人気ゲームシリーズのバイオハザードシリーズは、
ゲームだけではなく、映画などでも幅広い展開が
行われています。
そして、あまり知られていないと思いますが
漫画も展開されています。
同人誌だとか、そういうものではなく、
カプコン公式の漫画です。
2作品登場しているバイオハザードの漫画について語ります。
バイオの漫画は2種類
現時点で、バイオハザードの漫画は2種類存在します
「バイオハザード マルハワデザイア」と
「バイオハザード ヘヴンリーアイランド」の2種類ですね。
どちらも芹沢直樹さんによる作品で、
コミックス化されており、
両方とも全5巻で発売されています。
それぞれ順番にレビューとネタバレを
語って行きます!
ヘヴンリーアイランドの感想
芹沢直樹さんによるバイオハザード公式漫画の第2弾です。
今回はTV番組撮影のため、主人公のトミナガらが訪れた島で
起きたバイオハザードが物語の中心となります
本編に絡む物語
クレアやパーカー、クリスが登場したり、アレックスの部下や
アンブレラコアの傭兵たちも登場、
本編とのリンクも用意されており、そういった部分も楽しめますね。
アンブレラコア要素
私はアンブレラコアを結構プレイしており、
スコアランキングでは結構上のほうにいるのですが、
この漫画にもアンブレラコアの傭兵たちが登場します。
主な活躍は5巻。
しかしながら、上陸してゾンビを片付けただけで
怪物化した紫麗にあっけなく全滅させられてしまいました(笑
ゾンビジャマーの解説があったのも笑いましたがw
黒幕は…
今回の事件の黒幕はアレックスの配下だったディルク・ミラー。
しかし、4巻であっけなく始末され、物語上のラスボスは
怪物化した紫麗に。
紫麗もなかなかしぶとかったですが、
前作のマルハワデザイアよりはあっけない最後だったような
気もします。
最後は・・・?
紫麗と共に転落したゾンビ化したローラ。
最後は彼女がビーチにいるシーンで終わりますが、
どうなるのでしょうか?
自我を取り戻しているように見えなくもないですが…。
パーカーは無敵?
リベレーションズで重傷を負ったのにも関わらず
無事に生還を果たしたパーカー。
今回も無事に生還しましたね!
あまり活躍はありませんでしたが、やはり彼は
手強いです。
マルハワデザイア同様、楽しめました。
個人的には前作の方が好きなのですが、このヘヴンリーアイランドも
なかなかでしたよ。
アンブレラコア好きとしてはもう少し傭兵たちの出番が
あると嬉しかったですね(笑)
ゲームとのつながりはどんな感じ?
登場する原作キャラクターは?
ゲーム版に登場するキャラクターで、この漫画にも
登場しているキャラクターをまとめてみました。
○クレア・レッドフィールド
1巻から登場。物語の主役級として、最終巻まで活躍します。
漫画の主人公、トミナガと共に、島で戦いを続けていきます。
ちなみに、部隊の島に到着するのは第3巻です。
○クリス・レッドフィールド
クレアとの連絡シーンのみ登場。自身は別の任務についているため、
パーカーを代わりにクレアの援護として派遣します。
○パーカー・ルチアーニ
リべレーションズで登場したBSAA隊員。今回は部隊を率いて、
バイオハザードが発生した島に突入します。
3巻で初登場し、BOWと交戦を繰り広げるも、重症を負い、
気絶。その後、第5巻で無事だったことが判明、
救助部隊を要請し、無事にトミナガらを救出しました。
相変わらずの強い生命力…。
○アレックス・ウェスカー
回想シーンや写真のみ登場。アレックスの配下だったという
ディルク・ミラーなる人物も登場します。
○オズウェル・E・スペンサー
回想シーンと写真のみ登場。アンブレラの元総帥。
○アンブレラコアの傭兵
バイオハザードアンブレラコアに登場した傭兵たち。
3巻から登場し、5巻で島に到着。ゾンビたちを一掃します。
しかしその後、BOWと交戦状態になり、あっけなく全滅。
時系列は?
