「フューリアスワン」は2021年公開の映画で、
カーアクション的な要素と、
潜入捜査の要素が盛り込まれた作品です。
どことなく、ゲームで言うと「ニードフォースピード」、
映画で言うと「ワイルドスピード」などと
似通ったような印象を持つ作品です。
こちらを実際に見た感想をお話します。
車要素と潜入要素
主人公は逮捕歴のあるイゴールという人物で
仲間を救う取引をして、
悪の組織に潜入捜査を行うことになります。
映画の内容としてはこの潜入捜査が中心で、
後はカーアクションなどの要素も若干盛り込まれている作品ですね。
車も度々登場しています。
ただ、↑の部分で名前を挙げた
ワイルドスピードや、ニードフォースピードと比べると
車要素の比率は少なく、
どちらかと言うと人間ドラマの方面を中心にしている感じの内容ですね。
（ただ、車で逃亡したり、車でビルからジャンプしたり
そういうシーンはあるのでカーアクション要素もあります）
また、生身の人間の状態でのアクションも盛り込まれていて
そういう点は楽しめました。
潜入捜査の緊張感
主人公はヴラドという人物が率いる組織に
潜入捜査をすることになります。
このあたりは、どことなくワイルドスピードの初期を
思い出すような感じで、
なかなか緊張感があって個人的には楽しめました。
主人公も大分怪しい行動をしちゃっていたり、
（顔にイヤなのが出てしまっていることも多いです笑）
していますが、敵のボスのヴラドもなかなか単純で、
イゴールの簡単な策略にはまって、側近のボリスを
始末してしまったりしています。
このヴラドというキャラは、危ない感じながら
なんとなく笑える存在で、映画を引き立てる役割としては
イイ感じですね。
もしかして前作もある？
映画を見る分には、そんなに問題はなかったのですが
終盤の方を見ていると
”この映画、もしかして前作もあったりする？”という風に
感じました。
（過去に共闘したらしき仲間だったり、主人公の過去の回想シーンだったり）
実際、見終えた後に調べてみても情報があまりないので
不明瞭でしたが、どうやら何かシリーズモノがありそうな雰囲気には
見えました。
ただ…、この作品をいきなり最初に見ても
特に”話が理解できない”と言う感じには個人的にはならなかったですし
内容自体は無難に楽しめるカーアクション＆潜入という感じの映画でした。
敵キャラはそれぞれいい感じ
敵キャラはなかなかいい感じで、
先程挙げた、主人公の潜入先の組織のボスであるヴラドや、
主人公を何かとマークしているヴラドの側近のボリス、
主人公を潜入捜査させている捜査官のミハイル
（最初からイヤな感じの雰囲気の人だと思ってたら
やっぱり悪者でした）などなど、
それなりに印象に残るキャラが多いです。
ヴラドの取引相手のメイや、
ヴラドと対立していたグループのリーダー・キャッシュも
あっさり片付いてしまったものの、悪くはなかったと思います。
アクションシーンも〇
アクションシーンもそれなりに良い感じで、
主人公たちが中身で戦うシーンから、
終盤の銃撃戦、
カーアクションなど、色々なアクションシーンが
盛り込まれています。
終盤で主人公が車に乗ったままビルからビルへと
飛び移るシーンは、
ワイルドスピードスカイミッションを個人的には
思い出しましたね…笑
（あっちはもっとヤバい感じで飛んでましたが…）
アクションシーンの中ではこのあたりと、
終盤のヴラドや捜査官、主人公らを巻き込んだ
銃撃戦などが個人的には印象に残った部分の一つですね。
最初に終盤の展開を見せるスタイル
本作は物語の冒頭で”あえて”終盤の展開を少し見せてから
過去に戻って丁寧に描いていくスタイルの作品になっています。
（映画では割とそこそこ見る感じの展開ですね）
最初に見た時には”あまり良く分からない状況”だったものの
終盤（残り30分を切ったぐらいだったはず）で、
そのシーンがまた出てきたときにはちゃんと意味が
分かるようになっていて、この点は上手い演出で
あるように思えました。
シーンも最初に描かれた時には省略気味だったので
上手く”どういうことか分からないようになっている”のはいいですね。
終盤に戻ってきたときには、ちゃんと物語の意味合いも
把握できるようになっています。
作中の犠牲者ネタバレ
「フューリアスワン」の作中で犠牲になってしまった
登場人物たちをそれぞれご紹介していきます。
作中の時系列順に並んでいます。
〇ヴィクトリア・ロデオノワ
主人公の恋人。過去にイゴールを庇って命を落としている。
〇ボリス・フェドロフ
ヴラドの側近。イゴールの罠にはめられて
裏切者と誤解され、ヴラドに撃たれて命を落とす
〇ヴラド
イゴールに拉致されたあとに、立体駐車場の戦いで
銃撃戦を繰り広げるも、警官隊の銃撃を受けて命を落とす。
〇ミハイル・ポゴージン
イゴールの取引相手。裏ではクリスタルを独占しようとしていた。
メイに道連れにされる形でビルから転落して命を落とす。
〇メイ
クリスタルを販売していた人物。ミハイルに人質に取られるも、
ミハイルを道連れに自らビルから飛び降り、命を落とす。
続編は存在しているの？
ラストは、ヴラドの組織も捜査官のミハイルの悪事も阻止して
主人公はかつての仲間たちと共に、探偵でもやるか、と言う感じで
歩き出してエンドになります。
続編もありそうな感じ…には見えますが
今のところは特に続編っぽい作品は見当たりません。
ただ、もしかしたらこの感じだと
そのうち登場することもありそうな気はします。
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