タイム・トゥ・ランのレビュー!映画の感想と犠牲者ネタバレ!

映画

「タイム・トゥ・ラン」は国内では
2016年に公開された映画で、
組織や警察に追われながら、
逃げ延びようとする主人公たちの様子を描く
アクション系の映画です。

緊迫した場面が続く、スピーディな感じの
映画ですね。

こちらを実際に見た感想をお話します。

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ダラダラとした展開のない、見やすい映画

物語は、主人公が病気の娘の治療費を稼ぐために、
丁度、時を同じくして悪徳大富豪から
お金を奪い取る計画を持ち掛けてきた男と協力し、
それを実行に移す…という話です。

ただ、計画通りには進まず、大富豪の部下に見つかってしまい、逃亡、
通りがかったバスに乗り込んで、そのバスを乗っ取った状態のまま
組織や警察に追われることになるという内容ですね。

映画自体の時間が90分ちょっとで、
全体的にスピーディな、ダラダラとした展開のないお話です。
無駄に尺を伸ばすような描写がないので、
結構全体的に「見やすい」感じの作品でした。

また、複雑な人間関係などもなく、割とシンプルに
描かれているので、それも良かったですね。

王道ではあるものの、見やすい

内容的には結構ありきたりな部分も多く、
何となく展開が想像できてしまうような
作品ではあるのですが、
前述の通り、非常に見やすい感じの作品で、
シンプルに楽しい感じでした。

新鮮な驚きはそれほどなく、
どこかで見たような感じの、そんな内容も多いですが、
純粋に楽しめる、という作品…そんな感じです。

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一つだけ驚いた部分も

前述の通り、大体展開は読めてしまう感じで、
途中から「この富豪は最後に改心するんだろうな」とか、
「いつか仲間と衝突することになるんだろうな」とか、
イイ人っぽく出て来た警察の上司も、途中から
「あぁ、この人も裏切者なんだろうな」とか、
色々、展開は読みやすい作品です。

ただ、一つだけ驚いたのは
人質の一人として登場していた人物が、
主人公の妹であり、現金を隠して運ぶ役割を
担っていた…ということですね…

これは最後の最後に明かされるまで
全く予想もしておらず、
私は映画でもゲームでも、色々な物語を見て来ましたが
これは予想外で驚きました。

哀れな敵役…

作中では、悪徳な大富豪のポープの手下として
デリックという男が登場し、
主人公と敵対します。

序盤から、ポープのために忠誠を誓っている感じで、
途中でポープから「相手の家族には手を出すな」みたいなことを
言われた時にも、少し不満そうな顔をしながらも
裏切らずに、ポープのために働いている、そんなキャラでした。

しかし、最後の最後でポープが改心して、
主人公を追いつめていたデリックを撃ち、主人公を救出する…
という展開になっていて、
その時のデリックの心情を考えると、哀れに感じてしまいます(笑)

デリックは悪党ですし、自業自得ではありますが、
彼視点で考えるとポープに尽くし、
最後もポープの指示通りにしていただけなのに、
急にそのポープに撃たれて、彼からすれば、
理由も全く分からないまま「は?」という感じだったと思うので、
彼の心情を考えると少し同情します(笑)

(主人公の仲間のコックスも彼視点で考えると
いきなり主人公に撃たれて「え?」だったかもしれませんが
彼の場合はデリックとは違い、主人公と口論してたりしてましたし、
前兆はありましたからね…)

これで大丈夫なのかどうかは…

最終的に、主人公はお金を妹経由で、娘の治療費として
届けることに成功し、恐らく娘は助かったものと
考えられます。

バスの件も、乗客たちが主人公の振る舞いのおかげか、
”犯人は二人だった”とみんな口を揃えたことで、
ひとまず不問になるような感じの結末でしたが、
中継でちょっと映っちゃってるような気がしますし、
このあと、主人公が普通に生活できるのかどうかは、
ちょっと微妙なところですね…笑

責任者の警察官(ポープと繋がっていて処分された人)も
命を落としていますし、色々あとが大変そうです。
(ただ、雰囲気的に改心したポープが色々罪を被ったりして
主人公を庇ってくれそうな感じはありますね)

割と残酷な描写もあるので注意

そこまで、極端に…ということではありませんが、
割と、平然と人を撃ったりするような描写もあるので、
(犠牲になるのは、大半が悪人ですが)
極度に苦手な人は注意した方がいいかもしれません。

”極度に苦手”以外でなければ、
特に大丈夫だとは思いますし、
私は問題ありませんでしたが、念のため…。

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作中の犠牲者ネタバレ

「タイム・トゥ・ラン」の作中で
犠牲になってしまったキャラクターたちをご紹介します。
作中の時系列順に並んでいます。

〇ミッキー
序盤で、ヴォーンたちを見捨てて一人で逃亡、
その後、ドッグに居場所を突き止められて命を奪われる。

〇ダンテ
序盤の逃走の際に負傷、バスに乗り込んだ後に徐々に衰弱し、
ポープと内通していたマルコーニに毒を盛られて命を落とす。

〇コックス
終盤で運転手のバーニーに銃を向けた際に
ヴォーンの制止を無視したことで、ヴォーンに撃たれて命を落とす。

〇ジョノ
飛行場の男。ヴォーンと電話で会話したのちに、ヴォーンが到着する前に
デリックによって命を奪われて、遺体で発見される。

〇マルコーニ
終盤でポープの配下であることが判明、ヴォーンを捕らえたあとに、
「やりすぎだ」として、自分は計画から抜けようとするも、ポープに撃たれて絶命する。

〇デリック
ヴォーンを始末しようとするも、直前に娘から苦言を呈されていた
ことなどから改心したポープに銃で撃たれて絶命する。

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