スピードレーサー(映画)のレビュー!CGと混ざった面白い世界観!

映画

「スピードレーサー」は2008年に公開された映画で、
レースの要素などが盛り込まれた作品です。

映画公開と同月には
WiiとニンテンドーDS向けにゲーム版も発売されていました。
(⇒ゲーム版レビュー

ゲーム版のレビューを書いた時点では、映画版の方は見たことがなかったのですが
その後、見る機会があったために実際に映画版のスピードレーサーも見て見ました。

こちらでは、映画版の感想をお話していきます。

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CGとの合成が面白い感じの映画

映画を見始めて最初に目に入るのが
”CGとの合成”ですね。

映画内の背景や、レース中のステージなど、
多数の部分でCGや合成などが使われている感じで、
かなり特徴的な、不思議な感じの作品になっています。

また、レース中の演出(キャラの顔が流れていくような感じ)や、
回想シーンの演出なども、
他の映画ではあまり見ない個性的な感じで、
印象に残る作品でした。

レースシーンやステージはなかなかの迫力

作中では、何度かレースシーンが描かれますが、
レースのステージが、現実ではあり得ないような、
遊園地のアトラクション的に派手なステージが多く、
見ていて面白い感じですね。
ゲーム版も出ている通り、”ゲーム的な感じ”のステージに
なっています。(任天堂のF-ZEROのようなイメージ)

レースシーンも、それなりに迫力のある戦いが
描かれていて、個人的にはなかなか楽しめました。

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いかにも悪役っぽいキャラ…

序盤で、主人公のレーサーとしての腕前を認め、
仲間に引き入れようとしてくる大企業の社長が
登場しますが、いかにも胡散臭い感じで、
その通り、悪役だったので分かりやすくて、印象に残るキャラでした。

主人公を仲間に引き入れようとして決裂したあとは
あまり出番はなくなってしまいましたが
(最後も直接対峙することはなく、勝手に逮捕されてしまいます)
それでも、作中の中では印象に残るキャラクターでした。

ただ、作中で描かれるレースは
この悪党が中心になって仕切っている”八百長”のレースであるため、
ライバルのレーサーは、あまり強い感じのレーサーがおらず、
レーサー以外のキャラが印象に残る感じでしたね。
(レーサーX以外、大して実力のあるレーサーがいないので
主人公がやたら強く感じます笑)

ストーリーは王道

ストーリーは全体的に王道な感じで、
多少、展開が読めるような感じです。
(この人は悪党だろうなぁとか、
 この人の正体はあの人だろうなぁ…とか)

ただ、ストーリー自体は悪いということではなく、
新鮮な驚きはあまりないものの、
それなりにちゃんとした内容にまとまっているとは思うので、
悪くはないと思います。

回想なのか分かりにくい部分が少しあった

回想シーンの際の
切り替わりの演出が結構個性的なので、
”これが回想シーンなのか現在なのか”少し分かりにくい部分が
ありました。

特に、ローヤルトン(悪徳企業の社長)と決裂したあと、
フジでのレースシーンが描かれますが、
社長との会話⇒その後のフジのレース⇒社長との会話(回想)の
順番に描かれるので、
最初、フジのレースは”これからこういうことになるぞ!”という
警告のシーン(現実ではない)なのかと思ったら
現実だったので、少し分かりにくく感じました。

他にもいくつか、特殊な演出故に
少し分かりにくくなっている感じの部分は多少見受けられました。
(そんなに大きな問題ではありませんが)

最後のレースのフラッシュ

作中の最後のレースの最中に
妙に点滅が激しく感じる部分が、1か所だけあったので、
苦手な人は注意した方がいいかもしれません。

ただ、レース中の限られた部分で、
そこの部分を抜ければあとは特に問題はないので、
苦手な人はそこだけ目を逸らすなりして、
上手くカバーすれば、特に大きな問題はないかとは思います。

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原作を知らなくても大丈夫?

「スピードレーサー」は日本のアニメ「マッハGoGoGo」が
原作となっている実写映画ですが、
これに関しては”マッハGoGoGo”を見たことがなくても
特に問題はありませんでした。

私自身、↑の存在は知っていますが
実際に本編を見たことはないので、
”マッハGoGoGoは見たことがない”状態でしたが、
特に映画のストーリーが分からないようなことや、
知らないことによる悪影響を感じることはありませんでした。

そのため、原作を知らなくても
特に問題なく楽しむことができると思います。

ゲーム版を遊んだあとでも…

私は映画版を見る前にゲーム版を
遊んでいましたが、
ゲーム版では、映画のストーリーが全部分かってしまうような
描かれ方はしていないので、
特に問題なく、映画も楽しむことができました。
(逆に、先に映画を見ていてもゲームも楽しめると思います)

それにしても、ゲーム版を遊んでいる当時は、
レーサーXは、その見た目から悪党だと
勝手に思っていましたが、
全然悪党ではなかったですね(笑)

映画を見てみて、ゲーム版を遊んでいる当時とは
”見方が”180度変わったキャラクターが
レーサーXでした(笑)

作中の犠牲者ネタバレ

映画「スピードレーサー」の作中で
犠牲になってしまったキャラクターは、
特にいませんでした。

主人公の兄が、作中開始時点で
事故で故人とされていましたが、
終盤で「レーサーX」として名前も顔も変えて
生きていることが明かされています。

作中のレース中に
モブキャラらしきレーサーで何人か”安否不明”のような
フェードアウトをしたキャラはいますが、
作中で特に何も言及されていないため、
無事だったのか、犠牲になっているのかは不明です。

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