TATSUJINのレビュー!難易度は高めながらシンプルに楽しいSTG!

シューティング

東亜プランによって開発された
縦スクロールシューティングゲーム「TATSUJIN(タツジン)」は
同社がこのゲームよりも前に開発した
”究極タイガー”と似た感じのシステムを持つ作品です。

ルール自体は非常にシンプルながら
完成度の高いシューティングゲームの一つです。

こちらを実際に遊んだ感想をお話していきます。

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TATSUJINを遊べるのはどの機種?

現時点で「TATSUJIN」を遊ぶことができるのは
下記の機種になっています。

・メガドライブ
・PCエンジン
・イーグレットツーミニ
・アストロシティミニV
・メガドライブミニ2

最近のミニ系統の本体に
結構収録されているほか、
メガドライブやPCエンジンにも、当時移植されていました。

今から遊ぶとなると、
イーグレットツーミニなどの方が
入手はしやすいとは思います。

※私が遊んだのはイーグレットツーミニ版です。

シンプルな縦スクロールシューティング

ゲーム内容としては非常にシンプルな内容で
特に難しいこともなく、
ショットとボム、そして自分を動かして回避する…
という操作ぐらいで、
とてもシンプル内容です。

ゲームのルール自体はすぐに覚えやすいと思いますし、
シンプルに、シューティングとして楽しめる
作品に仕上がっています。

ゲーム中にはストーリー演出だったり、
デモだったりそういったものもないので、
本当に、純粋なシューティングゲーム、という印象ですね。

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難易度は高め。復活が難しい

ゲーム自体はシンプルですが、敵の攻撃は
そこそこ苛烈で、ミスをすると中間地点まで
戻されるタイプのため、ゴリ押しでクリアすることも
できないので、難易度はそれなりに高いです。

特に、各ステージの中ボスのような敵たちの攻撃は
結構きついので(個人的にはステージボスの方が楽な気がした)
シューティングゲームが苦手な人は、
プレイするときにはある程度覚悟(注意)した方が良いかとは思います。

また、ミスをすると中間地点にまで戻されて
自機のパワーアップが失われた状態でのスタートになってしまうため
”非常に復活が難しい”ので、この点は少し気になりました。

ゲーム中ではアイテムを取ることで、武器が強化されたり、
自分のスピードがUPするのですが、ミスをするとそれが
失われてしまい、
武器は初期段階、スピードも遅い、という状態で難関の突破を
強いられることになり、かなり難しい状況に陥ります。

1機やられると、どんどんやられていって…みたいなことも
結構あるので、注意ですね。

クリア関連の演出は寂しい

個人的には、シューティングゲームにストーリー演出は
求めないタイプの人間なので、
このぐらいあっさりとしている方が良いのですが、
唯一残念なのは”エンディングすらない”ことですね。

本作の最終ステージはSTAGE5になるのですが
STAGE5のボスを撃破しても、
そのまま難易度が少し上昇した”2周目”(つまり、STAGE1に戻る)が
始まるため”ゲームをクリアできたのかどうか”すら
分かりません。

私もSTAGE5までクリアして、
”あれ?これ1面じゃん!”となるまで
少し時間がかかりました(笑)

ステージクリア時の演出はあってもなくても良いですが
せめてゲームをクリアした時に
簡単にでも良いので”これで一旦クリアです”みたいなものは
表示してくれた方が親切であるようには、感じました。

ラスボスを撃破しても、本当に”何もない”ので、
そこは注意が必要です。
(一部機種移植版はエンディングもあるようですが)

ステージ自体は宇宙空間が多い

ステージ自体は宇宙空間のような場所を
漂うステージが多く、
そこまで個性的な感じではありません。

縦スクロールシューティングゲームは
どうしても、横スクロールシューティングゲームと
比べると、ある程度無個性になりやすい感じですが
このゲームの場合は、特に”同じような場所”を漂っていることが
多い印象ですね。

ただ、敵自体は個性的ですし、
ステージの配置自体が単調、ということはないので、
1周し終えたあとに、
「なんかずっと宇宙らしき場所にいたな…」と思うぐらいで、
つまらない、ということはありません。

究極タイガーがずっと地上・海だったので、
それとの差別化は出来ているとは思います。

隠し要素や裏技は?

TATSUJINに隠し要素や裏技は
存在しているのかどうか。

こちらに関しては以前書いた
TATSUJINシリーズ全作品の隠し要素・裏技の方に
掲載しているので、そちらのほうを参考にしてみて下さい!

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続編は発売されているの?

TATSUJINの続編は
「達人王」というタイトルが発売されていますが、
シューティングゲームの全盛期が既に過ぎ去ってしまっている
時期に発売されたことや、
難易度があまりにも高かったことから、
TATSUJINとは違い、ヒットに至らずに
市場から姿を消してしまっている作品となっています。

なお、達人王の方は、本作とは違って
あまり家庭用ゲーム機向けに移植されておらず
「アストロシティミニV」に収録されているぐらいです。
(「達人王」の方は、現時点では単体では発売されておらず、
他とセットで購入する必要があります)

私自身も、達人王の方はまだ遊んだことがありませんが
そのうち、遊べる機会があれば
また続編も感想を書いていきたいと思います。

達人王以降は、シリーズ作品は発売されておらず、
既に発売元でもあった「東亜プラン」は
消滅しているため、なかなか続編の発売は
難しく、現実的ではないですね…。

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