PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星のレビュー&犠牲者ネタバレ

サメ映画

「PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星」は
日本では2017年に公開されたサメ映画です。

”鮫の惑星”などというタイトルはついていますが
舞台は近未来の地球で、
特に宇宙が登場するわけではありません。

こちらの映画を実際に見た感想を
お話していきます。

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ほとんど陸地がなくなった地球が舞台

作中の舞台は近未来の地球で、
温暖化により、水位が上昇し、陸地がほとんどなくなってしまったことで
人類は海上に浮かぶ数少ない拠点での生活を余儀なくされているという
壊滅的な状況にある…という世界設定です。

地球上がほとんど海になったことで鮫たちが地球の支配者となって
やりたい放題をしている状態で、
人類がそれに立ち向かっていく感じのお話ですね。

シリアス系のサメ映画

サメ映画の中にはシリアス系のもの
(ダブルヘッドジョーズやトリプルヘッドジョーズなど)もあれば、
ギャグ路線に走ったもの
(ウィジャシャークやシン・ジョーズなど)もありますが
本作はシリアス寄りで
ほとんどふざけたような描写はありません。

展開や、演出が吹っ飛んでて笑えてしまうようなところはあれど、
そういった部分も割と控えめのような印象で、
サメ映画の中では”真面目な部類”に感じました。

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サメを倒すために色々やっては失敗していく…

映画の内容的には
最初に海上拠点のジャンクシティとサルベイションが
それぞれ順番にサメの大群の攻撃により壊滅し、
残ったベストロン研究所の面々が、
サメを倒すべく色々計画しては失敗し…を、
繰り返していく内容になっています。

海底の火山の噴火を利用したり、
サメの親玉が発している信号を模した信号を放ち、
他のサメたちをコントロールしようとしたり、
色々していますが、
あまり効果が出ないまま、物語は進んで行きます(笑)

1個1個の演出が
妙に間延びしていたりするので、
少し退屈に感じる人もいると思います。

世界設定は面白い感じ

中途半端な部分もありますが
温暖化で水位が上昇し、海上の都市のような場所で
人類が生活している世界設定は
なかなか面白いように思います。

ちょっと、不自然な部分もあったり、
”他に人類生き残ってないとしたらヤバいのでは?”とか
色々気になる部分もありますが、
それなりに世界設定は捻られている部類のサメ映画で
あるように感じます。

最後があっけない…

色々な作戦を実行に移しては失敗し、
サメのリーダーの退治には苦戦しますが、
最後は、主人公たちが乗る船にサメが突っ込んで来て
主人公たちは海に飛び込み脱出、
その船がベストロン研究所に激突して爆発…
そのまま、マグレっぽくサメのリーダーを撃破できる…
という結末でした(笑)

散々倒せなかったサメをあんなにあっけなく倒せてしまうとは
ちょっと拍子抜けのラストです(笑)

ただ、サメ映画では”よくあること”で、
共喰いで自滅したトリプルヘッドジョーズや、
勝手に島に上陸して自爆したシン・ジョーズ、
ウィジャ盤を砕かれて消滅したウィジャシャークなどなど
案外最後はあっけないので、
いつものことと言えば、いつものことかもしれません(笑)

その後、地球の水位上昇は、
主人公たちが打ち上げたロケットにより、食い止めることに
成功したようで、
この先、なんとかなりそう…みたいな展開の中
物語は終了します。

サメの登場シーンは案外少な目?

サメが出て来るシーンはもちろんありますが、
序盤のジャンクシティやサルベイション襲撃のシーンなどのほかは
あまりサメが大量に出て来るような描写はなく、
サメ映画の中では比較的”サメの出番”が
少なかったような印象ですね。

また、犠牲者が増えがちなサメ映画の中では
モブキャラは結構犠牲になっていましたが
そんなにメイン系キャラの犠牲者は
多くなかったように感じます。
(ダブルヘッドジョーズとかはほぼ全滅してたり、
シン・ジョーズもかなり犠牲者が出ています笑)

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作中に登場した拠点

作中に登場した人類の住処となっている拠点は3つで
「ジャンクシティ」「サルベイション」「ベストロン研究所」の3つです。

ジャンクシティは冒頭でいきなり襲撃されて全滅、
”悪天候でも沈むレベル”の、劣悪な環境の拠点でした。
ここで一人、生存者を救出しているので、
物語に何か重要なカギを握るのかと思いながら見てましたが
最後まで何もありませんでした(笑)

サルベイションは序盤~中盤に登場した拠点で
ジャンクシティより大規模で、それなりに設備も整っていましたが
武闘派(?)な感じで、サメを槍で迎え撃とうとしてほぼ全滅しています。

ベストロン研究所がメインの舞台で、
主人公たちの大半はこの拠点に所属する人間でした。
ベストロンも終盤では浮力を失い水没し、
壊滅しています。

ただ、それでも人類が生き延びているところを見ると
恐らく、作中の世界での”拠点”はこのほかにも
存在はしているのだと思います。

作中の犠牲者ネタバレ

「PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星」で
犠牲になってしまったキャラクターたちを
ご紹介していきます。

〇ダマート
サルベイションのリーダー。
サメを槍で迎え撃つも、飛び掛かって来たサメに捕食されてしまう。

〇ネイサン
パイロット。上空からの援護などを担当。
中盤でサメ撃退のための装置を投下しようとしている際に、サメの襲撃により墜落、
そのままサメに捕食されて犠牲になる。

〇モファット
サルベイションの生き残り。終盤でサメに立ち向かうも
海中に転落、サメの餌食になってしまう。

〇ショー博士
ベストロンの博士の一人。
終盤で母ザメと交戦した際に海へと転落、
最後は母ザメによって食われて犠牲となる。

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