プレイステーション2で発売された「玻璃ノ薔薇」は
カプコンから発売された
推理系のアドベンチャーゲームで、
TOKIOのメンバーが主人公を務めている作品ですね。
最近では、龍が如くシリーズなども
「実在の俳優など」が出演していますが、
そんな感じの作品です。
こちらを実際に遊んでみた感想と
隠し要素や裏技について、詳しくお話していきます。
時間に急かされる推理系ゲーム
内容は、ストーリーに沿って進んでいく
タイプのアドベンチャーゲームで、
気になる場所を調べて、事件の真相に近付いていく…
という作品なのですが、
時間制限があって、結構急かされるタイプの
アドベンチャーゲームです。
ゲーム自体は「じっくり考える」タイプのゲームなのですが、
そこに”時間制限”というミスマッチな要素(私はそう感じました)が
あるために、イマイチ、”合わない食材を混ぜてしまった料理”的な
感じがあって、その部分は気になりました。
個性的な世界観。ストーリーは先が気になる感じ
世界観はなかなか個性的な雰囲気で、
タイトルに「薔薇」が入っているからか、
なんとなくおしゃれな感じのデザインでした。
癖のある世界観ではありますが、
他では(私がサスペンス系をあまりプレイしないからかもですが)
あまり見られない感じの雰囲気だったので、
この点は印象に残りましたね。
ストーリーに関しては、先が気になる感じの内容で、
ストーリー目的で頑張って進めたくなる…
そんな感じでしたが
(※普段からこういう感じのゲームをたくさん遊んでいる人には
どう映るかは分かりません あくまで普段あまりこの手の
ジャンルをやらない私からすれば、良い感じでした)、
最後の方は若干気になる部分もあり、
黒幕的存在の正体なども、気になる部分でした。
ただ、全体的に登場人物の描写はよくできていると思います。
グラフィックは…
私がこの作品を購入したときには既にPS3の時代の後期ぐらいに
なっていたので、綺麗とは感じませんでしたが
これが発売された当時の水準で考えれば
決して悪くはないと思いますし、
”雰囲気”に関しては結構しっかりと作られている
イメージを受けます。
ただ、主人公の顔が、
ゲーム中の顔は「誰これ?」状態で、
せっかく実在の人物を使っているのに…
と思ってしまうような感じ
(もはや別人…笑)なので、
この点は気になる人は気になるかもしれません。
(私はゲームのほうを目当てで買っているので、
ネタとして笑えたぐらいでしたけど…)
あくまでPS2のゲームなので、
間違ってもパッケージのような綺麗な顔ではないので
そこは注意しましょう!
難易度は高く感じた
序盤はそれほどでもないですが
終盤に近付くにつれて、
かなり難しくなっていく印象でした。
サスペンスのイベントは特に難しいので、
ある程度覚悟しておく必要がありそうです。
苦手な人は攻略などを見た方がいいかもしれません。
全体的なテンポは微妙
ゲームの全体的なテンポが悪く、
不親切な印象を受ける場面も所々に
見受けられる作品です。
このあたり、シリーズモノではないので、
”まだ未完成の部分”が多いのかな…?という
感じの作品ですね。
イベントシーンなどのテンポも
もう少し改善してほしい部分の一つで、
気になる部分の一つでした。
全体的に「不親切な部分」や
「ここをこうするともう少し快適に遊べそう」と
感じてしまう部分は、随所に存在していたので
もう続編は出ないとは思いますが、
続編が出ることがあれば、
もう少し作り込みをすれば、より遊びやすい作品に
なるかもしれません。
眠くなる感じも…
ゲームのジャンル上、ある程度仕方のないことですが、
なかなか先に進めないと、
かなり単調になり、何も起きない屋敷を
長々と移動し続けることになる場合もあります。
なので、プレイ中に眠くなってしまうことが
個人的に何度もありました(笑)
また、音楽に関しても
ゲームの世界観にはあっているのですが
妙に眠気を誘う感じだったので、
そういう雰囲気をより強めているのかもしれません。
(まぁ、このゲームでガンガンとロック系のBGMが
流れていたらそれはそれで変なのですが)
隠し要素・裏技
玻璃ノ薔薇の隠し要素や裏技は下記の通りです。
・ミニゲーム「タングラム」で遊べるようになる
ゲーム本編を「お手軽」でクリアする。
・チャプターセレクトが可能になる
ゲーム本編を「お勧め」でクリアする。
・エンディングが変化する
ゲーム本編中に集めた「心のカケラ」の数でエンディングが変化する。
攻略本は発売されているの?
玻璃ノ薔薇の攻略本は1種類のみ発売されています。
また、攻略本以外に小説版も発売されており、
この2種類が関連商品になりますね。
一つは「小説」であり、攻略本ではないので
もしも攻略本を探している場合は
間違えて小説のほうを買ってしまうことのないように、
注意しましょう!
玻璃ノ薔薇2は発売されているの?
玻璃ノ薔薇はこの1作のみで現時点では
終了となっており、続編は発売されていません。
作品自体が発売されたのが、2003年になりますので、
既にこの感想を書いている時点で、20年近くが
経過していることになります。
そのため、今になって急に「2」が
発売される可能性は低く、
カプコンから(このゲームの発売元)今後、似たようなゲームが
発売されることがあったとしても、
それは「玻璃ノ薔薇2」というタイトルの作品ではなく
新規タイトルになる可能性の方が高そうです。
売上的にも大ヒットしていたわけではないので、
続編が出る可能性は限りなく低いと言えます。