「スカイライダー」は1979年~1980年に放送された
特撮番組で、
仮面ライダーシリーズの第6作目にあたる作品です。
番組のタイトルは初代を意識して
「仮面ライダー」となっていましたが、
本記事では初代との区別のために「スカイライダー」で
表記していきます。
こちらを実際に全話見た感想をお話していきます。
色々迷走した感じはある作品
スカイライダーは、最終的にはそれなりに上手く行ったものの
途中では色々な迷走をした感じもある作品で、
最初の方は、初代仮面ライダーの初期を意識したかのような
暗い作風でスタートしましたが、
中盤からは唐突に明るい感じになり、
敵キャラクターも含めて、突然コミカルな路線に
進み始めます。
”スカイライダー”とは言いつつも途中から
全然飛ばなくなるのもなかなかシュールですね…。
そして、中盤以降は歴代仮面ライダーが頻繁に出演するように
なったりと、
かなり、試行錯誤した結果の”迷走”は見られますが
その結果、それなりに”迷走が良い方向に働いた”感じはあり、
最終的には約1年という、昭和の仮面ライダーシリーズの中では
長い部類の期間、放送される作品となりました。
初期はかなり暗め
初期のスカイライダーはかなり暗めで、
「何だこれ…?」と思うぐらいには、
暗い雰囲気が漂う作品でした。
また、主演の方も当時デビューしたばかりだったため、
最初の方は特に棒読み気味で(デビュー直後なので仕方ないことですが)
それも含めて、独特な雰囲気の作品になっています。
空を飛ぶ能力はこの時期にしか使わないので、
途中から見ると「スカイライダーなのに飛ばなくない?」と
思うような人もいるかもしれません。
個人的にはこの頃よりも、中盤以降の方が
スカイライダーの作品としては好きですね。
途中からは一転して賑やかに
初期は暗い作風でしたが、中盤から
(最初の幹部のゼネラルモンスターが退場した後ぐらいから)
明るい作風になり、
幹部の魔人提督を始め、敵怪人もコミカルな感じに
変わりました。
主人公サイドも一気に明るい雰囲気になり
”最初のスカイライダーとそれ以降のスカイライダーが
別の作品に感じる”ぐらいには、雰囲気が変わりますね。
コミカル要素がちょっと強すぎると感じるような部分も
ありはしますが(第34話から出て来るがんがんじいなど)、
特撮番組で子供も多く見ていたでしょうから、
そういった意味では初期の作風から変更したのは
成功であったかと感じます。
歴代ライダーの登場
第20話で仮面ライダーストロンガーがゲスト出演してから、
歴代ライダーも登場するようになり、
(ただし、半分ぐらいは変身後の姿だけで
声も別人でかなり違和感はありますが笑)
第31話~第40話では、歴代ライダーが全員素顔(本人)で
登場するなどして、盛り上げてくれます。
私も、ここを見た時には1号~ストロンガーまで全て見ていたので、
それぞれの主人公がちゃんと本人で再登場するところは
とても面白かったですね。
(1号とアマゾンは残念ながら本人は登場しませんが)
ライダーマンが前より強くなった気はしつつも
相変わらず怪人を倒すことはできなかったり、
やたらと頻繁に2号ライダーが登場したり、
ちゃんと各ゲスト出演のライダーが怪人を倒す見せ場も
用意されていたり、
(意外と他作品ではゲスト出演ライダーは
再生怪人を倒したりするだけで終わってしまうので)
見ごたえのある部分でした。
(※前述の通り、ライダーマンは怪人は倒しません)
第41話~は怪談シリーズが始まり、
また歴代ライダーは出て来なくなりますが、
最終回近辺のラスト3話では、またライダーたちも
ゲスト出演するようになります。
最もゲスト出演が多かったのは仮面ライダー2号ですね(素顔でも6話登場しています)
最後の戦いは…
第52話~最終回の第54話は最終決戦が行われて、
ネオショッカー大首領も姿を現します。
魔人提督が、突然主人公の父親だと言い始めて
主人公を動揺させようとする作戦は
妙に回りくどくて笑いを誘いますし、
それを信じてしまって、騙されている主人公の姿も
なかなかシュールです。
最終的には魔人提督の作戦はスカイライダーたちに
発覚してしまい失敗、3人のライダーが相手だったためか
全く歯が立たないままに敗退して、
大首領に処分されてしまうという最期を遂げました。
(昭和ライダー系では珍しく怪人の姿もない幹部だったのは
印象的です)
その後はネオショッカー大首領が登場(中盤以降は
何故か全然喋らなくなりますが、ちゃんといました笑)
恐竜のような姿をした巨大な怪人で、
当時の技術的には表現が難しかったようで、
今見るとかなり笑えてしまうような演出での戦いが続きます。
(この時代に、人間サイズVS巨大な敵を描くのは
難しいようで、Xのキングダークもストロンガーの岩石大首領も
かなり無理がある感じになっていました)
印象に残った怪人は?
個人的に印象に残ったのは
ゾル大佐に似ている幹部の「ゼネラルモンスター」、
特殊なシチュエーションで登場した第4話の「サソランジン」、
妙に正々堂々だった第31話~第32話の「黄金ジャガー」、
恐らく人間なのに躊躇なくストロンガーに始末された
第38話の「ドクター・メデオ」、
海苔巻きが笑える第39話~第40話の「オカッパ法師」、
あとは、後の某ドラマと名前が被ってしまった
第52話の「ドクターX」ですね笑
ネオショッカー大首領も姿を見せた時の
それまでのイメージとのギャップが
大きなインパクトで印象に残っています。

