映画「君の顔では泣けない」レビュー&ネタバレ!結末の考察も。

映画

映画「君の顔では泣けない」は
2025年に公開された映画で、
2021年に発売された同名の小説を
原作とした作品です。

入れ替わってしまった二人を描く作品で、
15年以上もその状態が続く二人の
その間の人生と、
元に戻ることができるかもしれない情報を手に入れた
現代のエピソードがそれぞれ描かれて行きます。

こちらの作品を実際に見た感想を
お話していきます。

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入れ替わった人生をリアルに描く作品

本作では、プールに転落してしまった主人公二人の
15年間とその先を描く物語となっており、
人間同士が入れ替わってしまうエピソードが
描かれる作品は色々と存在していますが
その中でも「本当にそういうことが起きたら」という点を
真剣に、そしてじっくりと描いた作品に仕上がっています。

ファンタジー的な要素だったり、そのようなものを
極力削ぎ落して「リアルな入れ替わり」を描いている作品ですね。

人によっては地味に感じる部分もあるかもしれませんが
個人的には最終的にどのような選択をするのかも含めて
興味深く見ることができました。

原作は見ていなくても大丈夫?

「君の顔では泣けない」は
小説を原作とした作品ですが、
原作小説は読んでいなかったとしても、
映画単体でちゃんと物語は理解することが
できるようになっているため、
この点は安心です。

サイト管理人自身も、
原作小説は見ていない状態でしたが
問題なく楽しむことができました。
(原作を見ていないと、結末も分からない状態で
見ることになるのでその意味で言うと
より先が楽しみな状態で映画を見ることが
できるかもしれません)

原作小説を見たことがある人と、ない人で
感想が異なるのかどうかも気になるところですね。

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演技力もいい感じ

人間同士が入れ替わるという作品では、
その当事者となるキャラクターを演じる方の
演技力が、通常の作品以上に求められるものに
なると思いますが、
本作では主演の二人(と、過去のシーンの二人)が
とても上手に演じられていて、
中身がちゃんと入れ替わっているような、
そんな印象を受ける作品になっていました。

中には「ぎこちなく」感じるような
入れ替わった後の演技の作品もありますが
本作はそういったこともなく、
しっかりと入れ替わりを感じられる作品に
なっているように思えました。

回想シーンで登場する二人の役の方も含めて
このあたりは非常に上手に感じる部分です。

上手く行く部分も行かない部分も

物語中では、本来送るはずだった人生とは
異なる人生を送ることになってしまった二人の姿が
色々と描かれて行きます。

どちらかと言うと、
作中ではまなみとなった陸の方が
上手く適応できておらず、
元の自分の両親とも、相手の両親とも上手く行かない状態かつ、
元のまなみの友達の友情まで失うなど、
苦しい展開が続き、
逆に陸となったまなみの方は順調な人生を送っているような
様子が描かれます(こちらは対照的に元の自分の両親とも
相手の両親とも上手くやってる感じ)

ただ、時代が進むと共に、まなみになった陸も
良きパートナーに恵まれたり、だんだん上手く行くようになって、
作中の現代(元に戻れるかもしれない方法を見つけたとき)には、
すぐにその話に飛びつかずに、「戻る気がない」側の立場に
傾いている点も印象的でした。

一方の陸となったまなみも表に見せなかっただけで
ずっと苦しんでいた(最初は入れ替わった状態を強く嫌がっていたことも
後に語っています)ことなども明かされ
お互いに形は違えど、苦労していたという姿も印象に残ります。

ラストの結末は?その考察…

ラストでは、元に戻ることに難色を示していた
まなみとなった陸も、昔の映像や入れ替わった直後のことを思い出し、
陸となったまなみが見つけてきた「元に戻るかもしれない方法」を
試すことになります。

「流れに任せる」として、
もし本当に戻れればそれで良し、
戻れなくてもそれで良し、という感じの決断ですね。

そして二人は条件を満たした状態でプールに飛び込み、
その後シーンが変わり、
二人がいつも集まっている喫茶店にやってくるところで
物語は終わります。

ただ、「戻ったのかどうか」は語られておらず
それは想像に委ねる形の結末となっていました。
(ハッキリ答えを示すより、本作の場合はこれで良かったと思います)

そのラストの結末ですが、
サイト管理人の考察としては

「二人は元に戻っていない」と、予想します。

その理由が、
恐らく喫茶店で会ったのは少し日付が経過(あるいは1年後?)と
思われますが、
二人の雰囲気(外見含め)が大きくイメージチェンジされていない
状態である為(戻っているのであれば多少自分好みの見た目に変わる気がする)と、
座っている座席の位置(中身が戻っていればいつもの癖で作中で描かれていた座席とは
反対側の座席に座る気がする)から、
私としては、元に戻ることはできなかったと、
そういう風に考えています。

ただ、色々な解釈があると思いますし
そういう部分でも楽しめる終わり方は、
個人的には良かったと思います。

なお、映画を見たあとに原作も見て見ましたが
原作でも同じように答えは明示されていませんでした。

作中の犠牲者ネタバレ

映画「君の顔では泣けない」の作中で
犠牲になってしまった登場人物を
それぞれご紹介していきます。
(作中の時系列順に並んでいます)

〇坂平 春樹
二人が入れ替わった後、二人が24歳の際に命を落とす。
原因については作中では触れられていない
※原作では心筋梗塞とされているものの、映画版では特に言及なし。

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