「エアポート2022 ザ・トップガンナー」は2022年に
公開された映画で、
航空機の中に爆弾が仕掛けられて、
さらに無人戦闘機に狙われるという危機を迎える映画です。
「エアポート」と名のつく映画は色々とありますが、
他の”エアポート”同様に、それぞれ独立した作品で
シリーズ作品ではありませんので、
この作品から見ても、特に問題はありません。
こちらでは、そんなエアポート2022を実際に見た感想や、
作中の犠牲者ネタバレなどをお話していきます。
危機に陥った航空機と立ち向かう者たちの物語
本作では、航空機の2191便に
小型の爆弾が仕掛けられたという情報を
捜査官が入手するものの、
既に2191便は離陸してしまったおり、着陸した際の衝撃で
爆発する可能性があるために、
爆弾を探し出して、解除しなければならない…と、
そのような状況が描かれます。
偶然その航空機に乗り合わせていた退役軍人と
捜査官、そして客室乗務員や機長らが協力しながら、
なんとか爆弾の脅威を排除、着陸を目指す話です。
また、時々、地上にいるFBI捜査官の視点も
描かれるなどして、物語は進んでいきます。
どちらかと言うと、終始爆弾の脅威に対応する感じで、
”乗客の中にいる犯人は誰だ!”みたいな展開はあまりなく、
また、敵との直接対決もほとんどありません。
(敵はあまり具体的な行動を起こさず、無人戦闘機を合計3機
送り込んでくるだけです)
爆弾との戦いがメイン
映画の最初から最後まで、
”爆弾との戦い”とも言える映画で、
場所探しから始まり、解除を試みて、解除後は安全な着陸のために
爆弾を海に投げ捨てることになるなど、
終始、”爆弾との戦い”と言った感じの内容になっています。
上でも少し書いた通り、他の要素は控えめで、
個性的な乗客が出て来たりということは
それほど(何人かスポットが当たる乗客はいますが少ないです)おらず、
敵組織(?)の目的や全貌も謎で決着がつく感じではないです。
あくまでも、航空機の安全確保をして、無事着陸、めでたしめでたしの
ような流れの作品ですね。
ただ、割と(時間が短いこともあってか)、
そんなに期待せずに見れば、それなりには楽しめる感じの
内容ではありました。
”敵”の正体や目的は謎も多い
作中では、航空機に爆弾が仕掛けられますが
”敵”の正体はイマイチ不明瞭なまま進み、
途中に無人戦闘機も送り込まれてきますが、
黒幕が誰だったのか、何が目的だったのかは分かりにくいです。
目的は、航空機に搭乗していた客のひとり
(前半から挙動不審な動きをし続けていた男)が終盤で
何やら語っていますが、イマイチこれも分かりにくいです(笑)
(一応、この男の持つPCのデータが目的とか何とか)
また、敵サイドの人物の指導者らしき人物は登場せず、
航空会社のセンターに一人、内通者のような人物(主任)が
いましたが、それ以外には登場していません。
そのため”敵”については最後まで見ても謎の部分は多く、
あくまでも主人公たちが乗り合わせた航空機が
無事に着陸できるところまでを主眼にした作品、と言う感じを受けました。
最初は主人公が誰なのか分かりにくい
途中まで、主人公が誰なのか以外に分かりにくく、
最初は冒頭に出てきたパイロットが主人公
(私が見たプライムビデオのサムネイルもこの人になってるので笑)かと
思いましたがこれは違い、
その次は、敵のアジトに乗り込んだFBIの捜査官の人が主人公かと思っていました(笑)
特に、捜査官の方は
結構、序盤~中盤までは出番が多めだったので…。
(※この人は主役ではない感じで、中盤以降は出番が少なめでした)
ただ、実際の主人公は航空機に乗り合わせた元軍人の人が主人公的な
立ち位置で、中盤以降は特に活躍が増えていました。
登場人物たちはそれなりに個性的
登場人物は個性的なキャラクターも揃っていて、
個人的にはやたらと騒いでパニックになってる乗客と、
航空機に乗り合わせていた捜査官(たまたまではなく、元から仕事で乗ってた?)が
印象的でした。
やたらとパニックになってる乗客は、
途中は一瞬”この人が犯人なんじゃ?”とも思いましたが
最後まで何も関係なく、
ただパニックを起こしまくる迷惑キャラでした(笑)
テープでぐるぐる巻きにされておしまいなのも笑えます。
一方の捜査官は主人公と協力して爆弾を解除しようとしますが、
他の爆弾に巻き込まれてあっさり命を落としてしまう
なかなかシュールなキャラクターでした。
作中の犠牲者ネタバレ
「エアポート2022 ザ・トップガンナー」の
作中で犠牲になってしまった登場人物を
それぞれご紹介していきます。
〇ディマーカス
冒頭で空中戦を繰り広げていたパイロット。
機器のトラブルによって敵の攻撃を避けることが出来ずに
撃墜されて、命を落とす。
〇ローン
敵グループの一員。捜査官たちとの銃撃戦で負傷、
しばらくして息を引き取る。
〇トニー
航空機に乗っていた捜査官。
爆弾解除中に他の爆弾の爆発に巻き込まれて命を落とす。
〇コブラ2
航空機援護のために駆け付けたパイロットの一人。
終盤で、無人戦闘機の1機が放ったミサイルから
航空機を守るために、自ら操縦する機体ごと盾となり、命を落とす。
〇カーティス機長
2191便の機長。終盤で無人戦闘機の一機が
操縦席目掛けて攻撃してきた際に命を落とす。
〇副機長
カーティスと共に操縦を担当。無人戦闘機の攻撃を
回避するべく、操縦を交代していたものの、操縦席目掛けて
無人戦闘機が攻撃を仕掛けてきた際にカーティス共々犠牲になる。
物語の結末は?
最終的には主人公が爆弾を解除、
それを海に投げ捨てることに成功して、
危険は回避されたものの、
無人戦闘機によって機長らが命を落とし、
操縦経験のない主人公と客室乗務員が
なんとか飛行機を着陸させます。
結果、機長ら二人と、捜査官のトニー以外は無事で、
乗客自体には、被害が出なかった…という結末でした。
〇その他のエアポートのレビュー
・エアポート2018
ホラー要素の盛り込まれた作品です。
・エアポート2021
こちらは航空機同士のバトル(片方は占領された)が描かれる作品です。
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