2012年に発売された
星のカービィの設定資料集
「星のカービィ プププ大全」を実際に読んだ感想をお話していきます!
星のカービィ20周年(当時)を記念して発売された本で、
当時の最新作である「星のカービィ20周年スペシャルコレクション(Wii)」までの
情報が記載されている本になります。
私も実際に購入してみたので、
その感想をお話していきます。
各作品の解説+設定資料+アニメ解説
プププ大全の内容としては
星のカービィ20周年スペシャルコレクションまでの
カービィのゲームの解説、設定資料、CGの紹介などを
するページが半分手前ぐらいまで続きます。
各作品のストーリーと登場キャラの紹介、
ちょっとした小ネタなどを外伝作品も含めて
紹介していく感じですね。
その後はアニメ版「星のカービィ」の解説ページが始まり、
各話のあらすじ紹介と設定資料、
続いて漫画版カービィの解説(これはあまり長くない)、
最後にちょっとだけアートワーク集となっています。
設定資料集にはスタッフのインタビューなどが
ついていることも多いですが
この本には特にそういうページはなかったですね。
各作品の解説は見ごたえアリ。ただ既存情報も多い
各作品の解説はなかなか見ごたえがありますが、
ストーリーの解説(説明書などで見ることが出来るもの)、
登場キャラクターのCG(別に新しいものではなく、
ゲーム内や攻略本などで使われているもの)の羅列などが
多く、この本でしか見ることのできない情報は少なめなので、
それぞれ懐かしみながら見ることはできますが
新情報は少なめです。
後ろの方に設定資料は若干掲載されていますが
”普段見れないもの”を求める人にとっては
物足りなく感じるかもしれません。
アニメ版の解説はそれなりに設定資料も多い
アニメ版の解説ページも
既存情報が多く、
各話の解説は「アニメの公式サイトで見ることができるようなレベルのもの」に
留まります。
ただ、アニメ版の方は結構設定資料も載っているので、
そういったものは新情報として楽しめるかもしれません。
私はアニメ版星のカービィをこの時点で
見たことがなかったので、
このあたりのページは”アニメのダイジェスト”としても
楽しむことができましたが、
既にアニメ版を見たことがある人にとっては
”今更あらすじを羅列されても…”という感じは
するかもしれません。
漫画版の解説ページは短め
アニメ版の解説ページの後には
星のカービィシリーズの漫画版の解説ページが
続きます。
こちらはコラムのようなものもありますが
アニメ版のページに比べると
大分短いですね。
複数の作品が紹介されているので
それぞれの作品ごとの紹介は数ページずつになっています。
アートワークのページは面白い
最後の方のアートワークのページ(6ページ)は
未公開っぽいものもそこそこあって
これはなかなか面白いですね。
年賀状なども見ることができるので、
貴重なページだと思います。
ただ、短いので、あっという間に見終わってしまいますが…。
大半が既存情報の総集編みたいな感じで、
私自身はアニメ未視聴だったことや、
過去のカービィ作品を振り返りながら見る、という点で
楽しむことはできましたが、
若干こういう設定資料集としては物足りなさを感じる人が
いるのは事実だと思います。
ほんの少しだけ攻略も…
ちょうど、この本が発売された当時、
2012年にはWiiで「星のカービィ20周年スペシャルコレクション」という
ソフトが発売されていました。
その紹介ページが冒頭に6ページほど挿入されており、
うち4ページがこの作品の新モードのちょっとした攻略記事に
なっています。
プププ大全は攻略本ではありませんので、
当然、攻略ページはおまけ程度ではありますが、
一応少しだけ入っている…という感じですね。
ただ、このページ以外に攻略情報が記載されているページはないので、
他の各作品の攻略が見たい場合は
それぞれの攻略本を購入するしかありません。
なお「星のカービィ20周年コレクション」の方ですが
こちらは攻略本自体は発売されていないため、
このプププ大全に記載された4ページが
唯一の攻略…になります。
インタビューなどは無し
ゲーム系の設定資料集には結構な確率で
スタッフのメッセージやらインタビューが
掲載されていますが、
こちらの本にはそういったものは一切なく、
”新たな情報”の掲載は全体的に少なめです。
私はインタビュー大好き!というわけでは
ありませんが、
全体的に本の中身を見てみると
”手間暇は最小限で済むように”
作った本にも少し見えますね。
とにかく、既存の情報の貼り付けが
非常に多いようには見えます。
それはそれで、一つの資料としては良いのかもですが。
新情報を求める人には高い
星のカービィプププ大全は1900円+税という価格設定で
設定資料集としては比較的安い
(例えばゼルダのハイラルヒストリアは3100円+税)ですが、
その分
”新情報”には乏しく、
歴代作品やアニメを既存情報で固めて紹介していくような
そんな本になります。
”この本で知ることしかできない裏設定!”みたいなものは
ほとんど記載されていないために、
”新情報”を求める人にとっては
物足りない本になってしまうのではないかな…?
という印象の本ですね。
私自身は買ったことを後悔は全然していないのですが
最初に読んだ時には
若干物足りなさも感じたので、(え?これだけ?みたいな…)
そういった部分は買う場合は覚悟して購入することを
おすすめします!