こどものためのナンバープレイス レビュー!ただ遊ぶのみの作品。

ナンプレ

「こどものための ナンバープレイス」は
2023年にニンテンドースイッチ向けに配信された
ナンプレ系ゲームです。

非常にシンプルな内容が特徴的で
タイトルの通り”こどものための”という感じがする内容ですね
(子供がナンプレをやるかどうかは別として…)

こちらのゲームを実際に遊んだ感想をお話していきます。

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ただ遊ぶだけのナンプレ!

内容としては”ただナンプレを遊ぶだけ”の作品で、
”問題をクリアしていく”という要素すらない、
徹底的にシンプルに特化した内容です。

他のナンプレゲームは基本的に
問題をクリアすると、チェックマークがついたりするような要素があったり、
数百問の問題が用意されていて、それをどんどんクリアしていくような
要素があったりしますが
本作にはそういったものはなく
ただ単に”ランダム生成されていると思われる問題”をクリアしていくだけです。

この問題をクリアした!とか、そういう要素もなく、
その場に出て来る問題を遊ぶだけで、クリアしても
何かが記録されるようなことはありません。

難易度は三段階。問題は選べない

難易度は初級・中級・上級の3種類が
用意されていますが、
それぞれ、難易度を選択すると
その難易度の問題がランダムに登場する形で、
問題選択などは存在しません。

流石に、同じ”初級”を選んだとしても
毎回問題の内容は違いますが
ランダム生成(あるいは一定数の種類からランダムに選ばれている)で、
作られているような感じがします。

問題が選べないナンプレゲームは個人的には
始めてだったので驚きました。

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やり込み要素0。ただ遊ぶのみ

このゲームの最大の問題点は”やり込み要素が0”な
ところですね。

前述した通り、”クリアした問題にマークがつく”みたいな
要素がないので、
他のナンプレゲームでは当たり前のような遊び方
(全ての問題のクリアを目指す)が出来ず、
遊ぶモチベーションを保つのが非常に難しい作品です。

まだ何も分からない子供が遊ぶのであれば
確かにタイトルの通り、良いのかもしれませんが、
ゲームを遊ぶようになるぐらいの子供であれば
やっぱりクリアマークとかがついた方が楽しめると思いますし、
単に内容が薄いだけのような気がしてしまう…
そんな作品でした。

クリアタイムの記録などもないので、
”セーブしている”ようですが(セーブデータ対応になっている)
何をセーブしているのか分からないレベルです。

問題がパターン化していることも多い

他のナンプレゲームでも時々ありますが
問題が特定のパターンになってしまっていることが多く、
例えば左上の枠内に、
縦に「1と3と5が入る列」があったら、
左下の枠内も同じように縦に「1と3と5が入る列」があるなど、
機械的に問題を作っているのでは?と思うような並びに
なっていることが多いです。

このため、問題をちゃんと解かなくても、分かってしまうような
部分もあり、数字の並びが特に他のナンプレゲームと比べても
かなり多く見受けられたので、少し気になる部分でした。

画面自体は見やすい気はする

画面自体は文字も大きめで見やすい
デザインになっているようには思います。
このあたりは題名の通り、子供でも楽しめるような、
そんな感じになっているのかもしれません。

モードメニュー周りや、ヒントの残り回数の表示など
そういった部分に関しても見やすいので、
この部分に関しては評価できる部分かな?と、思います。

ヒント機能も搭載

ヒントの機能も搭載されており、
問題ごとに一定回数、ヒントを使用することができます。
上限まで使用すると、かなりマスを埋めてくれるので、
分からない問題がある場合は、結構役に立つ機能であるように
思います。

また、ミスをした際にはすぐにミスであることを
教えてくれるタイプのゲームになっており、
(ミスの回数の上限あり)
この点も、遊びやすいような感じはしますね。
(ミスしても特に反応がないゲームもあるので、
それらに比べるとこのゲームの方がやりやすくはなっている気はします)

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定価の価格設定はちょっと…

本作は定価が1505円という驚きの価格設定になっています。

よくセールをやっていますし、私もセールで購入しましたが
定価のままの価格だと”価格設定を間違えている”と言わざるを得ない
レベルで、このナンプレよりも
遊びやすい作品や、ボリュームのあるナンプレも
1000円以下で大量に発売されています。

”セールをすることが前提の価格設定”に見えてしまい、
”このボリュームで1500円はちょっと強気すぎるのではないか”と、
思ってしまいます。

そもそも、ナンプレ系のゲームで
1000円を超えるものなんて、ほとんどないですからね…。

他のナンプレと比較して…

今のところ、私がスイッチで遊んだナンプレ系ゲームの中では
”最も厳しい評価をせざるを得ない”内容でした。

ただ、デザインやヒントなどのシステムは
良いと思うので、やり込みができる要素などを
他のナンプレのゲームのように作れば
良い作品であるとは思います。

”こどものための”と言っても、
子供もこれでは喜ばないと思う(すぐ飽きてしまうと思います)ので、
次回作があるのであれば改善は必要であると感じます。

個人的に今のところswitchで遊んだナンプレ系ゲームで、
遊びやすさ・デザイン・問題数・価格など
総合的に考慮すると
Gモードから配信されているナンプレクラシック(⇒レビュー
がおすすめですね。

問題数をひたすら重視するなら
サクセスの「ナンプレ10000」も良いと思います。

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