RPGツクールMV Trinityのレビュー!信頼を大きく損なった一作

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「RPGツクールMV Trinity」は
ツクールシリーズのひとつで、
PCで発売された「RPGツクールMV」を
家庭用ゲーム機向けに移植したものとなっています。

プレイステーション4とニンテンドースイッチの2機種向けに
発売された作品で、
据置きゲーム機で遊べるRPGツクールは
とても久しぶりとなっていました。

しかし…
非常に残念な作品になってしまったのも事実です。
実際に遊んだ感想を「忖度ナシ」で語ります。

※本作より以前のツクールシリーズについては
 ⇒ツクールシリーズのレビュー
 記事をご覧ください!

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どの機種で遊べるの?違いは?

「RPGツクールMV Trinity」が遊べるのは
2機種です。

・プレイステーション4
・ニンテンドースイッチ

になりますね。
ゲームの基本的な内容自体は同じですが
トロフィーの有無や、携帯モード対応の有無など、
機種の特性による違いがあるので、
遊びやすいほうを選べば良いと思います。

なお、当初はXBOXONE版も発表されていましたが
こちらは後に発売中止が決定し、
発売されることはありませんでした。

機能は充実。「夢」は広がる

機能は非常に充実しており、
色々なゲームが作れそうな感じです。
実際に私も2作品ほど作ってみましたが
(後述する理由でどちらも途中で停止)
非常に素材としては良いものが揃っています。

サンプルなどに関しても充実しており、
素材・サンプル・作り方、
この部分に関しては全く文句なしです。

十分すぎるぐらい素材は揃っていますし
色々な夢が広がるソフトになっているように
感じました。

音楽のクオリティもとても高く、耳に残ります。
種類もとても多いですね。

まぁ…
それが、「ちゃんと」使えるのであれば、
の話ですが。

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テストプレイはしたの?

このゲームの最大の問題点、それは「バグ」ですね。
現在、発売から2年以上が経過し、
ようやく、やっと、まともになりつつありますが
さすがに遅すぎです。

私は発売日にこのソフトを買いましたが
あまりの「バグの巣窟」に絶望して
すぐにやめてしまいました。
本当に酷かった。

今までのアップデート履歴が公式サイトに
出ているので見てもらえれば分かると思いますが
あまりにも酷い有様で、
テストプレイをしていれば、絶対に気づくレベルの
バグも放置されたまま発売された状態でした。

明らかにテストプレイしていない感じが
にじみ出ていますし、
仮にしていたなら、「バグを無視して発売したか」
「目が節穴だったか」のどちらかだと思ってしまうほど
酷い状況でした。

ロードは異常なほど長く、
作ったデータが飛ぶのも当たり前、という
もはや地獄のようなゲームでした。

1時間かけて作ったイベントが、軽く飛ぶような
ツール系ソフトとしては壊滅的な内容になっていました。

遅すぎる修正に呆れてプレイ終了

発売直後、あまりにも酷いバグに、すぐに
プレイを終了してしまっていましたが
その後、1年ちょっと経過したタイミングで
「アップデートもだいぶ進んだみたいだし
今度こそちゃんとやってみよう」ということで
遊びました。

さすがに、この時は読み込み時間も含め
多くのポイントが修正されていました。

が…
マップが飛んだり、データが飛んだり
そういうバグが1年以上経過しても、
まだ残っていて、
作っていたゲームのマップデータが
1個まるごとすっ飛びました。

もう、やる気をなくしましたね。
笑うしかありませんでした。
1年経過してもまだこんな致命的なバグがあるのか、と…。

ツクールシリーズは好きでしたが
正直、これは失望してしまいましたね。
あまりにも酷かったです。

「内容」は良いのに
「バグ」が台無しにしている。
バグだらけすぎたせいか、修正も滅茶苦茶遅い。

今はさらに修正が進んだようですが
未だに「今後の修正予定」みたいのが
(2021年4月時点)掲載されていて、
呆れてしまいました。

ツクールシリーズの信頼を損ねた

そういう作品であると思います。

私はツクールシリーズは好きで、
家庭用ゲーム機向けのもの中心ですが、
7作品ほど持っていました。

今回のMVトリニティに関しては
予約して購入したほどです。

が、もう、発売日に買うことはないでしょう。
必ず、様子を見てから買います。

私は基本、「欲しいソフトは発売日に買ってしまう」タイプで、
ある程度のバグも容認できるタイプですが
これは酷すぎました。

申し訳ないですが
ツクールシリーズを今後、発売日に買うことはないでしょう。

アクションゲームツクールMVがもしかしたら
家庭用に出るかもしれませんし、
そうしたら私はぜひ欲しいですが、
それでも、発売日には買いません。

それほどまでに、この作品のバグは本当に酷かったのです。

今なら遊べる!

ただし、今はアップデートでバグの大多数は修正されています。
なので「これから買う」なら、大丈夫だと思います。

私はもう、2度に渡るプレイで、バグに埋もれて
すっかりやる気をなくしましたが
これから買うのであれば
最初に買いた通り機能は素晴らしいと思いますし、
楽しめるのではないでしょうか。

ただ、まだ一部バグはあるので、
そこは目を瞑る必要があります。

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売上はどのぐらいだったの?

パッケージ版の初週売上は
2機種合わせて、4500本前後、という
厳しい結果でした。

スイッチ版の方が若干売れたみたいですが、
どちらも2000本台だったようですね。

これは先にPC向けに発売されていることや
口コミなどでバグが広がったことなどなど
色々な原因が考えられますが
売上本数的に厳しかったのも
アップデートが遅い原因の一つだったのかもしれません。

素材は良いだけに、非常に惜しい作品です。

隠し要素や裏技は?

本作には特に隠し要素や裏技などの
要素はありません。

作ることが目的のゲームなので、
何かをすることによって
隠しモードが解放されたりすることはありませんでした。

※他作品も含めたシリーズ全作品の隠し要素・裏技については
 ⇒RPGツクールシリーズ全作品の隠し要素・裏技の記事の方を
 参考にしてみて下さい!

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