要素のある作品です。

こちらを実際に見た感想をお話していきます。

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未来で戦うだけではないSF映画

物語は、30年後の未来からやってきた兵士たちから、
エイリアンの侵略を受けてることを聞かされ、
その後、主人公たちが30年後の未来に赴き、
そこで戦う…というお話ですが、
それだけではなく、終盤では未来から現代へと戻り、
現代でも戦う要素があるなど、
未来と現代の両方が描かれる作品です。

エイリアンの侵略に、
タイムトラブル的な要素など、
SFが好きな人にとっては、嬉しい要素が
多数盛り込まれている作品ですね。

未来での戦い

中盤では未来での戦いが描かれます。
ただし、既に未来の世界は壊滅状態にあり、
未来の日常などは描かれません。
(未来でのシーンでは、そんなに移動範囲は広くない感じで、
 中盤以降はずっと施設の中にいるため、
 そんなに未来感を感じなかったりもします…笑)

よくある宇宙人との戦いを描く映画のような感じで
物語は進行していき、一緒に未来へやってきた人々が
次々と離脱していきます。

ただ、未来で主人公の娘と再会してからは、
娘との”エイリアンを倒すための研究”の描写が中心となり、
一緒に未来にやってきた人たちの出番は割と少な目です。

王道的な展開ですが、未来で成長した娘と会う、と言う展開は
なかなか印象的でした。

最終的に敵エイリアン「ホワイトスパイク」の大群に包囲される状況の中
主人公は何とか現代へと帰還を果たします。

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未来へ影響を与えるタイプではない模様

本作の未来と過去の関係は若干特殊で、
「2022年」(主人公のいる時代)で運命が変わっても
「2051年」(助けに来た未来)の未来は変わらないようで、
「実際に2051年⇒2022年に助けを求めたあとでも、
2051年の状況は何も変わっていないことから、
”2022年で何をしても”、”助けを求めに来た2051年”には
何の影響も出ない、ということが伺えます。

ただ、2051年へと向かう人々の人選は、
2051年時点で既に存命していない人を選んでいるなど、
タイムパラドックスを恐れている描写もあり、
このあたりの条件は少し曖昧です。

少なくとも、作中の描写を見る限り
「助けを求めに来た2051年」の運命は、変えることは出来ない様子で、
「2022年」でエイリアンの問題を解決しても、
「別の2051年」が生まれるだけで(並行世界的な感じ)、
2022年でエイリアンを殲滅しても「助けを求めに来た2051年」は
そのままの状態のようです。

実際、2051年から2022年に戻る直前に、
主人公と未来の娘がそんな感じの会話をしている
(エイリアンを倒すための薬を2022年に持ち帰っても、
この2051年が救われるわけではない、というような話をしています)ので、
過去の行動は”既に2051年が訪れた世界”には影響を与えることができないようです。

終盤では現代でも戦う

2051年の戦いを最後までやるのかと思って見てましたが
そうではなく、終盤では2022年(作中における現代)へと帰還し、
その後、現代でエイリアンたちのいる場所を見つけ出して
交戦することになります。

割とこの戦いはあっけない感じですが、
共に2051年で戦った仲間との共闘なども描かれるので
最後にはふさわしい感じでした。

元の世界で何があったのか気になる

「本来の2051年」の世界では主人公は既に交通事故で
命を落としており、さらには妻とも離婚していることが
語られています。

しかし、”具体的に何があったのか”は最後まで
明かされなかったので”本来の世界”で何が起こるのかは
気になるところですね…笑

映画本編では、2022年のうちにホワイトスパイクを
殲滅することに成功しているので、
”助けに来た2051年”のような世界にはならず、
また別の未来に進んで行くのだと思われます。

主人公の雰囲気的に、今度は離婚することもなく
上手くやっていくのではないでしょうか。

作中の犠牲者ネタバレ

「トゥモロー・ウォー」の作中で
犠牲になってしまった登場人物を、
作中で明らかになる順にご紹介していきます。

〇ノラ
2051年の戦闘の際にホワイトスパイクから逃げきることが出来ず、
その場で時間を稼ぎ、ロバート共々犠牲になる。

〇ロバート・コーワン
2051年での戦闘の際にノラと共にその場に残り犠牲となる。

〇ダン・フォレスター(2051の世界)
交通事故で既に亡くなっていることが
2051年の娘の口から語られる。

〇ミューリ・フォレスター(2051年の世界)
ホワイトスパイクを倒すための薬を完成させた後に、
それをダンに託して、ダンを元の世界に送り届けようとする。
最後はホワイトスパイクの大群の中に転落して命を落とした。
(描かれていませんがミューリの部下のグリーンウッド少佐も
この戦いで命を落としていると思われます)

〇ドリアン
終盤の宇宙船内での戦いの際に、ホワイトスパイクを道連れにするため、
宇宙船を起爆、そのまま犠牲となる。

〇ハート中尉
宇宙船内での戦いの際に、ホワイトスパイクの大群と遭遇、
ドリアンに爆弾を爆破するように指示し、犠牲となる。
直接的には描かれていませんが、
この際に部下(イケンバ少尉ら)三名も犠牲になったと思われます。
(※爆破時に船内にいたため、時間的に脱出は不可能)

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