映画「東京少年」レビュー&ネタバレ!謎の部分も…?

映画

映画「東京少年」は2008年に公開された映画で
2つの人格を持つ主人公とその恋人の男を中心に
物語が描かれていく作品です。

少し間延びしていると感じる部分もありますが、
物語自体は王道的に、無難にまとまっている印象を
受ける作品でした。

こちらの映画を実際に見た感想をお話していきます。

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三人を中心に描く物語

物語自体は登場人物は比較的少なく、
壮大な物語になっていくことはなく、
日常的な範囲内でまとまっている作品で、
人間関係などは分かりやすく描かれている作品です。

物語の中心となるのは主人公の「みなと」と、
その中に潜んでいる別人格の「ナイト」、
そしてみなとの恋人の「シュウ」の3人が
中心に描かれて行きます。

中盤からは、それまでに起きたことを
丁寧にシュウ視点、ナイト視点で描いている点も
特徴的な作品ですね。

少し間延びしている感じはある

内容的には連続ドラマ1話分ぐらいの長さでも
描けてしまいそうな内容で、
映画の中盤までも、割とのんびりと物語は
進んでいきますが、
そのあと、中盤以降は、
映画の冒頭~中盤で描かれた場面の大事なシーンを
「シュウ」視点、そして「ナイト」視点」で
繰り返していく内容になっていて、
結構、同じシーンを何度も使うので、
間延びしてしまっている感じはあります。

もちろん、シュウ視点、ナイト視点で描かれる部分を見ると、
最初に見た時には分からなかったようなことも
描かれるので、そういう部分は面白い部分ですが、
もうちょっとここの部分は短くまとめられるような気もしたので、
少し個人的には気になった部分の一つではありました。

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登場人物や登場する場所は最小限

本作は、登場人物や登場する場所は
必要最小限に抑えられている印象で、
登場人物はメインの三人と、
シュウの父親、みなとの祖母ぐらいしか
ほとんど登場していません。

場所もコンビニや病院、家、廃墟の学校など
限られた場所しか登場しないので、
人物・舞台共に最小限に抑えられている印象を
受ける作品ですね。

ただ、登場人物があまり多すぎても
この手の作品は収拾がつかなくなってしまう可能性がありますし、
逆に分かりにくくなってしまうこともあるので、
この辺りのバランスは上手く取れているのではないかと思います。

シュウの浮気のエピソードはいらないような…?

物語途中では、シュウがみなとに対して
「実は他に恋人がいる」ということを明かす描写があります。

最初は、私は”ナイトのことを知り、みなとから離れるために嘘をついている”
と、そう思っていましたが、後のナイト視点の話では、
本当に恋人がいるような描写が描かれており、
これだとシュウは、作中では良い彼氏のように描かれていますが
”単に浮気しているだけの嫌なやつ”になってしまいますし、
みなとをどんなに一生懸命助けようとしていても、
「え?でも浮気してるんですよね…?」という感じがしてしまって
イマイチ、感情移入できないというか、そんな感じでした。

しかも、その浮気エピソードは物語内に役立っておらず、
恋人らしき相手も数秒、1回出て来ただけで名前も不明、
終盤には話題も出なくなってなかったことになっているなど、
(シュウはみなとと結ばれた感じに見えるので
 元々の恋人はどうなったのかすら不明)
物語中に”シュウに実は他の恋人がいる”という話は
特に何の役にも立っていません。

そうなると、シュウの印象を悪くするだけなので、
ここのところ(実は他に好きな人がいる的なところ)は
いらなかったように、個人的には思いますね。

エンディングも綺麗にまとまっているのですが
この余計なエピソードのせいで、
「いや、シュウ、浮気してたんだよね…???」となってしまって
モヤモヤが残ります。

もしかすると、みなとと別れるための嘘で、
ナイトが目撃したシュウと一緒にいた恋人らしき人物も
恋人ではなく、姉か妹であったり、ただの知り合いの可能性もありますが
それでも、種明かしもないままならあの描写はいらないような気が
個人的にはしました。

シュウの恋人は本当?それとも嘘?

シュウの”みなと以外の恋人”は本当だったのか、
それとも嘘だったのか。

作中の展開的には、シュウがみなとと別れるために
存在しない恋人の話題を出して、別れようとした…ようにも見えますが
ナイトがシュウと一緒にいる恋人らしき人物を目撃するシーンがあり、
このことから”本当に浮気していた”とも考えられます。

ただ、終盤では何事も起きていない(浮気なら相手方とトラブルが多少起きるはず)ことや、
父親との会話でも「お前、既に彼女いるだろう!?」みたいなことを
言われていない様子を見ると、
ナイトが目撃した、シュウと一緒にいた人物は「彼女ではない」可能性も
十分に考えられます。

そうだとすると、
”シュウは、みなとの現状を知り、別れるために恋人がいないのにいると嘘をついた”
ということになり、
”ナイトが目撃したのは、恋人ではなく単なる先輩後輩や友達などであった”
と、いうことになります。

終盤、普通にみなとと恋人同士になっている様子だったり、
ナイトが目撃した恋人(?)とトラブルが起きている様子もないことから
この可能性も高そうに個人的には思います。
(ただ、作中では言及がないので、答えは不明です)

作中の犠牲者ネタバレ

「東京少年」の作中で犠牲になってしまった登場人物を
ご紹介していきます。

〇みなとの両親
作中開始時点で故人で、
交通事故によって二人とも過去に命を落としている。

〇ナイト
みなとの中に潜んでいた別の人格。
最終的にシュウの説得に応じて、治療を受けることになり
みなとのことをシュウに託して消滅した。

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