ゴジラ-1.0のレビュー!どちらかと言うと大人向けの作品!

ゴジラ

「ゴジラ-1.0」は2023年に公開された映画で、
日本国内で製作されたゴジラ映画としては
2016年に公開された「シン・ゴジラ」以来、
久しぶりの作品となりました。
(その間に海外製作のゴジラや、アニメ版ゴジラの映画は
ありましたが)

こちらでは、ゴジラ-1.0を実際に見た感想を
お話していきます。

スポンサーリンク

引き続き、シン・ゴジラ路線の作品

今回のゴジラ映画も、分類するならば
”シン・ゴジラ路線”の作品で、
人間とゴジラの戦いに主軸を置いた作品になっています。

言うならば”大人向け”の作品で、
怪獣VS怪獣のような対決はないので、
子供が見た場合には少し退屈に感じたりもするのかな?という
印象を受けました。

私自身は「シン・ゴジラ」も好きだったので、
今回のゴジラ-1.0も楽しめましたが、
怪獣VS怪獣を求めている人だと、
好みに合わない可能性もあるように感じました。

逆に、「シン・ゴジラ」を楽しめた人なら
本作も楽しめる可能性が高いと思います。
(シン・ゴジラの昔の時代版みたいなイメージだと分かりやすいかも)

ゴジラの恐ろしさが味わえる作品

「シン・ゴジラ」の時と同じように
人類から見たゴジラの恐ろしさが描かれている作品で、
怪獣VS怪獣をやっているゴジラの時よりも、
ゴジラが非常に恐ろしい存在に見える作品ですね。
(私は怪獣VS怪獣のゴジラも好きなので、そっちが悪いという意味ではありません!)

特に、序盤に海上で主人公たちが
ゴジラに遭遇、船で追われている時の絶望感や
映像の迫力は、なかなかのものでした。

中盤で街にゴジラが出現したシーンも、
かなりの迫力で、
放射熱線による絶望感は、シン・ゴジラの時とは
また違う絶望が表現されていて、
印象に残るシーンでした。

シン・ゴジラの方のゴジラは
”得体の知れない不気味な感じ”(形態の変化なども含めて)が
ありましたが、
今回のゴジラ-1.0のゴジラは”王道的な怖さ”が
表現されている感じですね。

ゴジラ自体は、シン・ゴジラの時のゴジラと比べると
”普通のゴジラ”という感じで、
あの時のような気味の悪い感じはありませんでした。
(ただし、今回のゴジラは王道的な強さ・脅威がよく伝わってくるので、
 同じく強敵であるのは確かですね)

スポンサーリンク

人間ドラマが主体

ゴジラの登場シーンはそこまで多くはなく、
冒頭の島で遭遇した際に初登場後、
主人公たちが海で遭遇するシーン、東京に上陸して破壊していくシーン、
最後の決戦の時が中心です。

そこまでずっとゴジラが出ているわけではなく、
人間ドラマも多い感じですね。
今回は時代設定が戦後になっているので、
時折、ゴジラ映画であることを忘れそうな感じに
なったりすることもありました(笑)

私は人間ドラマの部分も十分に楽しめましたが
(人間ドラマのところは王道な感じで
何となく先の展開は読めますが…)、
子供が見る場合はやはり退屈に感じたりもしそうな感じは
ありました。

最後の戦いも良い感じ

最後の戦いもなかなか緊張感があっていい感じですね!

ゴジラを沈める作戦は展開的に失敗するんだろうな…と
分かってしまいつつも、なかなか映像的に面白く、
良い演出だったと感じます。

また、主人公の最後の攻撃も、
事前に伏線となるシーンがかなり分かりやすく配置
されていたので”脱出するんだろうな…”と思っていましたが
その通りでした(笑)

全体的に先が読める分かりやすい最終決戦では
ありましたが、海上での戦いということもあり
シン・ゴジラの時とはまた違う
迫力のある映像に仕上がっていて、個人的には
満足でした。

ゴジラ自体は、放射熱線を1発放った以外、
最後はあまり何もしていない気がしますが、
そのしぶとさは健在でした。

ラストは割とあっさり

ゴジラ撃破後は、犠牲になったと思われていた
ヒロインが実は生きていて、
(これも、犠牲になるシーンで姿が見えないまま退場していたので
 何となく予想していました…!)
再会を果たすところで物語は終わります。
割と最後はあっさりでしたね…!

エンディングの直前にはゴジラの一部と思われるものが
再生を始める描写で物語が終了しています。
(この演出は2001年のゴジラ・モスラ・キングギドラを個人的には
 思い出しました!確かアレも最後、海底に沈んでいるゴジラの一部が
 再生しそうな感じで終わっていたので)

いつものことながら、この後の続編はないような気がしますが
(シンゴジラもあの世界の続きは特に描かれていませんし…)
もしもいつか続きがあるなら、また見て見たいと思わせてくれる
作品でした。

ゴジラ以外の怪獣は登場しないの?

本作も、シン・ゴジラの時と同じように
ゴジラ以外の怪獣は登場せず、
登場怪獣はゴジラのみとなっています。

日本で製作されたゴジラ映画で
ゴジラ以外の怪獣が登場しなかったのは
「初代ゴジラ」「ゴジラ(平成版)」「シン・ゴジラ」に続き
今回が4度目となりました。

怪獣同士の戦いが見たい人は
海外で製作されている「モンスターヴァース」シリーズの
ゴジラシリーズは、以前のゴジラ映画のように
怪獣VS怪獣も描かれているので、
そちらの方が好みに合うかもしれません。

スポンサーリンク

作中の犠牲者ネタバレ

ゴジラ-1.0では、作中に登場した
メインキャラクター(名前のあるキャラクター)で
犠牲者はいませんでした。

一般人は多数犠牲になっていますが
主要キャラクターは全員生き延びた形ですね。

「ゴジラ」は最終的に
主人公の操縦する戦闘機に詰め込まれた爆弾を
口の中で爆破されて倒されましたが
エンディング前の描写を見る限りはまた復活しそうな
雰囲気を見せていました。

タイトルとURLをコピーしました