クレアの発言からリべレーションズ2の事件の後で
あることが分かります。
7の前か後かは作中からでは判断できません。
BSAA…
対バイオテロ部隊。今回はクリスが少しと、
パーカーに率いられた部隊が登場します。
テラセイブ…
NGO団体。クレアと新キャラクターのイネスが登場します。
ハンター…
BOW。研究施設内で登場、トミナガらと交戦を繰り広げます。
ゾンビジャマー…
アンブレラコアに登場した装備。漫画でも傭兵が装備しており、
ゾンビジャマーの解説シーンなどもあります。
他、イラストからバイルなども確認できますね。
ヘヴンリーアイランドはバイオハザードの公式漫画なので、
結構原作と関連する部分も多い作品です!
興味がある方は一度読まれてみてはどうでしょうか?
登場人物ネタバレ!その結末は?
五十音順に並んでいます。
〇アレックス・ウェスカー
リべレーションズ2における事件の黒幕。本作では写真が登場。
彼女の配下のディルク・ミラーが本作に登場している。
〇アンブレラコア部隊
3~5巻に登場。対BOWを想定した特殊部隊。
5巻で島に到着するも、怪物化した紫麗にあっけなく全滅させられてしまう。
〇イネス・ディアーコ
1~4巻に登場。テラセイブの職員。クレアよりも先に島の調査に訪れる。
クレアらと再会後、研究施設に入るも、ハンターの攻撃を受けて犠牲に。
〇オズウェル・E・スペンサー
アンブレラ社総帥。本作では写真のみ登場。
〇カイリー
1巻に登場。アイドルサバイバルの参加者で前回の優勝者。
撮影開始直後にモリオに襲われて犠牲に。
〇クリス・レッドフィールド
BSAAの隊員。クレアと連絡を取り合い、パーカーを派遣する。
〇クレア・レッドフィールド
1~5巻に登場。クリスの妹でテラセイブの職員。
島の異変を嗅ぎ付け、パーカーと共に島に救援として駆け付けた。
その後、トミナガらと共に、戦いに身を投じ、無事に生還を果たした。
〇クレイジー・アレク
1~2巻に登場。コメディアンで番組の司会を担当。
バイオハザード発生後はブラウンと合流するも、船がゾンビに
囲まれた際に状況に絶望し、自ら命を絶つ。
〇ココ
1~2巻に登場。モデルでアイドルサバイバル参加者の一人。
番組前夜にモリオに襲われて犠牲に。ゾンビ化してしまう。
〇紫麗
1~5巻に登場。アジア系の新人女優。
その正体は、神亜製薬のエージェントで、島の研究成果を横取りしようと
目論んでいた。終盤で本性を現すもゾンビ化したローラに襲われて転落。
自らにウイルスを投与して怪物化した。
最後はトミナガらの機転を前に、倒された。
〇ダネル
2巻に登場。ロケの船の船員。避難してきたブラウンらと合流するも、
直後にゾンビ化したミリーに襲われて犠牲に。自身もゾンビ化してしまう。
〇ディルク・ミラー
1~5巻に登場。島をBOWの巣窟に変えた張本人で、
アレックスの元部下。島で蠱毒計画を進めていた。
呪術師として姿を見せていたが4巻でその正体を現す。
しかしながら紫麗に襲撃され、あっけない最後を遂げてしまう。
〇富長 タケル
1~5巻に登場。日本の番組制作プロダクションのAD。
マユに好意を抱き、マユが参加する番組に自分も志願した。
バイオハザード発生後、次第にリーダーとしての自覚を強めていき、
最終的に生還を果たした。
〇パーカー・ルチアーニ
3巻、5巻に登場。BSAAの隊員。クリスの依頼でクレアと共に
島を訪れるも、到着直後にBOWとの戦闘で負傷。
その後、意識を取り戻し、救援を呼び、生還を果たした。
〇ブラウン・アンダーソン
1~3巻に登場。サバイバルアドバイザーで元BSAA隊員。
バイオハザード発生後、トミナガらを集め、生き残るための陣形を
作るも、既にウイルスに感染しており、ゾンビ化が始まってしまう。
最後は薄れゆく自我の中、自ら銃の引き金を引き、命を落とした。
〇ヘンドリック
5巻に登場。BSAA隊員の一人。紫麗と交戦した際に負傷するも
一命を取り留め、生還を果たした。
〇優貴 マユ
1~5巻に登場。日本のグラビアアイドル。
タケルと以前一緒に仕事をした経験がある。
バイオハザード発生後、タケルと共に行動し、時には勇気ある行動も
見せ、共に生還を果たした。
〇マイク・D・シーマン
