映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコのレビュー!前作より日常寄り!

すみっコぐらし

「映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」は、
2021年に公開された
すみっコぐらしの映画第2弾です。

前作では”絵本の中の世界”が物語の大半を占めていましたが
今回は、すみっコたちの日常が描かれる部分も
多くなっていて、また違った魅力のある作品です。

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前作よりも「日常」が見れる

前作の話も個人的に好きでしたが、
今回は”また違う形”で好きな作品で、
すみっコたちの”普段の日常”が前作以上に
描かれている作品になっています。

前作は、絵本の中の世界にすみっコたちが飛ばされたため
”非日常”が中心でしたが
今回は魔法の世界からすみっコの新キャラがやってくる以外は
”日常”になるので、
すみっコぐらしたちの日常が前作とは異なり、
かなり深く描かれていました。

前作との差別化もしっかりできていて、
このあたりは〇だと思います。

世界観とボイスの有無は前作と同じ

映画としてのスタイルは前作と同じで、
いきなりすみっコたちがフルボイスで喋ったりすることはなく、
ボイスなしの、文字がすみっコたちの頭上に出る形で
セリフが表現されます。

この点は、前作のレビューの時も書きましたが
すみっコがいきなりペラペラしゃべりだしたら違和感が凄いので、
上手くできていると思います。

物語自体は二人のナレーションによって
前作と同じように進んでいきます。

すみっコの世界観を壊さず、引き続き上手く作れているように思います。

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新キャラはふぁいぶ以外は印象が薄いかも?

映画の新キャラクターに関しては
個人的に前作の「ひよこ」のインパクトが(展開的に)強かったので、
今回の新キャラクターの方が若干印象は薄いような気もします。

ふぁいぶは出番がたくさんあり、ふぁいぶに関してはそれなりに
印象に残り、いい感じのキャラクターでしたが、
わん、つー、すりー、ふぉーの4匹のすみっコについては
出番があまりないため、そこまで印象には残りませんでした。

まぁ、あくまでも「ふぁいぶ」がメインと考えれば
それなりに印象もあるので良いとは思います。

今回の主役は「とかげ」

前作と同じく、どのすみっコも活躍しますが、
前作はいつものメンバーの中での主役は
「ぺんぎん?」でした。

今回は「とかげ」が主役っぽく描かれているので、
とかげが好きな人には嬉しいところですね。
個人的にも「とかげ」は好きなすみっコなので、
嬉しいところでした。

とかげが主役なおかげか、
とかげのおかあさん(すみっしー)や、
とかげ(ほんもの)なども登場しています。
(この2体は前作には登場していませんでしたね)

とかげ(ほんもの)は、ほとんど背景になってますけど…笑

途中の夢を忘れたすみっコが笑える

物語の途中では、ふぁいぶの誤解と善意によって、
すみっコたちが”ゆめ”を消されてしまい、
夢を失ったすみっコたちがいつもと違う行動に
出てしまう描写があります。

これが、普段はなかなか見れない光景で
特にぺんぎん?のヤバさが際立っていて笑えました
(とかげだけは、ふぁいぶの魔法の影響を受けなかったので、
夢を忘れたとかげは出てきません)

寒いところから逃げて来たしろくまは、
逆に扇風機に自分から当たったりするようになり、
誰かに食べてもらいたいとんかつは、
どうせ自分なんて…みたいなネガティブなキャラに変貌し、
理想の体型を目指していたねこは、暴食を始めて、
自分探しをしていたぺんぎんは、自分を見つけたと思い込んで(?)
変な性格になってしまいます。

この時の描写が何とも奇妙で恐ろしい感じで、
普段は見れないすみっコの姿を見ることができました(笑)

前作よりも穏やか。代わりに感動要素は薄め

前作よりも、終始おだやかなムードで
物語は展開していきますが、
その代わり、前作のような感動系の描写は
若干、薄くなっているようなそんな感じはします。

ただ、この点は別にマイナス評価ではなく
”毎回同じようなことばかり”でも映画としては
つまらなくなってしまいますし、
今回の日常的な部分に主眼を置いた展開も
よかったと思います。

すみっコたちの日常は、前作からは
あまり伝わってきませんでしたが、
今作はすみっコたちの日常がかなり
伝わってくるつくりになっていましたからね…。

そういえば、この映画では
とかげだけ一人で暮らしていましたが、
いつもそうでしたっけ…?笑

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前作を見てなくても大丈夫

物語自体は、前作から直接繋がっているわけではなく、
独立した物語になっているので、
第2作であるこの映画から見ても、物語を理解することは
十分に可能です。

もちろん、”すみっコぐらし自体を全く知らない”
あるいは、興味がない、と言う場合に関しては
なかなか楽しめない部分もあると思いますが、
すみっコぐらしのキャラクターの本当に
基礎的な部分だけ知っておけば、
前作を見たことがなくても、十分に楽しむことは可能です。

前作の要素としては、
エンディングに、前作のキャラクターの「ひよこ」が
ツリーで飾られていたぐらいで、
直接的に繋がっている要素はほとんどありません。

続編は存在するの?

続編は、2023年に公開された
「映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」となっています。
これが、すみっコぐらしの映画のシリーズ第3弾に
あたる作品ですね。

こちらもまた新キャラクターが登場する話で、
今回のふぁいぶたちと直接的な繋がりがあるわけではないので、
今回のお話と同じように、
第3作目から見ても大丈夫だと思いますし、
3⇒2⇒1の順番でも、全然問題ないとは思います。

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