「スペースインベーダーDX」は
タイトーから展開されているスペースインベーダーシリーズの一つで、
1994年にアーケード向けに稼働した作品です。
同年(1994年)にスーパーファミコン向けに
スペースインベーダーが発売され、
それがヒットすることにより、制作された作品、
と言われていますね。
実際にこの「スペースインベーダーDX」を遊んだ感想や、
他のインベーダーと何が違うのか、をそれぞれ解説していきます。
家庭用ゲーム機でも遊べるの?
スペースインベーダーDX自体は、
元々が家庭用移植版をベースにしていることもあり、
移植は長い間行われておらず、アーケード向けのみの
状況が長い間続きました。
が、2020年にニンテンドースイッチ向けに発売された
「スペースインベーダーインヴィンシブルコレクション」の
限定版にあたる”特装版”にはじめて
この「スペースインベーダーDX」が移植され、
家庭用ゲーム機でも遊べるようになりました。
(コレクションのレビューはこちら⇒インヴィンシブルコレクションのレビュー)
後に、2021年に通常版も無料アップデートが行われて
スペースインベーダーDXが遊べるようになったほか、
同年にニンテンドースイッチで発売された廉価版にあたる
「スペースインベーダーインヴィンシブルコレクション スペシャルエディション」にも
このスペースインベーダーDXが収録されています。
現時点(2021年時点)ではこれ以外に
「DX」自体は移植されていません。
「DX」では何が遊べるの?
スペースインベーダーDXでは、下記の要素を楽しむことができます。
まずは、元祖スペースインベーダーの
4バージョンが収録されており、
・アップライト
・モノクロ
・セロハン
・カラー
の4種類が収録されています。
スペースインベーダーを遊んだことがあるのであれば、
どれも馴染深いのではないでしょうか。
また、スーパーファミコン版などで初登場した
「対戦モード」も収録されていますね。
そして「DX」の最大の特徴として
「パロディモード」というものが収録されており、
このモードでは、
ルールやシステム、敵の動きなどは
全て原作と同じですが、
自機、敵、オブジェクト、背景などが
タイトーの歴代人気作品の風景に変わります。
ダライアスやアルカノイドなど、
タイトーの人気作のグラフィックで
スペースインベーダーを楽しめる、というモードですね。
これが「DX」の最大の特徴となり、
このパロディモードはDXのみで遊ぶことのできるモードです。
普通のスペースインベーダーとの違いは?
パロディモード以外は、
基本的には1994年に発売されたスーパーファミコン版や
その後発売されたプレイステーション1版などと同じです。
そのため、スペースインベーダーの基本4種類+対戦だけで
良ければスーパーファミコン版などを
購入すれば、遊ぶことができます。
ただ、「パロディモード」はDXの追加要素になりますので
パロディモードを遊びたい場合は「DX」を遊びましょう、
という感じですね。
実際に遊んだ感想
「スペースインベーダーDX」を実際に遊んだ感想をお話します。
(私が遊んだのはニンテンドースイッチ版です)
・パロディモード以外はいつも通り
私はスペースインベーダーシリーズをたくさん遊んでいるので、
パロディモード以外の部分は、既にこれまでにも
何度も遊んだ部分です。
そのため、このあたりに関しては、特に新鮮味という点では
何も感じなかったです。
本当に”いつも通りのインベーダー”です。
・パロディモードは新鮮な気分。でもゲームは同じ
パロディモードは、私もダライアスやアルカノイドなど
他のタイトー作品をいくつも遊んだ経験があるので
見た目の変化を新鮮な気持ちで楽しめました!
「次に何が出て来るかな?」という楽しみもありましたね…!
ただ、ルール自体・動き・システムはまったく
いつものインベーダーと同じなので、
あくまでも「見た目だけの変化」でした。
・背景によっては見にくい
パロディモードは背景によっては敵の弾が見えにくかったり
することも…
あくまでおまけなので、その点は仕方ない部分ですね。
普通にハイスコアを目指すだけなら
ノーマルモードの方がやりやすそうです。
・たまには息抜きに
スペースインベーダーを既に遊んだことがある人からすれば
飛びついて遊ぶほどのタイトルではないと思いますが、
それでも、パロディモードはある程度新鮮ですし、
タイトー作品のファンであればより楽しめると思います。
パロディモードに登場する背景
パロディモードでは、下記のタイトー作品が
順番に登場します。
(上から順番、です)
ニュージーランドストーリー
フェアリーランドストーリー
バブルボブル
レインボーアイランド
ミズバク大冒険
アルカノイド
奇々怪界
ダライアス
ドンドコドン
出現する順番はランダムではなく、
必ず最初はニュージーランドストーリーから
始まるようになっています。
その後も、ランダムではなく
上の順番に出て来る感じですね。
最終的に「ドンドコドン」までクリアすると、
ステージ1ではなく、何故かステージ2の
「フェアリーランドストーリー」のところに戻り、
また、ループしていくような仕組みになっています。
スペースインベーダー(初代)のルールで、
ステージ9まで行くのは、実際問題、結構難しかったりしますが…笑
攻略本やサントラは発売されているの?
スペースインベーダーDXの攻略本や
サウンドトラックCDは特に発売されていません。
スペースインベーダー自体、ほとんど攻略本が
発売されるようなタイプのゲームではないので、
これは仕方のないことですね。
「DX」が収録されたインヴィンシブルコレクションの
攻略本も、特には発売されていません。
(関連記事⇒スペースインベーダーシリーズ全作品の隠し要素・裏技まとめ)