MEG ザ・モンスターのレビュー&ネタバレ!王道的な作りのサメ映画!

サメ映画

「MEG ザ・モンスター」は、2018年に公開された
サメ映画で、
巨大なメガロドンとの戦いが描かれる作品です。

サメ映画と言えば、B級映画のようなものが
多数登場していますが、
本作はそれらとは少し違う、
予算の掛けられたタイプのサメ映画となっています。

こちらを実際に見た感想をお話していきます。

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「王道」なサメ映画

サメ映画は、一般向けのものからB級映画系統のものまで
あらゆるものを見てきましたが
本作は”良くも悪くも王道”という感じで、
飛びぬけて印象に残るような”恐ろしいサメ”が出て来たりするわけではなく
内容的にもB級サメ映画のように、とんでもない感じではなく
「普通」な感じです。

幽霊のサメが出て来たり、人間がサメに魔法のような攻撃を仕掛けたり、
頭が複数あるサメが登場したり、サメが竜巻に巻き込まれたり、
そういう吹っ飛んだ展開(笑)はありません。

あくまでもごくごく普通のサメ映画です。

ただ、B級のサメ映画と比べると
やはり予算をかけている感じは感じますし、
物語展開もしっかりとバランスよく作られているような、
そんな印象を受ける作品でした。

普段、サメ映画を大量に見ていると…?

映画としての完成度は当然、
B級映画のサメ映画よりも本作の方が高いと思いますし、
普通の人(?)は、本作を見た方が良いと思いますが、
私のように、B級のサメ映画をたくさん見ていると、
若干「物足りなさ」を感じる人もいるかもしれません。

と、言うのも本作で敵対するサメは、
巨大サメではあるものの、”普通”のサメで、
特に特殊な能力を持ったり、
特殊なシチュエーションで出て来る感じではなく、
”巨大な普通のサメ”です。

他のサメ映画には”おかしなサメ”がたくさん出て来るので、
そういったものを見ていると、
”ハリケーンに巻き込まれて空を飛ばないのか…”とか
”月に住み着いて人間の言葉を話したりしないのか”とか
そういう変なことを考えてしまい、
若干物足りなさのようなものを感じました…

サメ映画の見過ぎ…ということですね(笑)

ただ、とは言っても演出や映像、登場人物の言動などは
B級のサメ映画よりもはるかにまともなので、
やはり、違いは感じますし、
もちろん本作も純粋に楽しめる作品には仕上がっています。
(普段、吹っ飛んだサメ映画ばかり見てると、
”普通”だな…と感じてしまうだけです笑)

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映像はしっかり作られている

映像は、やはりB級のサメ映画とは”違う”と感じさせる
ものに仕上がっていて、
例えばサメも”ちゃんとそこに存在する”感じになっていますし、
いかにもなCGだったり、パペットっぽかったり、
そういったことはありません。

同じシーンばかり出たりすることもなく、
そういう意味では、良く作られていると感心できる作品です。

サメ以外にも、主人公たちがいた研究所の描写も、
しっかりと作り込まれていて、
海の中が見える通路のようなところも、よくできているように感じました。
映像的には結構印象に残る部分も多かった作品です。

展開は王道。予想がつく部分も多い

映画の展開自体は
それほど大きな驚きはなく、
”大体予想できる感じ”で、
この人物はサメに食われそうだな、とか、
このあとはこうなるだろうな…とか、
そんな感じのことは大体わかる展開になっています。

特に、1体目のサメを倒した後に
やたらとはしゃいでいたクルー(あぁ、喰われるんだろうな…)とか、
研究所の閉鎖が決まった後にサメを独断で倒しに行こうとした
金持ちの男(やられるだろうな…)とか、
そのあたりは、誰にでも分かるような綺麗なフラグの立て方を
していましたし、大体先の展開が予想できる感じではありました!

最後の展開も、特に驚きはありませんでしたが
戦闘自体はそれなりに迫力があって、良かったと思います。

あまりグロテスクな感じはない

サメ映画の中には、グロテスクな喰われ方をするシーンが
多いものなどもありますが、
本作は比較的そういったものは抑え目で、
もちろん、喰われてしまうキャラもいますが
一気に丸飲みされるような感じだったり、
あまり、グロテスクなのが苦手な人が嫌がるような
描写はありませんでした。

同じサメ映画の「パニックマーケット」とか、
B級のサメ映画の方が結構グロテスクなので、
本作はサメ映画の中では「やさしい」方だと感じますね。

作中の犠牲者ネタバレ

「MEG ザ・モンスター」の作中で犠牲になってしまった
登場人物たちをご紹介していきます。
作中の時系列順に並んでいます。

〇マークス
冒頭の救助活動中のメガロドンの襲撃により命を落とす。

〇ディアンジェロ
マークス同様に、冒頭の救助活動中に命を落とす。

〇トシ
救助される際に、メガロドンを回避する時間がないことを悟り、
自ら沈没した調査船に残り、囮となって命を落とす。

〇ウォール
1体目のメガロドンを撃破後、仲間とのおふざけで海に浮かんでいたところ
2体目のメガロドンに捕食される

〇ヘラー
医師。2体目のメガロドン出現直後、ジャックスを逃がすために犠牲になる。

〇ミンウェイ・ジャン
2体目のメガロドン出現の際に負傷、救出はされたものの、
深い傷を負っており、帰路の船で息を引き取る。

〇ジャック・モリス
施設の閉鎖決定後、メガロドンを退治しに行こうとするも、
間違えてクジラを攻撃した挙句、逃げようとした際に
船から振り落とされて、メガロドンに食われて犠牲になる。

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続編は存在するの?

本作には、続編も存在しており、
2023年に「MEG ザ・モンスターズ2」として
公開されました。
登場人物も一部続投しているなど、
直接的なつながりのある続編に仕上がっています。

この記事執筆時点では、まだ続編の方は
私は見ていませんが、いずれ見る機会が来れば
続編の方もぜひ見てみたいと思います。

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