キング&バルーンのレビュー!守る対象がいるインベーダー系ゲーム!

シューティング

「キング&バルーン」は、ナムコ(現在のバンダイナムコ)から
発売されたシューティングゲームです。

アーケードゲームとして稼働し、
その後、家庭用ゲーム機などにもいくつか移植
された作品になっていますね。

固定型のシューティングゲームで、
上から迫りくる敵を全滅させると次のステージへ、という
スタイルの、
インベーダー系ゲームですが、
自機の下側にいる「王様」を守らないといけないという
特殊なシステムが特徴的な作品です。

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どの機種で遊べるの?

「キング&バルーン」はアーケード向けに発売された後に
下記のゲーム機や、機種に移植されています。

・MSX
・プレイステーション1(ナムコミュージアムアンコールに収録)
・PSP(ナムコミュージアムVOl2に収録)
・XBOX360(ナムコミュージアム バーチャルアーケードに収録)
・携帯電話

キング&バルーン単体で発売されたのは
MSXと携帯電話のみで、
他の機種向けのものはすべて
他ゲームとセットの「ナムコミュージアム」に収録されたものに
なっています。

※私はPS1版、PSP版、XBOX360版(それぞれナムコミュージアムに
収録されたもの)を遊んでいます。
下記レビューは、その3つのバージョンがベースです)

インベーダー感覚で遊べるゲーム

私の場合、どうしても先にスペースインベーダーやギャラガを
知っていたので「インベーダーみたいなゲーム」という印象が
強いのですが、
感覚としては同じような感じです。

私自身、この作品のアーケード版が発売された時には
まだ生まれてすらいませんでしたが、
当時は、インベーダー系のゲームが各社から多数発売
されていたみたいですね。

そんな時代に発売された作品の一つで、
基本的なシステムの感覚としては、スペースインベーダーのような
感じでした。

ルールや操作自体は非常に簡単なので、すぐに慣れることが
出来るかと思います。

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自機は無敵。王様を守る

この作品の最大の特徴は”自分自身は無敵”
というところですね。
自機は何度やられてもすぐに復活するシステムに
なっています。

そして自機の下を動き回っている「キング」を
守るのが目的になっており、
自機をすり抜けて下に行ってしまった敵(バルーン)が
キングに接触すると、キングは捕まってしまい、
そのままバルーンが、キングを上に連れ去ろうとします。

画面外にキングが連れ去られるまでに、
キングを捕まえたバルーンをショットで倒せば問題ないのですが、
連れ去られてしまうとミスになる、というルールです。

インベーダー系のゲームは多数存在しますが
こういうシステムが採用されているゲームは珍しいと思いますし、
それが、このゲームの最大の個性になっています。

なお、自機は無敵ですが
やられると復活までに数秒かかるので、
その間にキングが連れ去られてしまう危険が高まります。

このあたりは、ちゃんとバランスが取れている感じですね。

斬新な点が面白いかどうかは別

上で書いた通り、斬新なシステムが
採用されているキング&バルーンですが、
それが”おもしろい”かどうかは、また別問題ですね。

個人的には「普通に敵を倒すだけ」の方が
楽しめます(汗)

と、いうのも、この個性的な要素が
私としては、逆に”ストレス”に感じてしまうので、
あまり楽しめません。

自機がやられてしまい、復活するまでのもどかしさや、
キングが連れ去られていくことを常に気にしないといけない
面倒臭さ…

「普通に敵のショットを避けて、普通に戦いたい!」みたいな
感情を強く抱きました(笑)

これは私個人の感想でしかありませんが、
シューティングゲームに「護衛」「防衛」の要素は
あまり向いていないように思いますね。

当時としては珍しいボイス

当時の作品としては、ボイスがついているのは
珍しい感じですね
(合成音声のようですが)

喋る言葉の種類は少ないですが、
これもまた個性的な部分の一つかな?と思います。

ただ、難しくなってくると、
ヘルプヘルプとしか叫ばないキングに
だんだんと腹が立ってきます(笑)

ついでに、キングは、連れ去られた時に
妙に嬉しそうに(ばいばい~!みたいなボイスがある)
しているので、余計に腹が立ってきます(笑)

そんなにバルーンに連れていかれたいなら
どうぞどうぞ、と…。

バルーンの動きが複雑

敵のバルーンの動きが非常に複雑で
奇妙な動きをしながら下に近づいてきます。

そのため、スペースインベーダーや
ギャラガシリーズなど、同系列のゲームと比べると
敵に確実に攻撃を当てるのは
難しい作品になっています。

自機は、この当時のゲームらしく、
ショットを連射することは出来ないので、
不規則な動きをするバルーンに
なかなか攻撃が当たらないこともしばしば…。

バルーンの動きも、人によってこれを
「面白い」と感じるか、逆に「マイナス」に感じてしまうか、
大きく分かれる印象を受けました。

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ステージの変化がないのですぐに飽きる

ステージごとの変化が全くと言っていいほどないので、
飽きやすい感じですね。

これは、当時のゲームの宿命とも言える部分なので
仕方のない部分もあるとは思いますが
現代の基準で考えると
「思い出」がある人以外は、長続きしないかな?とは
思います。

ギャラガなどのように、
(スペースインベーダーの初代は変化はないですが)
敵の出現パターンが変わったりすることもないので、
なおさらですね。

ただ、これは「現代」ベースで考えた場合なので、
発売された当時の事情を考えれば、仕方のないことであるとは思います。

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