品薄解消されてもPS5へ移行しないPS4ユーザーがいる理由とは?徹底解説!

ゲーム

2023年に入り、
プレイステーション5の”品薄”は解消され、
どこのお店でも(一時的に品切れるお店はありますが)
購入できるようになりました。

しかしながら、それでも、PS5に移行しないPS4ユーザーも多く
(※ソフトの売上などが根拠です。例えばバイオRE4は現時点で国内では
 PS4版の方が売れています)
PS5への移行はスムーズに進んでいません。

不思議に思う方も当然いるでしょう。

では、どうしてPS5の品薄が解消しても、PS4からの移行が
完全には進まないのか、この点を見ていきましょう。

スポンサーリンク

PS5への移行を妨げる要素はまだ多い

PS4⇒PS5への移行が進まない理由としては
当然、”次世代機が出たらすぐに次世代機に移行しなければいけない”という
ルールはありませんし、次世代機の購入タイミングや
そもそもの買う・買わないの選択もユーザーの自由です。

しかし、”それ以外”にも、
いずれPS5は買うけど、今は…と、PS4ユーザーに思わせてしまう要素が
あるのも事実なのです。

この点を、元ゲーム屋店長の立場から
解説していきます。

”価格”がゲーム機としては高すぎる

まず、プレイステーション5の価格は
一度値上げしてしまったこともあり
”ゲーム機としては非常に高い”価格設定になってしまっています。

2023年6月時点では通常モデルが約6万円、
デジタルエディションですら約5万円という状態で
過去のゲーム機の歴史を見ても”異様に高い”のです。

もちろん、スペック的には決して高いわけでもなく、
ゲーミングPCなどから比較しても、異様な価格というわけでは
ありませんが、そういう見方をするのは、”コアユーザー”の方が多く、
一般のユーザーからすれば「ゲーム機で6万?高っ!」という認識に
なることも多いのです。

よく「PS4からの移行が進んでほしいから早くPS5を買って欲しい」みたいな
ユーザーも稀に見かけますが
それはコアユーザー目線の見方であり、
一般的に”ゲーム機に5万・6万”となると、なかなか手が出ないものです。

PS4⇒PS5の移行を妨げている現在の最大の障害の一つがこの点で、
これは”1万円以上の値下げ”(薄型モデル発売時でも可)をしないと
なかなか払拭できない部分になるかと思います。

スポンサーリンク

「PS4」でも新作が発売されている

”少しでもクオリティの高いほうで遊びたい”と考えるのも、
これはやっぱり、一部のユーザーの話であり、
一般的なユーザーの中には”遊べればPS4で十分”と考える人も多いのです。
(もちろん、コアユーザーにもそういう人はいるでしょう)

クオリティ重視な人からは想像もできないと思いますが
結構、”遊べればいい”という人も多いわけです。

流石にPS5も3年目になり、PS5専用ソフトもある程度は増えましたが
”洋ゲー”と呼ばれるタイトルがほとんどだったり、
”発売日未定”のタイトルが多かったりと、現状、2023年においては
まだ「PS4でも事足りる」人は多いでしょう。

私自身もPS5はいずれ買いますが今の時点では
当初から公言している通り「PS5を買わないと遊べないソフト」が
5本程度になった時に買う予定で、
その条件を満たしていない(欲しいものは全部PS4に出ている状態)のため、
今も様子を見ている状態です。

私は(自称するのも変ですが)コアユーザーだとは思いますが
ハードの移行基準がいつも”買わないと遊べないソフトがある程度出てから”なので
PS5の購入を見送っている状態です。

こういう人はそれなりにライト・コアユーザー問わず存在しており、
PS4版が出る限り、なかなか移行が進まない点もあるのは事実です。

品薄解消のタイミングが悪かった(新型が出そうな時期)

これもかなり決定的な理由の一つで、
過去のプレイステーションを見ると
PS3以降、PSPやVitaも含めて
2年~3年程度で”薄型”が発売されている、というのが事実です。

PS5も既に2年半が経過しているタイミングなので、
品薄解消した時点で「いつ新型が出てもおかしくないタイミング」に
差し掛かっており、実際に”様子見”している人は
相当数いると考えられます。

私自身も、PS5でしか遊べないソフトが揃わないまま、2年半過ぎて
しまったので、”ソフトが出る”+”薄型待ち”をしている状態で、
品薄解消が”もう少し早ければ”大分違った可能性はあります。

”すぐに遊びたいソフトがある!”というワケではない人からすれば
”もうすぐ出るかもしれない薄型を待ちながらPS4で遊ぶ”というのは
理に適っている判断ですからね…。

移行は「値下げ」+「薄型」が鍵

PS4ユーザーのPS5への移行を進めるためには
「本体の値下げ」そして「薄型の発売」が
鍵となるでしょう。

移行が進めば、ソフトは自然と後からついてくるものです。

一番、ハードの普及戦略として考えると
「薄型モデルを4万ぐらいで発売する」と、いうことになると思いますし、
(ギリギリ3万台に出来ればさらに良いと思いますが、難しいでしょう)
もしもこれが出来れば”一気にPS4からPS5への普及”が進むと思います。

様子見をしてきた私も、薄型が出れば移行にかなり近づきますし、
そういうユーザーも多いのではないでしょうか。

恐らく、PS5はFF16の発売時に一時的に盛り上がり、
何もしなければその後は沈静化、微妙な水準の売上が続くことになると思います。

それを回避するためにも、2023年の後半、
FF16が落ち着いたころに薄型モデルを4万円台で投入する、ということが、
PS5への移行を促す、一番の対応になると思います。

逆に、”いつまでも5万~6万のまま”だったりすれば
PS4からの移行はさらにズルズルと長引くことになるはずです。

タイトルとURLをコピーしました