1~2巻に登場。番組プロデューサー。その正体は裏でBOWの
収集を目論むエージェントだった。
BOWの起動を目論むもディルク・ミラーに阻止されてしまい、
逆に自分がBOWによって消されてしまう。
〇マシュー・エスピノ
1~2巻に登場。番組ディレクター。短気な性格の持ち主。
水辺に集まってきたゾンビ化した参加者たちに食われてしまう。
〇マリルー・マボウ
1~5巻に登場。島に住む少女。後にトミナガらと行動を共にし、
無事に生還を果たす。生還後はテラセイブで活動している模様。
〇ミリー
1~2巻に登場。ダンサーでアイドルサバイバル参加者の一人。
船まで避難していたものの、既に感染しており、ゾンビ化してしまう。
〇ローラ・ビアス
1~5巻に登場。スーパーモデル。
バイオハザード発生後、持ち前のしぶとさで何とか生き残り、
トミナガらと合流する。
しかし、ブラウンに人工呼吸をした際に、既に感染していたブラウンを
介してウイルスに感染。研究施設内でゾンビ化してしまう。
原作のキャラクターも多く登場しますね。
個人的にアンブレアコアの舞台の活躍(?)が笑えました…
パーカーさんは相変わらず強靭な生命力をお持ちで…
ストーリーネタバレ!各巻ごとの出来事は?
ヘヴンリーアイランドの各巻ごとの出来事をまとめていきます。
第1巻
〇トミナガタケル登場
〇優貴 マユ登場
〇ローラ・ビアス登場
〇紫麗登場
〇ブラウン・アンダーソン登場
〇マイク・D・シーマン登場
〇マシュー・エスピノ登場
〇クレイジー・アレク登場
〇クレア・レッドフィールド登場
〇イネス・ディアーコ登場
〇マリルー・マボウ登場
〇謎の呪術師(ディルク・ミラー)登場
〇ココ登場
〇ミリー登場
〇カイリー登場
〇モリオ登場
〇シャウペデーモン登場
〇オズウェル・E・スペンサー登場(写真)
Xココ、モリオに襲われて犠牲に。
Xカイリー、撮影開始直後に襲われて犠牲に。
第2巻
〇クリス・レッドフィールド登場
〇ダネル登場
Xマイク、シャウペデーモンに襲撃され犠牲に。
Xマシュー、ビーチでゾンビに襲われ犠牲に。
Xミリーがゾンビ化。
Xダネルがゾンビ化。
Xクレイジー・アレクが自ら命を絶つ
第3巻
〇パーカー・ルチアーニ登場
〇アンブレラコア傭兵登場
〇アレックス・ウェスカー登場(写真)
Xブラウンが、ゾンビ化し、自ら命を絶つ
第4巻
・ディルクが正体を現す
Xディルク・ミラーが紫麗の手にかかり命を落とす
Xローラがゾンビ化
Xイネスがハンターに襲われて犠牲に
Xシャウペデーモンがモリオとの戦いで倒される
第5巻
〇ヘンドリック登場
X紫麗が怪物化後、タケルたちによって倒される。
Xアンブレラコア傭兵が紫麗により全滅
Xモリオが紫麗との戦いにより犠牲に。
話の流れとしてはこんなところでしょうか。
マルハワデザイアの感想
全5巻の漫画で、シリーズ本編の空白期間が描かれる
漫画です。
内容としては…学園モノですね。
学園でバイオハザードが発生、
その調査に来ていた学生とその叔父を中心に
物語が展開されます。
本編でおなじみのクリスも登場していました。
1~3巻前半までは学園モノ風の
少しほのぼのとした展開ですが、
3巻後半からはバイオハザードらしい
混沌とした内容に…。
「6」に登場したピアーズやカーラが登場したりと、
本編をプレイした人にとっては
懐かしみながら楽しめる演出もありました。
展開としては、、まぁ、ありきたりではありますが、
バイオハザードの数少ない漫画ということで
個人的には楽しめました。
個人的なお気に入りキャラは
何故かサーベルでゾンビに立ち向かっていた
教員のレイさん。
案の定、すぐにゾンビの餌食となりましたが(笑
警備員のタヒルさんもいい味を出していました。
逆に
謎の行動を取る先代理事や、
何のために出てきたのかわからない2人組など、
目立たないキャラクターも居ましたが、
そこはご愛嬌ということで。。
最後6につながっていく辺りはおー、という
感じでした。
前半部分が
学園モノなので、バイオシリーズにあまりない
恋愛要素などがあり、
ちょっとはずれかな、、と思う場面も
無くはないですが、後半はしっかりバイオハザードでした。
物語のネタバレ!フードの女の正体は?
