「仮面ライダーBLACK SUN」は
2022年にプライムビデオ独占配信で
公開された、仮面ライダーBLACKのリブート作品で、
仮面ライダー生誕50周年を記念した作品です。
こちらの作品を実際に見た感想をお話していきます。
原作とはまるで別物
原作の仮面ライダーBLACKとはまるで別物で、
リブート作品ではありますが、
主要登場人物の名前と組織名ぐらいしか一致する部分はなく、
あとは設定・展開共に全くの別物です。
そのため”BLACK”のリブートとして見ると
人によっては不満を感じると思うので
”別物の仮面ライダー”として見ると、良いかと思います。
BLACKを見てない・知らない場合でも大丈夫?
前述の通り「仮面ライダーBLACK」とは完全に別物状態なので
原作を全く知らない人でも、
問題なく楽しむことができます。
当時の作品を見た人の方が、かえって「こうじゃない」と
思ったりしてしまうような部分もあるような
感じのする作品でしたね…
私自身は「仮面ライダーBLACK」は、全話は見ていないけれど
ある程度知っている、レベルだったので
これはこれで楽しめました。
かなり人を選びそうな世界観
内容自体は、かなり人を選びそうな世界観、という印象で、
私自身は、プライムビデオで配信された「シン・仮面ライダー」に続いて
こちらを見たのですが、
最初の方は微妙な感じがしてしまい、あまり乗り気ではありませんでした。
ただ、回を追うごとに、だんだんと先が気になるようになってきて
最終的には十分に楽しめたので、
個人的には満足な作品でした!
とは言え、最初の方は特に人を選ぶ感じがしますし、
スタートがどことなくスロースタートな感じがするので
好き・嫌いは分かれそうな感じのする作品でした。
あまり直接対決はしない
怪人との戦いが比較的少ない印象で、
特に終盤にかけては、敵の幹部たちは勝手に倒されてしまう感じで、
ほとんど直接対決をしません。
第3話までは怪人と毎回戦っていた感じですが、
それ以降は、案外物事は主人公の外で進んでいるような感じですね…!
敵の幹部も、ダロムとビシュムの直接戦闘は途中で1回だけ、
バオラムに至っては回想シーンにしか戦闘描写はなく、
宿敵っぽいビルゲニアも、途中で1回対決しただけで、
最後は勝手に特殊部隊との相打ちで命を落としています。
もう少し直接対決(特にバオラム…)を見たかった気はします。
音楽はなかなかいい感じ
メインテーマはなかなかいい感じで、
印象に残る音楽でした!
どことなく、主演の方も同じですし、
MOZUのテーマ曲に似ているような気がしますが…笑
なお、原作の音楽は基本的には使っていませんが、
最終回のみ、原作当時のOP(アレンジではない)を
使っていました。
キャラクターはなかなか印象に残る
キャラクターはなかなか印象に残る作品で、
特に、敵サイドの堂波総理は強烈なキャラクターに感じました!笑
中盤以降、突然小物化が始まって、最後は
あっさり片付けられちゃったのはちょっと残念ですが…
反怪人の人も良い味を出していましたが、
途中の時点で「あ~あ~」と」、思っていたら
やっぱりやられてしまったので、少し笑えてしまいました…
ビルゲニアも、見ているとだんだんと愛着が
沸いてくるようなキャラでしたし、
バラオムも何となく癖になる感じのキャラでした。
作中の犠牲者ネタバレ
作中で犠牲になった人物・怪人たちを
順番に解説します!
・クモ怪人(第1話)
作中でBLACK SUNと最初に交戦した怪人。
そのまま敗北して倒される。
・和泉 美咲(第2話)
葵が出かけている最中に、アネモネ怪人の襲撃を受けて
命を落とす。
葵が駆け付けた時には、既に変わり果てた姿となっていた。
・アネモネ怪人(第2話)
美咲の命を奪ったあとに、駆け付けたBLACK SUNと交戦。
一旦撤退するも、シャドームーンによって倒された。
・川本 英夫(第4話)
ゴルゴムによってカニ怪人に改造されてしまい、葵を襲撃。
助けに現れたクジラ怪人によって倒されて命を落とした。
・川本 莉乃(第5話)
ビルゲニアに葵を改造する場面を見せられたあと、
ビルゲニアに命を奪われる。
・創世王(第7話)
ゴルゴム本部に潜り込んで来たBLACK SUNと交戦。
BLACK SUNに心臓を取り出されて命を落とす。
・小松 俊介(第7話)
反怪人団体の井垣らに取り込まれて暴行されてしまい、
その後、変わり果てた姿で発見される。
・井垣 渉(第7話)
俊介の父親が息子の仇を取ろうとした際に、シャドームーンが乱入、
そのまま頭を握りつぶされてしまう。
・ダロム(第8話)
シャドームーンのクーデターの際に、シャドームーンに加担しようとするも、
ビシュムに背後から刺されて命を落とす。
・バラオム(第9話)
シャドームーンのクーデターの際に、反抗したため捕縛される。
その後、怪人たちの覚悟を試すために使われて、他の怪人たちに刺されて命を落とす。
・黒川 一也(第9話)
葵のバスを上の指示で襲撃しようとするも、駆け付けたビルゲニアによって倒される。
・ビルゲニア(第9話)
葵のバスを襲撃しようとする舞台と一人で交戦。
部隊を全滅させて葵を守り切った後に力尽きて命を落とす。
・秋月 信彦(第10話)
BLACK SUNと最後の決戦を繰り広げた末に敗北。
BLACK SUNと言葉を交わして命を落とす。
・堂波 真一(第10話)
宴会の帰りに、裏路地で用を済ませていたところ、
コウモリ怪人と、怪人になったニックによって襲われて命を落とす。
・南 光太郎(第10話)
キングストーンによって、自らが創世王の心臓に乗っ取られてしまい、
駆け付けた葵によって倒された。
・新城 ゆかり(回想)
作中開始時点で故人。回想シーンでビルゲニアに斬られてしまう。
・オリバー ジョンソン(回想)
作中開始時点で故人。命を落とした原因は不明。