「Xマルチプライ」はアイレム(当時)から
発売された横スクロールシューティングゲームです。
独特な世界観が特徴的なシューティングゲームで、
その点が最大の特徴とも言える作品ですね。
こちらの作品を実際に遊んだ感想を
お話していきます。
遊べる機種は?
「Xマルチプライ」が遊べる機種は
現時点では下記の通りです。
・プレイステーション5
・プレイステーション4
・プレイステーション1
・ニンテンドースイッチ
・XBOXONE
・セガサターン
プレイステーション1とセガサターン版は
単体では発売されておらず
「アーケードギアーズイメージファイト&Xマルチプライ」に
収録されています。
また、switch、PS4、PS5、XBOXONEは
「アイレムコレクションVol1」に収録されています。
(ただし、PS4とswitchはアーケードアーカイブス Xマルチプライも
ダウンロード専用で発売されているのでダウンロードでよければ
単品で購入することも可能です)
(※コレクションのレビューはこちら⇒アイレムコレクションVol1のレビュー)
数多くの家庭用ゲーム機向けに移植はされていますが
基本的に”他ゲームとのセット”で発売されていることが多い作品です。
※私が遊んだのはニンテンドースイッチ版になります。
独特な世界観が特徴的
Xマルチプライは戦いの舞台が
”人間の体内”になっていて、
そのためか、全ステージ少しグロテスクな雰囲気を
感じさせる、そんな風景になっています。
同じく横スクロールシューティングゲームの
コナミのグラディウスシリーズで言うと、
”全部細胞ステージ”みたいな感じのステージ構成ですね。
他の横スクロールのシューティングゲームと比較しても
”異様な雰囲気”が演出できていると感じます。
ただ、逆に言うと
”ステージの雰囲気は似たような雰囲気が多い”とも言えるので
バラエティ豊かなステージ構成は
少し犠牲になっているような感じもします。
全体的に暗い感じはある
上で書いたような世界観であるため、
全体的にステージは暗く、
例えばシューティングゲームでよく出て来るような
都市のようなステージはありませんし、
明るい風景のステージもありません。
敵キャラもグロテスク系かつ、
音楽も世界観に合わせたような雰囲気の曲が多いために
全体的な雰囲気としては”暗い”です。
私はこれはこれで好きですが
人によっては”暗すぎる”と感じるようなことも
もしかしたらあるかもしれません。
ルール自体は割とオーソドックス
世界観や設定は非常に個性的な作品ですが、
”ゲーム”としてのルール自体は
割とオーソドックスな作品で、
極端に特徴的なシステムはありませんでした。
基本的に”どこかで見たことのあるようなそんな感じ”の
内容ですね。
(つまらない、という意味ではなくルールは普通なので
世界観のイメージとは違い、分かりやすいということです!)
個人的には同社の「R-TYPE」シリーズと
コナミの「ゼクセクス」が混ざったような
そんな印象も受けました。
これが人間の体内…
設定上、本作のステージは”人間の体内”ということに
なっていますが、こんなに気持ち悪い感じの敵が、
身体の中に大量にいたら、
身体が壊れてしまいそうですね(笑)
実際に作中のストーリーでは、
この極小エイリアンたちによって人間が
次々犠牲になっているので、実際に作中では
命を落としている設定にようですが、
ゲーム中で舞台となった人間は恐らく主人公の活躍により
助かっているので、
こんな状態からよく助かったものだとある意味感心します(笑)
難易度はそれなりに高い
全体的に地形が狭いステージも多く、
難易度としてはそれなりに高い印象を受けました。
特に中盤以降は狭い道なども多くなり、
敵の攻撃を避けながら、狭い道を潜り抜けたりしないと
いけない場面もあるため、
結構細かい操作を要求される場面も多いです。
また、家庭用ゲーム機版では難易度調節もできますが
難易度を下げても”それなりに難しい”ので、
その点は注意をしておきましょう!
ただ、アイレムコレクション版やアーケードアーカイブス版は
いつでもセーブ・ロードができるので
最悪の場合は、セーブ・ロードを上手く使うことで
シューティングが苦手でも強引にクリアはできるとは思います(笑)
※アイレムコレクション版には「無敵」の設定もあります。
隠し要素や裏技は?
Xマルチプライの隠し要素・裏技は
機種によって異なります。
PS1版などには隠しコマンドなどもありますが、
クリアで追加されるような要素は
シリーズを通して、特にありません。
コマンドなどの詳細は以前書いた
Xマルチプライ全作品の隠し要素・裏技の記事で
ご紹介しているので、そちらの方をご覧ください!
Xマルチプライの続編は存在するの?
Xマルチプライは現時点では1作品しか登場しておらず、
複数の機種に移植はされましたが
「Xマルチプライ2」のような作品は
特に発売はされていません。
現この時代とは違い、シューティングゲーム自体の
売上が現在は落ちていることから
生き残っているシリーズ(移植以外で新作が出るシリーズ)は
かなり当時よりは減っている状態です。
アイレム系のシューティングゲームとなると
一番有名なのは「R-TYPE」シリーズで
これは新作も発売されていますが、
この先も新作が出るとすればやはり「R-TYPE」が最有力で、
Xマルチプライ2のような作品が出る可能性は
限りなく低いかと思います。
今後も、”移植”に留まるのではないでしょうか。