2017年に発売されたニンテンドースイッチも
既に、現時点で、もうすぐ丸4年が経過しようとしています。
そろそろ次世代機が出るのではないか?だとか
スプラトゥーン3は次世代機との縦マルチなのではないか、だとか
そういう話も時々聞かれます。
ですが、ニンテンドースイッチの次世代機の発売は、
2021年現在の状況で話をするなら
「まだ先」であると思われます。
2022年に出る可能性はまずないでしょう。
早くて2023年、場合によっては、もっと先になるかもしれません。
その理由を徹底的に解説していきます。
※2021年2月時点でのお話になります。
(追記/2022 07時点)
2023年に出る可能性も限りなく低くなりました。
半導体不足の長期化や、スイッチの好調の維持、競合機の伸び悩みなどが原因です。
また、あくまでも、現在の状況から分析する”予想”的な
お話にはなりますので、
その点をご理解いただいた上でお読み下さい。
スイッチの後継機は、まだ当分先と予想
2021年現在、ニンテンドースイッチの後継機は、
まだ当分先であると予想します。
少なくとも2022年中に発売など、まずあり得ませんし、
早くて2023年、現実的にはもっと先であると予想します。
何故なら、”後継機を出す必要が現時点で無い”ためですね。
あるとすれば、
DS⇒DSLite⇒DSi だとか、
3DSにおけるNew3DSだとか、
PS4におけるPS4 PROだとか、
バージョンアップ版のようなものが出る、ぐらいに
留まるはずです。
(新しいハードではないけど、ちょっと性能良くなりましたよ、レベルの
本体、ですね)
その理由を詳しく解説していきます
今までのサイクルは参考にならない
確かに、任天堂のハードは、最近はおよそ5年周期で
発売されているのは事実です。
ニンテンドー64が1996年6月、
ゲームキューブは2001年9月、
Wiiは2006年12月に発売、
WiiUが2012年12月、
そしてニンテンドースイッチが2017年3月の発売です。
これを見てみると、
ニンテンドー64、ゲームキューブがおよそ5年、
Wiiはおよそ6年、
WiiUが4年ちょっと、
というサイクルになっています。
スイッチはこの記事執筆時点で約4年。
そうなってくると、確かにそろそろ?と思う人が
出てくるのも無理はないでしょう。
ですが、スイッチと同じく好調だったWiiは
そもそも6年現役でした。
そう考えれば、Wii以上に好調なスイッチが
それ未満で現役から降りるとは考えられにくいです。
さらに、決定的な理由もあります
失速していない段階で次世代機は考えられにくい
ハードの世代交代はリスクを伴います。
過去にも
スーパーファミコン⇒ニンテンドー64
Wii⇒WiiU
PS2⇒PS3
など、世代交代が上手くいかなかったケースもあります。
そのため、現在絶好調なスイッチですが
万が一早期に次世代機を出してしまうと
自滅する可能性もあるわけです。
現在、スイッチは非常に絶好調で、
ソフトは、歴代でもトップクラスに爆発的な数売れていますし
本体の販売ペースも落ちるような気配がありません。
つまり、今、次世代機を出すのはリスクでしかなく
スイッチの失速が始まらない限りは、
なかなか次世代機は出てこないでしょう。
スイッチの以前に爆発的ヒットを記録していたWiiは、
2009年ぐらいから次第に失速しており、
後半は、売り上げもかなり落ちていました。
64、ゲームキューブ、WiiUに至っては
最初から低空飛行です。
そのため、歴代ハードは”既に失速している段階で
次世代機の話が出てきて、発売された”ということです。
スイッチは違います。
4年経過した今でも失速どころか、さらに勢いを増している感じで、
全く失速する要因も見当たりません。
過去のハードとは決定的に事情が異なっており
”ニンテンドースイッチの勢いが衰えるまで”は
次世代機の話も、出す必要がそもそもないわけです。
この点から、
仮に2021年~2022年にスイッチが大幅に失速でもすれば
話は別ですが
そうでもない限り、スイッチの現役は続くと思われます。
そもそも急いで出す理由がない
Wiiのように失速しているわけでもなく
WiiUや64、キューブのように最初から勢いがなかったわけでもなく、
加えてWii⇒WiiUのように性能上時代に追い付いていない
(WiiはHD機ではなかったため、終盤、少し時代遅れムードになってしまってました)
わけでもなく、現時点で性能を上げるような必要性も
あまり感じられません。
ソフトも爆発的に売れ続けています。
結果的に「次世代機」を出すような必要性が
現時点ではほとんどない、というのも
次世代機の発表・発売を遅らせるポイントと言えます。
PS5の自滅例
2020年に発売されたプレイステーション5は
生産体制を整えることが出来ないまま発売し、
結果的に、スタートダッシュを見れば
過去のプレステに類を見ないほどに大失敗と
なってしまい、今でも悪影響が続いています。
転売屋対策が出るほどの台数を用意できなかったのも
原因ですが、こういった”失敗例”も任天堂は
当然把握しているはずです。
転売屋が蔓延している世の中、次世代機の発売は
よりリスクが高まっていますから
この点も慎重になるでしょうし
十分な生産体制を整えてから発売すると思いますから
結果的に、これも、次世代機発売までの時間を
遅らせることになるかと思います。
コロナ禍の影響も
当然「いつ」出すかは別として、
開発自体はしているとは思います。
ただ、2020年~のコロナウイルスの拡大も影響し、
ある程度開発などに遅れも出ているでしょうし、
進行に全く影響がないとは考えられません。
この理由からも、いつもの”5年前後サイクル”は
厳しいと予想されます。
スプラトゥーン3の発売は、長期サイクルの決意の証?
任天堂は人気タイトルを1ハード1個にする傾向が大きいですが
「スプラトゥーン3」が2022年発売予定と発表されました。
新ハードと縦マルチなのではないか?という声も
聞かれましたが
2022年に新ハードが出る可能性は↑のような理由から
まず「0」に近いと思います
(PROなどのマイナーチェンジは除きます)
仮に出そうとしても2022年には間に合わないでしょう。
と、すればスプラトゥーン3はニンテンドースイッチ向けに
発売する決意を固めた、ということになりますし、
ビッグタイトルを出すということは
まだまだスイッチを現役で引っ張っていく
決意の表れなのではないでしょうか。
ゼルダ続編にしても、やはり同じことが言えるかと思います。
次世代機はまだ先
以上のような結論から、
「わざわざ今の絶好調な環境を自分から不安定にする行為」を
するとは思えませんし、
する必要性も現時点ではありません。
ハードは失速しておらず、
性能は十分、
ソフトも爆発的に売れている…
これで無理に新ハードを出して
乗り換えに失敗でもしたら、
自ら「歴史的快挙レベルの好調」を壊すことになります。
そのため、
ニンテンドースイッチがある程度失速するまでは
なかなか次世代機の話は出てこない、と
個人的には予想します。
早くて2023年、遅ければ2024年~2025年、さらに先もあり得ます。