漫画版 バイオハザード デスアイランドのレビュー!映画との違いは?

バイオハザード

漫画版「バイオハザード デスアイランド」は、
2023年に公開されたフルCG映画の漫画版で、
同年に連載が開始され、2024年に単行本が発売されました。

私は映画版もブルーレイを発売日に購入して既に見ていますが
漫画版の方も発売日に購入して読んでみました。

2つの比較なども含めて、感想をお話していきます。

映画版レビューはこちら

↓では漫画版の感想をお話していきます。

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基本的には映画版と同じ展開

細かい違いはありますが、大まかな登場人物・流れは
映画版と同じで、新しい展開はほとんどありません。
違いはあれど、基本的には映画と同じ流れですね。

そのため、映画を既に見ている人は、
よほどファンでなければ、わざわざ改めて購入する必要はない…ような
感じもしました。
(映画館で見て久しぶりに見たくなった人や、
映画を見たことがない人であればいいと思います)

私自身は、既にブルーレイで映画を見ていたので
特に新鮮味はありませんでした。

映画版を見てなくても楽しめる?

バイオハザードシリーズの物語をある程度知っていれば
映画版を見たことがなくても
デスアイランドの物語を理解することはできると思います。

ただ、漫画版の方が尺の都合か、
シーンがカットされていたり、セリフがカットされているので、
映画の方が、より分かりやすい感じだったかな?という
印象は受けました。
(単行本1巻分で完結しているので、映画より若干駆け足で
各シーンとも短くなっている感じです)

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映画版との違いは?

漫画版と映画版の主な違いは下記の通りです。

・レオンとライオンのBOWの戦闘シーンが追加
・ハニガンの姿が登場する(映画では声のみ)
・冒頭のレオンとマリアのカーチェイスは削除
・ディランの過去のシーンが大幅に短縮
・レベッカとSWAT隊長の合流シーンカット(いきなりボートに乗っている)

このようなところが変更されています。
あとは、各シーンの描写が若干少しずつ短くなっている感じですね。

数少ない追加要素としてはレオンとライオン型BOWの戦闘シーンの追加
(代わりにマリアとの最初のバトルはなくなっています)、
ハニガン本人が登場するなどの部分になりますが
全体的に見るとシーンは短くなっている感じです。

絵は好みは分かれるかも?

絵は少し濃い感じの絵で
綺麗ですが、好みは分かれそうな印象を受けました。

キャラクター自体は表紙を見ても分かる通り
割とそれなりに似ていますが
ディランだけは映画と結構イメージが違う感じなので、
最初は慣れるのに時間がかかりました。

戦闘シーンなどは、全体的にしっかりと
迫力が出ていたと思います。

漫画として考えると丁度良いバランスかも

映画版と比べると、全体的に各シーンの描写が
短くなっている印象を受けますが、
漫画で、ディランの会話シーンのセリフを
一つ残らず描いたりすると、かなり文字だらけのコマも
増えてしまうと思いますし、
それを考えると、”漫画としては”バランスよく
絞った感じもします。

物語自体が理解できない、という感じで
圧縮されているわけではないので、
多少寂しい感じもしないわけではありませんが、
個人的には漫画で描く場合を考えると、
ちょうど良いバランスに仕上がっているのではないかと
思います。

新しい発見はない

映画版⇒漫画版とみると、特に新しい発見はなく、
本当に”映画を漫画で読んでいる”というような印象でした。

追加シーンもありますが、特に物語の設定上の部分に
関わるシーンではなく、
映画では描かれなかった~~が、とか、そういうところは
ほとんどありませんでした。

敵のディランの新たな一面が分かる、とか、
そういうこともなかったので、
映画を見たことがある人は、それを理解した上で
購入した方がいいですね。

私のようなバイオファンであれば、それでも
楽しめるとは思います(笑)

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作中の犠牲者ネタバレ

漫画版の犠牲者も、映画版と同じで
特に最後の結末が変わった人物はいませんが、
記しておきます。

作中の時系列順に並んでいます。

〇J.J
回想シーンに登場。ラクーンシティの任務の際に
ウイルスに感染してしまいディランによって始末される。

〇ザック
アルカトラズ島を訪れていた配信者。ゾンビにより犠牲となる。
(※漫画版では名前は呼ばれません)

〇SWAT隊長
レベッカと共にアルカトラズ島に向かうも、
その際にサメ型のBOWに襲われて絶命する。

〇アントニオ・テイラー
マリアによって捕まった後に、ディランに撃たれて負傷。
クレアの懸命の処置もむなしく、そのまま命を落とす。

〇マリア・ゴメス
終盤でレオンと交戦。映画同様にレオンの攻撃を受けた際に
突起物に突き刺さって絶命する。

〇ディラン・ブレイク
自らに詳細不明のウイルスを投与し、サメ型BOWと融合、
クリスたちと交戦するも、最後はレオン・クリス・ジルの
連携を前に撃破された。

他の漫画は出ているの?

バイオハザードのフルCG映画の漫画版が
発売されるのは今回が初めてで、
第2作の「ダムネーション」と第3作の「ヴェンデッタ」の時は
小説版が出ていましたが、
今回は、初めての漫画版ということになりました。
(第1作の「ディジェネレーション」は設定資料集が出てましたね)

個人的にはこれはこれで面白い試みだと思うので
次回のフルGC映画でも漫画か小説あたりは
読んでみたいところです。

ちなみに、バイオシリーズ全体では
オリジナルストーリーの漫画が2作、発売されています。
(マルハワデザイアとヘブンリーアイランドという作品です)

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