ペンディングトレインのレビュー!電車が未来に飛ばされるドラマ!

ゲーム以外

「ペンディングトレイン 8時23分、明日 君と」は、
2023年に放送された連続テレビドラマです。

とある電車が事故で、
未来の世界に飛ばされてしまい、
人類が破滅した後の世界を舞台に、
生き延びるために奮闘していく乗客を描くお話ですねー!

どことなく、海外ドラマの「LOST」を感じさせる
(あれは飛行機でしたが)内容になっているように
個人的には感じました。

こちらを実際に見た感想をお話していきます。

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異世界でのサバイバル

第1話で、事故が発生し、
その事故を起こした電車のうちの2車両が
未来の世界に飛ばされてしまいます。

最初は(まだ未来だと分かっていないため)
”異世界に飛ばされた!”みたいな展開から
物語が始まりますが、
次第に乗客たちは、自分たちがいる世界が未来の世界だと知り、
その世界で生き延びるために、奮闘していく展開になっています。

最初、見た時には”もっと先の未来”に飛ばされたのかと
思いましたが、意外と数十年レベルの未来だったので驚きました(笑)

LOSTのような雰囲気を感じる

規模も全然違いますが、以前、私も全話見た
海外ドラマの「LOST」にどことなく似ている感じの
作品ですね。

あちらは飛行機でしたし、未来に飛ばされたわけでは
ありませんが、乗客たちが一斉に”未知の世界”で戸惑うような様子は
個人的にはLOSTを思い出しました。

途中から「別の生存者たち」が登場してトラブルになるのも
何となく似ています。
(ペンディングトレインでは別の車両、LOSTでは後部座席の人々)

もちろん、どちらにも良いところはあるので、
比較するものでもありませんが…。

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メインの目的はだんだんと変わっていく

ペンディングトレインは、1クールのドラマなことから
若干、このテーマを描くには時間が足りなかったようにも思え、
全体的に少し駆け足な感じもあります。

最初は未来に飛ばされて戸惑いつつ、
そこで生き延びるための乗客たちの姿や
それぞれの過去などが中心となり、
途中からは別の車両の生存者とのトラブル、
それが住むと「元の世界に戻る」ことに目的がシフトし、
サバイバル的な描写はなくなっていきます。

そして、元の世界に戻ったあとは
「人類滅亡の未来を回避する」ことを中心に描く、など
物語は変化していきます。

個人的には、前半~中盤あたりの方が面白かったような気もします。

若干、強引な展開がある気はする

ドラマはドラマなので、私は気にしませんが
人によっては気になるかもしれないぐらいに、
結構強引な展開があります。

例えば”人類は2026年に破滅していた”は、ともかく
”ワームホールで元の世界に戻れるかもしれない”とか、
”隕石の軌道を変える”だとか、結構SFじみた強引な部分も
出て来るので、気になる人は気になるかもしれません。

私は全然それでも良かったのですが、
”気になる人は気になるだろうな…”と思ったので念のため。

雑に片づけられた6号車の人々

途中から、主人公たちがいる5号車とは別の「6号車」の生存者も
登場しますが、中盤以降、出番が急激に減り、
現実世界に戻る際も、一部のキャラを除いて”スルー”で
どうなったのかも不明です(笑)

ワームホールの話をし始めても、6号車の人々に声をかける様子もなく
そのまま帰ってしまいますし、
そうなると、6号車の人々も未来に取り残されているはずなのですが、
主人公たちが現代に戻ってからも、
自ら未来に残った田中さん以外、未来で登場する描写はなく、
6号車の人々はいずこに…?状態です(笑)

尺の都合上かもしれませんが、若干6号車関連は雑に思いました。

現代に戻るまでがピーク

第8話終盤で現代に戻るまでが物語のピークだった印象で、
戻った先が2026年、というところまでは驚きましたが
それ以降は”普通のドラマ”になってしまった印象も少し受けました。

特に最終話は、まとめのような話で
淡々としていたような(割とあっさり問題が解決していく印象)展開
だったので、最初の盛り上げ方とは裏腹に、
少し着陸に失敗したような印象を個人的には受けました。

ただ、物語のテーマ的なものを伝える意味では
上手く行っているような気もしたので、
あくまでも”ドラマとしての終盤の盛り上がりに欠ける”だけで
全体を見据えると、これで良かったのかもしれません。

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最終回の結末は謎を残す

最終回は「え?これで終わり!?」と、思う場所で
終わってしまいます。

結局、隕石は回避できたのかどうかが明示されず、
ご想像にお任せします、という感じの結末ですね。

個人的にちょっと考察してみましたが
私としては「隕石は回避できた」と考えています。

その理由としては、
”教授の反応”で、
ラストのシーンで、教授が誰かから電話を受けて
”そうですか”と、呟いたあとに、
ソファーに寝転ぶシーンがありますが、
これがどちらかと言うと”ホッとして力が抜けているような感じ”に見えます。

もちろん、”隕石が回避できなかった”と報告を受けて
絶望している可能性もありますが、
表情・動作を見る限り”ほっとして脱力したような感じ”に私には見えました。

もう一つ、未来に残った田中さんが
2026年で乗客の一人が田中さんに向けて送ったメッセージを
受け取っている描写もラストにあり、
これを見ると”未来が変わっていない”=”隕石は回避できなかった”ようにも見えますが
確か第8話だったか(別の話かも)、
”ここに残れば過去が変わってもここは、変わった過去からは切り離されて
 パラレルワールドになる”という趣旨の話をしていた気がするので、
隕石を回避できたとしても、田中さんのいる未来がいきなり”人類のいる未来”に変わったりはせず
どっちの結果だとしてもそのままであると考えられるので、
教授の反応と合わせて考えると、私は”隕石を回避できた”と
考えています。

まぁ…答えはないのかもしれませんが、
私の考察と言うことで…!

全体的に、粗い部分もありましたが
良い雰囲気のドラマであったと思います。

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