Wiiの時代、
任天堂は結構な数、マリオやポケモンなどのシリーズ
以外のソフトを発売していました。
スプラトゥーンのようにヒットしたソフトはあまり
ありませんでしたが、個人的には結構面白いモノも多く、
なかなか楽しめたものです。
タクトオブマジックは、
Wiiリモコンで魔法陣を描いて、敵を倒していく
リアルタイムストラテジーゲームです。
DSで発売されたロストマジックというゲームの流れをくむ
作品です(ストーリーが続いているわけではありません)
個人的な感想
意外と遊べる…
最初は失礼ながらあまり期待せずに購入したのですが、
思った以上に楽しめました。
ステージも多かったですし、魔法陣での攻撃がなかなか
爽快でした。システムも、遊びやすくて良い感じだったかと。。
ストーリー
これがなかなか良いストーリーでした。
子供向けっぽい雰囲気かと思いきや、なんとも言えない
結構ダークな世界観で、強く印象に残りましたね…
分岐!
ストーリーの最注目要素はココですね。
終盤で光につくか、闇につくかを選ぶのですが
闇についたときの展開が凄い…(悪魔)
今までの仲間たちを倒していき、最後には…
という展開。。
個人的には光ルートよりも、味があって良いと思います
音楽
音楽もなかなか良いですね。
メインテーマやモードメニューの音楽も良いですし、
果てなき彷徨という曲は個人的にかなりお気に入りです。
やり込み…
ステージ数も元々多いですし、キャラクターたちのミニシナリオ
みたいのもあって、なかなか遊べる要素が豊富です。
(テオドールのとか、イゴールのはなかなか良い感じ)
すぐ終わるのかな?と思って購入したら案外遊べた…
そんな感じのゲームです!
個人的には隠れた名作です。。
斬撃のレギンレイヴやラストストーリー、パンドラの塔、
ディザスターなどなど…この時代の任天堂ソフトには
隠れた名作が多かった気がします^^
2つのエンディングを考察
本作では物語終盤で、光を選ぶか、闇を選ぶかの
選択を強いられそれによってエンディングが異なります。
一見すると光ルートを選ぶと、平和になる気がしますが…
光ルートの結末!
光ルートを選ぶと、そのまま闇の軍勢と戦うことに。
皇帝なきあとの神聖エンタール帝国と戦い、
最終的に影から操っていたイゴールを倒し、復活した闇の神をも
倒し、主人公のオーヴィルやシャーロットと共に平和な日々を
取り戻す…
という内容でした!平和ですね…
しかし…
闇ルートの真実!
闇を選ぶと、仲間のソーティーらを除き、全員と敵対することに。
かつての仲間を次々と手にかけて、最終的にはシャーロットをも
倒すことに・・・
しかし、シャーロット。
”光の神”に体を乗っ取られている状態であり、倒すと記憶ごと
消されて消滅してしまいます。
そして光の神が姿を現し、戦いに。
光によってもたらされていたのは”偽りの平和”であり、
暁の大聖となる人物は光の神に事実上支配された傀儡のような
存在であるということ。。
それらが明らかにされます。
そしてオーヴィルは光の神を倒し、終わることのない戦乱を
闇の神の元、戦っていくことに・・・。
どっちが平和?
どっちが平和か聞かれれば光ルートでしょう。
しかし、闇を見た後に光を見ると
オーヴィルと話しているシャーロットは既に
光の神に支配されていて、シャーロット自身は…
とか色々考えてしまいます。。
まさに偽りの平和…というべき世界ですね…
自分だったら…
もし自分がタクトオブマジックの世界の立場だったら、
やっぱり、その平和が偽りだとしても光の世界を
選びますね…
光も闇も、真の平和ではありませんが、
それでもやっぱり…。
どちらのルートを選んでもある意味苦い結末を迎える
タクトオブマジック。
光しか見なければハッピーエンドに見えますから
”知らない方が良いこともある”ということでしょうか。。
関連商品まとめ!攻略本やサントラは?
攻略本は?
攻略本は1種類だけ発売されています。エンターブレインから
発売されている攻略本ですね。
任天堂のゲームですが、任天堂公式ガイドブックは発売されていません。
なお、サイズの大きい攻略本になります。
その他の書籍は?
攻略本以外のファンブックの類は発売されていません。
まぁ、売上もかなり厳しい状態でしたし、ファンブック云々などと言うほどの
売上ではないのも事実ですね。
攻略本が発売されたのみになります
サウンドトラックCDは?
サントラCDは商品としては発売されていませんが、
ニンドリという雑誌の付録だった「任天堂SLGサウンドトラック」に
5曲の楽曲が収録されています。
非売品なので、中古などで手に入れるしかありません。
サウンドテストは
ゲーム内でのサウンドテストモードは存在していません。
楽曲は直接その場面までたどり着いて楽しむ必要があります。
ムービーを鑑賞できるモードはあるので、イベントシーンの
BGMであればすぐに聞けますが…。
その他の関連商品は?
任天堂のスマブラシリーズにはタクトオブマジック関連の
ほとんど入っていません。
SPのスピリットとして登場しているぐらいですね
ほかに、ニンテンドーDSソフトの「ロストマジック」という
タイトーから発売された本作のベースとなった作品が存在します
関連商品は少なめですが、一応、攻略本とサウンドトラックCDは
用意されている作品です。
興味がある人は探してみるのも良いのではないでしょうか。
ただ、どちらも店頭での入手は難しいかとは思います
タクトオブマジック2が出る可能性は?
これは、ほぼ0であるかと思います。
理由としては、
まずタクトオブマジック自体の売上が
非常に悪かったこと。
評判は悪くはないのですが、ゲーム自体の売上が
伴いませんでした。
今更発売から10年経過した作品の続編を
作るレベルのタイトルではないでしょうし、
似た作品を出すとしても新規タイトルにするはずです。
また、開発元のタイトーは
家庭用ゲーム事業から引き気味(少しは出していますが)であり
その点も考えると、可能性は0に近いと思います。