ジュラシックシャークのレビュー!時間を稼ぐサメの恐怖…!

サメ映画

「ジュラシックシャーク」は、
2012年に公開されたサメ映画で、
国内では吹き替え版のDVDなども発売された作品です。

サメ映画の一つで、孤立した島を舞台に
その島に流れ着いた二組のグループを中心に
物語が進んで行く作品です。

こちらを実際に見た感想をお話していきます。

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あまりにも恐ろしいサメ映画

この映画を見る前に、私も色々なサメ映画を見て
鍛えられていたつもりでしたが、
ジュラシックシャークはそのさらに上を行く、
(悪い意味で)映画でした。

真剣に楽しもうとしている人には全くお勧めできず、
私のように”ネタとして楽しもうとしている”人以外は
時間の無駄をしてしまうような、
そんな感じの映画でした。

B級系(?)のサメ映画の中でも
もっとも出来栄えは”キツイ”感じの作品ですね…

時間稼ぎシャーク降臨…!

ジュラシックシャーク…なんて題名ですが、
登場するサメは普通のサメにしか見えないサメで、
他のサメ映画のように、強い感じの能力はありません。

一応、太古のサメという設定のようですが、
普通のサメに見えます(笑)

それ以上に恐ろしいのが、映画全編にわたって
とにかく時間を引き延ばそうとしている点で、
映画自体75分しかないのですが、
まずオープニング前のモブ二人の水遊びが妙に長い上に
唐突に文字だけのオープニングが始まり(これも妙に長い)
既にこの時点で時間稼ぎが始まりますが、
本編開始後にも”木々の生い茂る場所を無言で移動するシーン”が
やたらと長かったり、スローモーションで争いのシーンを
描いて時間稼ぎをしていたりと、とにかく映画の尺を伸ばすシーンが
非常に目立ちます。

そして最後は10分以上残してエンディングに突入し、
文字をダラダラと流す…という暴挙に(笑)

本編はオープニングとエンディングを除くと60分ぐらいしかなく、
さらに水遊びや移動シーンで時間を稼いでくるという
恐ろしい「時間稼ぎシャーク」になっています。

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奇妙な描写の数々…

作中の内容も、かなり破綻している感じです。
気になった迷シーンの数々をお話していきます。

・倒れている博士
途中で博士が血まみれで倒れているシーンが
あるのですが、その博士は生きていて、
しかも”普通に元気”です。
その血は一体何なんだ…?というぐらいに健康そうで、
なかなかシュールな光景を見ることができます。

・明るいのに夜扱い
途中で、強盗団のリーダーが「今日はもう暗い」という
シーンがありますが
普通に明るいです(笑)
どう見ても昼間に見えるのですが…。
(そのあと、すぐに暗いシーンに一応切り替わりはしますが笑)

・撃ってないのに…
終盤では「サメに弾を撃って無駄したな」みたいなセリフを
強盗のメンバーが言うシーンがありますが、
”サメに銃を撃ったシーン”などどこにもないので、
”急に何言ってんだこの人?”という気持ちに…笑

・自ら命を捨てる人々
登場人物の最後が妙に雑で、
序盤の「ジャック」は、湖に沈んだ絵を拾いに行きますが
何故か絵を拾わず、「ふ~」などとサメのいる場所で休憩し始めて
食われたり、終盤の「ダグ」も、サメがいるのを分かっているのに
何故かニヤニヤしながら水に入ったり、
登場人物たちの奇妙な行動が多く目立ちます。

・何故サメを倒そうと…?
終盤では、唐突に生き残った二人のうちの一人が
「鮫を倒さなきゃ!」などと言い始めます。
しかし、作中のサメはどう見てもその湖から移動するような
能力は持って無さそうですし、そのまま放置しておけばいいような
気がするのに、唐突な展開に笑いを誘います。
しかも、倒し方も妙にご都合的でさらに笑えます(笑)

・メインキャラに見えた…
序盤から登場する学生四人組のマークは、
最初に登場した時、メインの男キャラかと思っていたら
あっさりとサメに食われてフェードアウトしました(笑)
主役じゃないの!?と、ツッコミたくなるような登場の仕方と
終わり方です(笑)

作中の犠牲者ネタバレ

「ジュラシックシャーク」の作中で
犠牲になってしまったキャラクターを
ご紹介していきます(時系列順)

〇ティファニー
冒頭で水遊びをしていた二人組の一人。サメに襲撃されて犠牲となり、
友人も直後にサメに襲撃されて犠牲となる。

〇ジャック
絵を盗んでいた5人組の一人。
ボートから転落した直後、サメに襲われて犠牲になる。

〇ジェリー
絵を盗んでいた5人組の一人でリッチの兄。
湖に落ちた絵の回収に向かった際にサメに食われる。

〇マイク
学生四人組の一人。ボート転覆後にサメに襲われて犠牲に。

〇リンカーン・グラント
強盗たちに脅されて絵を取りに行くもあっけなくサメに食われて犠牲に。

〇クリスティン
学生四人組の一人。
リッチに湖に投げ捨てられてサメから逃げきれずに犠牲になる

〇リッチ
絵を盗んだ5人組の一人。
ジル達に岩を当てられたことで怯み、持っていたダイナマイトの
爆発に巻き込まれる

〇ダグ
絵を盗んでいた5人組の一人。
リッチが倒された直後にジルたちから銃を奪おうとするも
水に入ったため、サメに襲撃されて犠牲に。

〇バーブ
絵を盗んでいた5人組のリーダー格。
海中からジャンプしてきたサメにほぼ丸のみにされて犠牲に。

〇サメ
湖に囮として入ったジルを食おうとした際に、
ティアが投げ込んだダイナマイトが口に入って
そのまま爆発し、倒された。

最後はどうなったの?

生き延びたのは、ジルとティアの二人だけで、
他は全滅しました。
脱出後の動向などは描かれていませんが、
友達を多数失ったにもかかわらず
最後は妙に明るい感じで狂気を感じましたね…笑

なお、エンディング直前には別の場所で
唐突に登場した新キャラを、別のサメが捕食するシーンで
物語は幕を閉じています。

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