「バレンティーノ・ロッシ ザ・ゲーム」は
２０１６年９月に国内で発売された
バイクレースゲームです。
MotoGP15以降、日本国内でも毎年のように
発売されているMotoGPシリーズの１作に
該当する作品です。
こちらの作品を実際に遊んだ感想や
売上の情報、MotoGPシリーズとの関係などについて
それぞれ解説していきます。
MotoGPシリーズとの関係は？
タイトルでこそ違いますが、
実質上の「MotoGP16」に該当する作品で、
パッケージにもそのことが表記されています。
（MotoGPシリーズは国内では、２０１５年のMotoGP15以降は
毎年発売されていますが「MotoGP16」だけは存在しておらず、
このバレンティーノ・ロッシ ザ ゲームがMotoGP16ということになります）
ゲーム内容自体もベースとしてはMotoGPシリーズと同じで
開発元・発売元共に「従来のMotoGPシリーズと同じ」です。
そのため、MotoGPシリーズを遊んだことがある人には
どのような内容か、想像しやすいと思います。
加えて、本作では実在のレーサー、
バレンティーノ・ロッシにスポットを当てており、
ロッシに関係する要素・レースなどが収録されている、
というものになります。
どの機種で遊べるの？
日本国内では「プレイステーション４版」のみが
発売されました。他機種版については発売されていません。
海外ではXBOXONE版やPC版の発売も確認できます。
（海外版も遊ぶこと自体はできますが
日本語には非対応なので、その点は注意してください）
なお、前作にあたる「MotoGP15」は
PS4、PS3、XBOXONE、XBOX360版がそれぞれ日本国内でも
発売されていたので、対応機種は大幅に減ったことになります。
ロッシを知らなくても大丈夫？
タイトルにもなっているレーサーのことを知らないんだけど
大丈夫…？という人もいると思います。
が、「ファンであればもっと楽しめる」程度で、
知らないとゲームを遊べない！とか、そういうレベルのものでは
無いので、その点は問題ありません。
MotoGPのファンか、レースゲームのファンであれば
楽しめると思います。
（逆にレースにもMotoGPにも興味がないと
ちょっときついかもですが、どっちかに興味があれば
大丈夫だと思います）
変化はあるけど、マンネリも否めない
バレンティーノ・ロッシにスポットを当てたことで
他のMotoGPと比べると特徴的なモード
（例えばバイク以外にも車によるレースなどもある）が
収録されていますが、
やはりベースはMotoGPなので、
マンネリ感は否めません。
前作や続編を遊んでいる場合に関しては
新鮮味、という意味では薄いかな？という印象ですね。
ただ、逆に言えば
「安定した内容」でもあるので、
その辺の安心感はあります。
車を使ったレースは微妙な感じも？
バイク以外のレース（ダート、ドリフトなど）は、
個人的には微妙な感じでした。
変化、という意味では良いかもしれませんが
あまり、車の方のレースは、挙動も含めて
良い感じではなかったので、
イマイチパッとしませんでした。
MotoGPシリーズは、やはりバイクに集中していた方が
良いような感じはしますね。
（車専門のレースゲームに比べると
だいぶ出来栄えが微妙な感じで、ダート系だと
「DIRT」シリーズや「WRC」シリーズの方が
遥かに遊びやすい感じがします）
まぁ、あくまでもおまけ要素として考えておけば
良いだけの話でもありますが…。
難易度は調整できるので安心
難易度の調整の幅は広く、
幅広いアシスト機能も用意されているので
レースゲームの実力に不安があっても、
対応できる幅広さになっていると思います。
ミスをした場合の巻き戻し機能（リワインド）なども
用意されているので、
そういった点も安心ですね。
モードは豊富
モードはなかなか豊富な印象ですね。
メインはキャリア系のモードになりますが、
いつものMotoGP以上に、色々なモードが
収録されている印象を受けたので、
その点は賑やかで良いのではないでしょうか。
ただ、全体的に（海外のレースゲームではよくあることですが）
淡々としているような印象は拭えないので、
海外系のレースゲームの雰囲気に馴染めるか、
馴染めないかによっても、評価は人によって
変わってくるとは思います。
売上はどのぐらいだったの？
バレンティーノロッシ ザ ゲームの初週売上は
千本未満となっていました。
海外系のレースゲームの売上は
日本国内では非常に厳しい状態が続いており、
このゲームも”いつも通り”の売上になってしまった、
という感じですね。
このゲームの発売から既に５年近くが経過していますが
現在でもやはり、レースゲームは厳しい状態で、
発売される大半のレースゲームが
千本未満だったり、行っても数千本レベルに
留まっている、というのが現実になっています。
続編は発売されているの？
現時点では、バレンティーノ・ロッシ ザ・ゲームの
直接的な続編は、発売されておらず、
２０１７年以降のMotoGPのゲームは
再び「MotoGP17」「MotoGP18」という風に、
いつも通りの展開に戻っています。
この記事執筆時点では
１７、１８、１９、２０、２１と順調に
日本語版も発売されていますが
売上的に非常に厳しい状況は変わっていないため、
日本国内では発売されなくなってしまう可能性も
残念ながら否定はできません。
（既に日本国内では発売されなくなってしまった
レースゲームもいくつか存在しています）