序盤から度々登場する謎の人物で、
フードで顔を隠しており、その素性は不明です。
マルハワ学園のバイオハザードの黒幕的存在で、
何らかの目的で活動しているようですが…。
事件の黒幕
表向きのバイオハザードの原因は生徒会長の
ビンディ・ベルガーラでしたが、事件の本当の黒幕は
このフードの女でした。
彼女こそが、ビンディにC-ウイルスを渡した張本人です。
物語中では…
第4巻ー第5巻で、リッキーと対峙していますが、
結局、ナナンが介入したためにフードの女はその場を
離れて決着はつかないまま、物語は終了しました。
リッキーは後に、このフードの人物の行方のことも
気にしているような雰囲気を出していました。
その正体は?
最終巻の最後に謎の人物と通信しており
「エイダ」と呼ばれていました。
この人物の正体はバイオハザード6に登場した
エイダのクローン的な存在「カーラ・ラダメス」であると
思われます。
バイオ6をプレイすれば分かると思います。
通信相手の男は?
こちらは、バイオハザード6の展開から、
同じくバイオ6に登場した「ディレック・C・シモンズ」だと
推測されます。
恐らくはC-ウイルスのデータ収集のために
マルハワ学園を利用した、ということなのでしょう。
バイオハザードヘヴンリーアイランドという続編もありますが
マルハワデザイアの方が特に印象深い作品でした。
クリスなども登場するので、個人的にはなかなか見応えも
あって、良い漫画だと思いますよ!
マルハワデザイアの巻ごとの出来事
第1巻
〇リッキー・トザワ 登場
〇ダグ・ライト 登場
〇グラシア・デレニカス 登場
〇ビンディ・ベルガーラ 登場
〇クリス・レッドフィールド 登場
〇ピアーズ・ニヴァンズ 登場
〇メラ・ビジ 登場
〇アリサ・リン 登場
〇ラナ 登場
〇謎の女(カーラ) 登場
〇タヒル・カプール 登場
〇レイ・スー 登場
Xアリサ、ゾンビ化したのちに焼却処分
Xラナ、ゾンビ化しており、焼却処分
第2巻
〇ナナン・ヨシハラ 登場
〇タロウ・ヨシハラ 登場
Xレイ、地下の調査中にゾンビに襲われ犠牲に。
第3巻
〇グエン・ティ・クワン 登場
〇ヤン・タイミン 登場
〇シャオ 登場
Xタヒル、ナナンによりゾンビ化、リッキーにより射殺。
Xヤン・タイミンが逃走中にゾンビに襲われて犠牲に
Xグラシアがビンディとの交戦の末に、命を落とす
Xクワンがビンディによって窓の外に投げ飛ばされゾンビの餌食に
Xシャオがゾンビ化
・クリスたち、マルハワ学園に到着
・ビンディがCウイルスにより怪物化
第4巻
Xダグがナナンの手によりゾンビ化、リッキーに葬られる
・ビンディの怪物化が進み、異形の存在へと変化
第5巻
Xビンディが、BSAAやリッキーと交戦の末倒される。
Xナナンが、リッキーとピアーズのガトリング攻撃により完全に倒れる。
Xメラが脱出直前にナナンの攻撃を受けて命を落とす
・物語完結
1巻から5巻の流れはこのような形になっています。
1~3の前半が学園編、そのあとがバイオハザード編みたいな
感じになっています。
最終的な生存者はリッキー、クリス、ピアーズの3人でした。