ジオストームのレビュー&ネタバレ!緊張感のある良作!

映画

「ジオストーム」は国内で2018年に上映された
ディザスター系の映画です。

ただ、この作品は純粋な自然の猛威を描くわけではなく、
自然の猛威を制御するために生まれた衛星を、
悪意を持った人間が利用して、人為的に災害を起こす…という
人為的な自然災害の脅威を描く作品になっています。

他のディザスター系の映画とは、
このあたりの部分が少し異なる部分となっている作品ですね。

こちらを実際に見た感想をお話していきます。

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純粋な自然災害に立ち向かう映画ではない

作中では既に、人類は自然災害のコントロールに
成功している設定で、
巨大な衛星によって、甚大な自然災害が起きないような、
そんな状態になっている世界が舞台です。

ただ、この衛星のプログラムに悪党がウイルスを送り込んで
それによって各地で大規模な自然災害が発生、
甚大な被害が発生し、それを阻止・黒幕を明らかにするタイプの映画です。

なので、純粋に自然災害に立ち向かう話とは
少しまた、趣の異なる作品ですね。

自然災害の数々の描写は恐ろしい

作中では人為的に発生させられた災害の数々の
シーンも描かれていて、
急激に気温が落ちて人々が凍り付いたり、
逆に急激に気温が上がって大規模な爆発事故などが起きたり、
大粒の雹が降り注ぐ、巨大津波がやって来る、落雷が頻発するなど
地域ごとによって多数の被害が描かれています。

日本もちょっとだけ登場していて、
日本は巨大な雹が降って来る描写でした。
(ただ、終盤で出て来た地域で唯一、途中で描写が終わっていて
 どうなったのかは分かりません笑)

どの災害も、それなりに映像に迫力があって、
雰囲気も出ていたと思います。

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主人公たちは直接災害に直面する場面は少ない

主人公として活躍する兄弟は、
兄の方は宇宙ステーションに向かい情報の調査、
弟の方は地球で陰謀を調査する感じで描かれて行きます。

ただ、二人とも実際に自然災害の場に直面することは少なく、
弟の方が終盤で、落雷が頻発する地域にいたぐらいですね。

他の災害は、全部主人公たちがいないところで起きるので、
(映画内のモブキャラが中心ですね)
直接立ち向かう感じではありません。

内容は王道ながら退屈しない感じ

内容自体は王道な感じで、
災害的な部分の描写以外は、
洋画でよく見かけるお約束な展開の詰め合わせというような感じです。

あまり新鮮味を感じるような部分はありませんし、
驚きくような展開(大体予想はできる)もありませんが、
それでも、内容自体はしっかりと作られていて、
個人的には最後まで退屈することなく、楽しむことができました。

そんなにダラダラとした展開が続くような場面はないので、
その点も良かったように思えます。

最後は、主人公たちが無事に生還するのか、
それともできないのか、意外と分かりにくい感じだったので
この点はスリルもありました。

吹き替え版は一部「棒読み」気味な感じも

日本語吹き替え版で見ましたが、
一部の登場人物(ごくわずかです)が、若干棒読み気味な
感じで、その人物が最初にセリフを発した時点から
「あれ?」という感じでした。

それでも、見ているとだんだんと慣れては来るのですが、
最初は結構違和感もあったものです。

ただ、他の人物はそんなに気にならないですし、
字幕版で見る人には関係のない話なので、
そこまで気にしなくても大丈夫だとは思います。

終盤、若干点滅が激しいシーンが続く

終盤は、若干点滅が激しいシーンが続くので、
人によっては気になるかもしれません。

私は大丈夫でしたが、
宇宙船内の裏切者と対峙するシーンで、
結構点滅するような光の演出があるほか、
そのすぐ後の、落雷が多発している地域で
敵の黒幕たちと対決するカーチェイスの場面は、
雷の光(異常気象なので連発している)で、
結構ピカピカしていたので、
気になる人は気になるかもしれません。

どちらもそんなに長いシーンではありませんので、
映画全体的にそういうものが続くわけではありませんが、
一応、お話しておきます。

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その後は少し心配?

最終的に主人公は生還、各地の災害も衛星が
コントロールを取り戻したことで止まりましたが
描写的に各地域でかなり被害が出ていましたし、
人為的な暴走だったために、
後で色々問題になってそうな感じがするのは
少し心配なところです…笑

ただ、作中の最後のシーンでは
既に数か月が経過していたようですし、
主人公たちがのんびりと釣りを楽しむことが
できるぐらいには世界は平穏な感じだったので、
作中では描かれてはいませんが”後始末”に関しても、
上手く済ませることができたのかもしれませんね。

作中の犠牲者ネタバレ!

ジオストームの作中で犠牲になってしまった
登場人物たちをご紹介していきます。
(作中の時系列順にご紹介します)

〇マクムード
宇宙ステーションの職員。序盤で陰謀に気付き、それを報告
しようとしたところ、事故に見せかけられて宇宙に放り出されて命を落とす。

〇チェン・ロン
序盤~中盤でマックスに協力していた人物。
マックスに情報を渡そうと、合流する直前に
黒幕の配下であるリコに車道に突き飛ばされて轢かれてしまい、
命を落とす。

〇ダンカン・テイラー
宇宙ステーションのエンジニア。
終盤で裏切り者であることが判明し、ジェイクと交戦。
その際に部屋の窓が割れてステーションから放り出されて犠牲になる。

〇リコ
黒幕配下のボディーガード。
終盤でマックスらの車を追跡するも、逆に追突されて
車ごと転倒、発生していた落雷が車に直撃して命を落とす。

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