Hover Racer(ホバーレーサー)のレビュー!地味版エフゼロ?

レースゲーム

ニンテンドースイッチ向けに配信された
「Hover Racer(ホバーレーサー)」を実際に遊んだ感想を
お話していきます。

アーバンストリートファイトなど、
一時期、多数の怪しい(?)ゲームを大量に配信していた
Pix Artsによる作品の一つですね。

「どうせ内容は…」と、分かっているのですが
ついついいつも買ってしまいます(笑)

スポンサーリンク

F-ZERO系のレース

ホバーレーサーは、内容としては
「F-ZERO」や「ワイプアウト」などの、
SF系のレースゲームになっていて、
割と、SF的な雰囲気に関しては
ちゃんと出ているように思います。

正直、今までPix Artsのゲームを色々プレイしてきた感じ、
あまり期待はしていなかったのですが、
実際にプレイしてみると”思っていたよりもちゃんとできている”感じを
感じましたね…。

そんなに長く遊べる内容ではありませんが、
まぁ、全く遊べないというわけでもない、という印象でした。

ステージは8種類

ステージは8種類が用意されており、
後半4種類は、前半4種類のバージョンアップ版のような
ステージになっています。

ステージもそれなりに個性的で、個人的には
2個目のステージと、4個目のステージが
雰囲気的にお気に入りでした!

ステージのアンロック自体は、各ステージで
勝利して★を集めることで、解放されていきます。
(解放自体はそれほど難しい感じではありません)

スポンサーリンク

マシンは3種類

使用可能なマシンは3種類になっていて、
それぞれアップグレード要素も用意されています。

能力値に明らかに差があるので、
最終的に使うマシンは限られてきてしまう感じは
少し残念でしたが、
アップグレード要素まで用意されているのは、
一応やり込み要素にも繋がりますし、
ないよりは、良い要素だったと感じます。

敵の速さが少しおかしい

CPUのマシンが、スタート直後が特に異様に早く、
そのまま差をつけられてしまうと
”もうどうにもならない”状態になってしまうのは、
結構致命的に感じました。

一番能力の高いマシンを、フル改造しても
何故か”CPUのマシンの方がスタート直後を中心に圧倒的に早い”ので、
なかなか1位になるのは難しかったりします。

一応、アイテムはありますが
”差がついてしまうと届かない”ので、
マリオカートにおけるトゲゾーやサンダーのような、逆転できる
要素が”一切ない”ために、このあたりは
作り込み不足のような感じがします。

なお、何故か最初のCPUの速さを乗り越えて自分が1位になると
相手が極端に遅くなる感じなので、
イマイチ、ライバルカーの”挙動”が不安定であるような
印象を受けました。

やり込み要素は?ゲームの目的は?

ゲームの目的としては、
各ステージで1位になると★3つを貰えるので、
8つのステージを全部★3つにすることになります。

また、ゲーム内で手に入れたお金でマシンの購入、
アップグレードができるので、
それらを行うことがゲームの目的になります。

ただし、グランプリモードのようなものは
用意されていないので、8ステージをスムーズに
勝利することができれば
1時間もかからずにゲームの要素を
全てクリアできるかとは思います。

セーブができるのは大きな進歩

ニンテンドースイッチのPix Artsのソフトは
特に初期のものを中心に
”セーブにすら非対応”になっていて、
私が持っている同社のタイトルでも
「スペースエイリアンインベーダー」「アーバンストリートファイト」
「ジャンピングスタッグボール」「ギャラクティックインべージョン」に
関しては、セーブ非対応でした。

ただ、今回のホバーレーサーも含み、
後半に登場したソフトは”一応セーブできるように”なっていて、
その点だけでも大きな進歩を感じました(笑)

セーブは出来て当たり前の時代ですが、
このメーカーの作品は、今までその当たり前すら
出来ていなかったので、
最低限、セーブに対応することになったこと自体は、
非常に大きな進捗であると感じます。

スポンサーリンク

スピード感はそんなに感じない

こういった感じのSF系のレースゲームでは
スピード感も大事だと思いますが、
実際に走っていても、残念ながら
そんなにスピード感は感じないですね…

ただ、最初でも書いた通り
「SFレースゲーム」の雰囲気は味わうことが
できるので、
価格帯も考えると、このぐらいの内容で
仕方がないのかな?とは思いますね…。

日本語非対応は問題なし

本作は、日本語に対応しておらず
ゲーム中の表記は英語になります。

ただ、このゲームはレースゲームですし、
ストーリーがあるわけでもないので、
”文字を読む必要がある場所”は、ほとんどなく、
仮に”英語が全く読めない”のだとしても
プレイに支障が出るようなことはありません。

また、オプションに関しても
特に何もいじらなくてもプレイに問題はないので
その点も心配いらないと思います。

ホバーレーサー2の可能性は?

Pix Artsの作品は、
あまり続編が出るものは多くありませんが
ごく一部、続編らしきものが登場したケースもあります。

そのため、可能性としては0ではないと思いますが
わざわざホバーレーサーの続編を作るとは
なかなか考えられにくいですし、
確率的に言えば低いとは思います。

もしも出るのだとすれば、
グランプリモードの搭載や、
CPUの速さをもう少し安定させるなどの工夫があれば、
より良い作品になるとは思います。

ベースとなっている部分自体は
そんなに悪いとは感じなかったので、
あとは盛り込む要素と工夫次第ではないでしょうか。

ただ、まぁ…F-ZEROやワイプアウトには
遠く及ばない感じではありました。

タイトルとURLをコピーしました