ワイルドスピードX2のレビュー!前作を見てなくても大丈夫?

ワイルドスピード

2003年に公開された
「ワイルドスピードX2」は、
ワイルドスピードシリーズの第2弾にあたる作品です。

前作同様、ストリートレースやカーアクション、
潜入捜査などの要素が登場する作品に
仕上がっています。

こちらの作品を実際に見た感想をお話していきます。

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シリーズ第2弾!前作を見てなくても話は分かる?

私は、前作の「ワイルドスピード」を見てから
この作品を見ましたが、
話の内容としては、前作とは独立していて、
基本的には”前作を知らなかったとしても楽しめる作品”であるように
感じました。

前作から続投している登場人物は、
主人公と、捜査官ぐらいで、ほとんどの登場人物は
一新されているほか、
描かれる事件も「X2」独自の事件なので、
仮に前作を見ていなかったとしても、
十分に楽しむことができる内容になっているのではないかと思います。
(もちろん、前作を見ていた方がより分かりやすいとは思いますが)

前作の正統続編な感じ

前作でも主人公だったブライアンが今作でも主人公となっていて、
今度はまた前作とは別の組織に潜入捜査をすることになります。

ただ、前作の潜入対象だったドミニクのチームとは違い、
相手は単純な極悪人であるため、
前作の潜入捜査とはまた違う緊張感のある作品になっています。

”車が絡む組織に潜入捜査をする”という点では前作と同じでも、
ちゃんと別の物語が描けるように
前作とはまるで違う感じになっているのは見事ですね。

前作のドミニクの時は、ドミニクも単なる悪人ではなく、
主人公のブライアンも次第に友情を感じるような描写で、
心理的に揺れながら、という感じでしたが
今回の潜入対象のカーターは完全な悪人なので、
”恐怖”的な感じが強調されていました。

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カーアクションは相変わらず派手

物語序盤に行われる
ストリートレースも、相変わらず迫力がありますし、
中盤の採用試験のカーチェイスや、
後半の警察とのカーチェイスなど、いずれも迫力のある
映像に仕上がっていました。

アクション面に関しては前作よりもさらに派手に
なった印象ですね。

終盤、逃げようとするカーターの船に車でジャンプして
飛び乗るのは、もはや無茶苦茶ですが、
映画としてとても楽しむことができました(笑)

前作同様、主にゲームで展開されている
「ニードフォースピード」シリーズっぽさもあって、
同シリーズをよく遊んでいる私としては
なかなか楽しい世界観です。

前作からの登場人物

今回、前作から続投しているのは
主人公だったブライアンと、前作に二人いた
上司の捜査官の一人(ビルキンス捜査官)です。
他は新キャラクターだったはずです。

前作のもう一人のメインキャラ、ドミニクは
登場しませんが、代わりに新たな相棒も登場して
こちらもなかなかいいキャラクターをしています。

ブライアンに関しては前作と同じような感じで、
何となく安心感のあるような、そんな感じでした(笑)

それにしても、ビルキンス捜査官は
前作では嫌味っぽい上司だった気がするのですが、
何だか今回は急に理解者っぽくなっていて、
少し笑えました…
(前作での主人公の活躍を評価したのかもしれませんが
前作の最後の行動を見る限り、
余計にビルキンス捜査官は嫌がりそうな気もしますけど…)

敵組織は恐怖が強調されている

前作の潜入対象のドミニクとは違い、
今回の敵・カーターは本物の悪党で、
かなり残酷かつ、潜入捜査の恐怖が伝わるような、
そんな感じのキャラクターで描かれていました。

特に、途中のネズミを使って別の捜査官を
脅すシーンは、カーターの恐怖っぷりが良く出ていて
良かったですね。

カーターの手下二人は出番が多く、
途中のカーチェイスの際には、主人公たちの実力を認めて
少し打ち解けるような描写もありましたが、
結局、前作のドミニクの仲間たちとは違い、
仲間になることはなく、最後まで敵対していたので、
この辺りも印象的ですね。

最後の最後のカーターはちょっとあっけなかったですが、
前作のドミニクとはまた違う形で
印象に残りました。

…ところで、某SNSのCEOだった方と、
少し雰囲気が似ているような…(失礼)

作中の犠牲者ネタバレ

「ワイルドスピードX2」では、特に作中の主要キャラに
犠牲者が出ることはありませんでした。

敵のカーターも最後は逮捕という結末でしたし、
カーターの手下二人は、
一人は海に転落、もう一人はブライアンに倒されて気絶
(多分命までは奪っていないように見えます)しただけだったので、
恐らく、主要キャラクターは誰も命を落としていない状態です。

ただ、中盤の採用試験の際のカーチェイスで、
採用試験の参加者のモブが、事故を起こして命を落としているので、
モブを含めると、犠牲者も出て来てはいました。

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続編は存在するの?

ワイルドスピードシリーズはこのあとも続き、
次は2006年に公開された
「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」という作品になっています。

ただ、こちらは1⇒2までよりも
ガラリと登場人物や雰囲気が変わっているリブート系の
作品となっています。

その後もシリーズは継続し、
X2にも登場したブライアンや、
ヒロインのモニカ、相棒キャラだったローマンたちは
後のシリーズにも度々登場しています。

現在でもシリーズ最新作が登場しているなど、
非常に息の長いシリーズとなっています。

なお、本作のラストで「必ず戻って来る」みたいなことを言っていた
敵のカーターは、今のところ公開された後のシリーズを
見る限りでは、戻って来ていません(笑)

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