フローズンブレイクのレビュー!犠牲者ネタバレ&考察も!

映画

「フローズンブレイク」は2019年に公開された映画で
雪山のロープウェイが若者4人を乗せた状態で
停止してしまう…という事態を描く映画です。

リフトのに取り残される「フローズン」という映画も
ありますが、それとはまた別の映画で、
こちらはロープウェイに取り残される映画ですね。

こちらを実際に見た感想をお話していきます。

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ロープウェイの恐怖…!

新年を祝うために、4人の若者がロープウェイで
雪山の頂上を目指すのですが、
(本当は運行していない時間帯のようでしたが
 特別に頼み込んで運転してもらいます)
その最中にトラブルでロープウェイが停車してしまい、
若者4人がパニックに陥っていく…という内容ですね。

主人公たち若者は最初は5人だったのですが
ロープウェイに乗る直前に、一人がいざこざで
立ち去っていて、その一人の視点の物語も描かれます。
(この一人が後に鍵となります)

個性的(?)な登場人物たち

閉じ込められる4人は
主人公的存在のカーチャと、
割と頼りになりそうなデン、
その恋人で少しパニックになりそうな感じのあるビク、
ムードメーカー的ながら最初から
ちょっと嫌な感じのするロマの4人となっていて、
それぞれある意味王道的な(この先どうなるか分かりそうな)
キャラクター付けになっています。

立ち去った一人・キリルはちょっと口下手な感じの男で、
この5人を中心に物語が展開されていきます。

案の定、ロマがトラブルを起こすところが
王道ではありますが、いい感じでした(笑)

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閉所恐怖症・高所恐怖症にはオススメしない

この映画では展開上、ロープウェイにほぼ閉じ込め状態、
しかも高いところで行動するような描写も結構あります。

私は特別、閉所恐怖症でも高所恐怖症でもありませんが
それでも怖い感じは伝わって来たので、
どちらかに当てはまる人は、視聴する際には
注意した方がいいかな?と、思います。

間違いなく、こういうのに乗れなくなると思います(笑)

停止までの流れがシュール

ロープウェイが停止するまでに、1回は電気系統のトラブルで
10分ちょっとで回復する描写があり、
これは演出的にもいい感じでした。
2度目の停止の時にも主人公たちが軽く考えてしまう気持ちが
分かりますし、見てる側も、
”1回目で止まるのかと思ったら動き出した”と、
少し意外性を感じることができます。

ただ、2度目の停止の際はシュールな感じで
係員のおじさんがかなり強引な形で
機器に巻き込まれてロープウェイが停止してしまう形に
なっていて、「え?え?」という感じでした(笑)

後からやってきた係員のおばさん二人も
全然異変に気付かず、いい加減な感じなのも
笑えましたね…

結局、人間が怖い

ロープウェイに取り残された4人は、
最終的に3人が犠牲になりますが
作中の描写を見てる感じ
”余計なことをせずに4人でじっと待機していれば”
4人全員助かった可能性があるように見えました。
(ロープウェイの落下も、ロマたちが暴れたりしなければ
もう少し時間を稼げたでしょうし、そのまま救助された可能性は
十分にある気がします)

問題となったのは「ロマ」で、最初からイヤな感じではありましたが
案の定、脱出しようとした際にデンをロープごと切り離して
自分だけ助かろうとしたり、中盤では発狂して
仲間に襲い掛かった挙句、ロープウェイの天井部分で一人で暴れて落下
(恐らくこれが終盤のロープウェイ自体の落下に繋がった)するなど、
人災的な部分が多く描かれています。

また、デンは性格的に悪くない感じでしたが、
ロープで下まで降りることを提案し、
結果的にこれが自身が命を落とす原因になったほか、
ビクが負傷したり、ロマの暴走を招いたりしているので、
”余計な動きをしない方が”正解だったように見えます。

作中の気になる部分の考察

「フローズンブレイク」の中で
個人的に気になった部分を考察していきます。

・カーチャは生き延びたの?
最後の描写を見る限り、搬送時にはまだ息があったので、
無事に助かったようにも見えますが安否は不明です。
かなり時間が経過しているので、危ないような気もしますが…
また、終わりの直前の幻覚で「風船が飛び去って行く」光景を
見ていますが、あれも少し不穏な感じはします。
とは言え、恐らくは助かった設定なのだと(作中の流れ的には)思います。

・キリルの荷物は何でロープウェイの中にあったの?
これは、ロマがキリルの荷物をいつの間にか取って、
ロープウェイの目立たない場所に置いた…
ように見えます。
ロマからすれば、キリルが邪魔だったのでしょうし、
上手く追い払ったのではないでしょうか。
(ロープウェイの中にキリルが置いたとは考えられにくいですし、
ロマが隠し持っていてキリルが立ち去ったあとに「あ、あった!」みたいな
ことをしたのだと思います)
実際、荷物発見時にカーチャやデンが、ロマを冷たい目で見る描写があります。

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作中の犠牲者ネタバレ

「フローズンブレイク」の作中で犠牲になってしまった
登場人物をご紹介します。
作中の時系列順に並んでいます。

〇ロープウェイの係員
停電を復旧させた後に機材に自分の紐が絡まり、
そのまま吊り上げられてしまって犠牲となる。

〇デン
若者4人の一人。
ロープで脱出を図ろうとした際に失敗、ロマに見捨てられて
ロープごと切り離されて転落、犠牲となる。

〇ロマ
ロープウェー内で他の生存者たちに横暴な態度を
取り始めて、最後は外に出ている際に一人で暴れたため、
部品が外れたはずみで宙に放り出されて落下、命を落とした。

〇ビク
デンが転落した直後に負傷、
その後、しばらくは息があったものの、ロマとの争い後に
カーチャが気絶している間に息を引き取ってしまう。

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