デスノート(ネットフリックス版)レビュー!ある意味笑える作品!

ゲーム以外

Netflix(ネットフリックス)で配信された
海外版「Death Note/デスノート」(映画)を
実際に見た感想をお話していきます。

ジャンプで連載されていた人気漫画「デスノート」を
題材とした作品で、
日本でもアニメ、実写映画、実写連続ドラマなど
多数の作品が展開されましたが、
そんなデスノートの海外実写版がネットフリックスで
2017年より配信されています。

私も、他のデスノートシリーズはすべて見たことがあったので
試しに!ということで
他作品目的でネットフリックスに加入した際に見てみました!

その感想をお話します!

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原作のどの部分を描くの?

基本的には原作の前半部分ですね。
ただ、映画1本分の長さで全部の場面を描くのは
時間的にも不可能ですから、
基本的な流れはある程度同じでも
内容はだいぶ違います。

かなり駆け足になっている印象を受けます。

また、前半はある程度「原作っぽい部分」もありますが
後半はほぼオリジナル展開になっています。

原作の後半部分(ニア・メロのあたり)は
描かれません。

原作を見ていなくても大丈夫?

私はこれを見た時点では既に原作も
アニメも、日本版の映画やドラマも全部見ていたのですが
ネットフリックス版を見た感じ、
独立した作品になっているので原作などを一切知らなくても
物語自体は理解できる(はず)作りになっているので、
原作を知らない・見ていない状態でも
問題はないかと思います。

続きとか、外伝とか、そういうものではないので、
ここから見ても、いけるはずです。

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知性を失った版「デスノート」

原作などを見たことない人の場合はどう感じるか分かりませんが
他のデスノートを見た身からすると、
歴代のどの主人公(月)よりも、歴代のどのLよりも
浅はかな行動に走っていて笑えてしまいます。

全体的にツッコミどころが満載で、
その点を楽しむ作品…とも言えます(笑)
一方で、ネタとして楽しめない人は
「なんだこれは!」となりそうなので注意が必要ですね。

個人的に気になった部分は…

・ライト(原作における月)が、ただ単に遊び半分で
 デスノートを使っている感じ

・唐突に同級生にデスノートの効果を語り、実演してしまうライト。

・ワタリがなぜか本名で活動していて(ワタリが本名らしいです)
 あっけなくデスノートに名前を書かれて操られた挙句に命を落とす。
 (最初、ワタリの演技なんだろうなぁ、と思っていたら
  本当に操られていて笑えました)

・感情的すぎるL(ワタリがやられたあと、銃を持って
 ライトを街中で追い回すシーンはシュール…)

・顔を無駄に晒して命を賭けるライトの父親

・ミア(原作におけるミサ)が唐突にライトと仲良くなる感じ…。
 (原作のように深い理由がなく、単純に面白そうハハッ!みたいな感じ)

このあたりですね笑
全体的に「知性を失った版デスノート」みたいな感じです

特にワタリは笑ってしまいました。
まさか本名で普通に顔を晒していたとは…

最後が中途半端で消化不良…

てっきりライトとLの決着までを描くのかと思いきや、
かなり中途半端な部分で終わってしまい、
ライトとLの決着もつきません。

「今回のライトはどのように追い詰められるのか」という部分が
抜けているので、少し消化不良な感じがします。
(ライトもLも生きていて、
ライトが父親に自分がキラだと打ち明け、
他の場所でLがデスノートの切れ端にライトの名前を
書こうとして迷ってる感じの場面でおしまいです)

続編を意識していたっぽいですが、
この感じだと続編も期待できなさそうなので、
少し残念な印象です。

ライトがあまりキラになってない

原作やアニメ版などなど、
月はそれなりにキラとして
犯罪者を裁くみたいな描写も多いのですが
今回のライト(原作における月)は、
遊び半分な感じで、
あまりキラとしての活動が描かれていません。

終始「逮捕されたらどうしよう!」みたいな感じで
ビビりまくっていて、最後も何だか
みっともないぐらいに情けない感じです笑

力を手に入れた学生が遊び半分でノートを使ったら
やばいことになっちゃった!みたいな話ですね…!

上にも書きましたがいきなりミアに能力を暴露したときは
「だめだこいつ…」と、原作の月の気分になりました(笑)

ただ、俳優さんの演技はそれなりに上手だったので
そこはプラスポイントです。

作中での犠牲者ネタバレ!

作中で犠牲になる主なキャラクターは
下記の通りです。
※()内は原作のどのキャラに該当するキャラかどうかを示しています。

〇ケニー・ドイル(オリジナル)
ライトに最初に名前を書かれて、書かれた内容の通りに絶命する。

〇ワタリ(同)
中盤でLの名前を探るためにライトにデスノートに名前を書かれてしまい、
書かれた内容の通りに行動、最後は特殊部隊に撃たれてしまい絶命する。

〇ミア・サットン(ミサ)
終盤でライトにデスノートに名前を書かれてしまい、
その通りに観覧車から転落、地面に激突して命を落とす。

※原作では命を落としているライトや、父親、Lなどは
本作では最後まで無事でした。

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続編は存在しないの?

物語の結末的に、続編がありそうな雰囲気にも見えましたが
結果的には2021年現在、続編はありません。

監督によれば、続編を望んでいるようなコメントが
出ていて
「あとは評判次第」みたいな感じだったようですが
実際に公開されたあとの評判を見る限り…
まぁ…続編が実現しなかった…ということなのだと思います。

まだ分かりませんが
俳優さんの年齢的な問題もあるでしょうし、
直接的な続編は厳しそうです。

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