「スーパーストームXXX(トリプルエックス)」は、
2006年に公開されたディザスター映画で、
ダークマターの力の研究が原因となって、
世界各地で暗黒物質由来の竜巻が
発生してしまう物語が描かれる作品です。
そんな中、ダークマターの研究をしていた主人公は
その直撃を受けてダークマターの力を宿すようになり、
体調を崩しながらも、超人的な能力を発揮して
ダークマターを悪用しようとする人物に
立ち向かっていく内容が描かれます。
ディザスター要素と超人的な能力の要素
本作も、ダークマターによる竜巻が各地で発生し、
被害が出るような様子も描かれますので、
ディザスター映画的な要素ももちろんありますが、
それが全てではなく、
ディザスター要素以外にも、
超能力的な力を手に入れた主人公と、
ダークマターの力の悪用を狙う敵の戦いが描かれます。
どちらかと言うと、ディザスター要素よりも、
この超人的な力を手に入れた主人公と
その敵の戦いがメインな感じもある作品で、
純粋な竜巻系映画からは少し離れている印象も
受ける作品ですね。
飛びぬけた部分はないものの、それなりには楽しめる
細かいところが色々気になってしまう人は、
雑な部分もあるので、あまり合わないとは思いますが
細かい部分を気にしなければ、
それなりには楽しめる作品です。
私自身も、”竜巻要素はおまけ”で、
主人公と、ダークマターの力の利用を目論む敵との戦いの映画、と
考えて見ればそれなりには楽しめました。
若干雑な部分はありはするものの、
極端に悪い、とまでは言えないようなそんな映画ですね。
何でもあり状態になる主人公
主人公は物語の前半時点で
ダークマターの力を宿すようになり、
だんだんとその異常な力に気付いて
それを使いこなすようになっていきます。
最初は、映画を見ながら
”後半ではこの力が暴走して大変なことになるんじゃ…?”などと
思いながら見ていましたが、
そんなことはなく、最後までしっかりとその力を
コントロールした上で敵の野望を阻止していました。
終盤で電撃を自由に操ることができるようになって、
敵のマクレー博士らの部下を蹴散らしていく姿は、
”これ、何の映画見てるんだったっけ?”と
思ってしまうような不思議な光景でした(笑)
”消える”竜巻
本作に登場する竜巻は
ダークマターが由来の竜巻となっている為、
通常のディザスター映画で見るような竜巻とは
異なっていて、”巻き込まれたものが消滅する”という
特徴を持っていました。
あまり、ディザスター要素の部分は
主な部分ではなく、
主人公たちが直接竜巻に遭遇するような場面は
少ないですが、
設定的には”よく見るありきたりな竜巻”とは
違っていましたし、面白い印象でした。
(ただ、そんなに活躍しませんが)
解決策は強引に
この手のディザスター映画ではよくあることですが
状況の解決策は強引な感じで、
”何だかよく分からないけどこれで解決する”というような感じです。
終盤、ダニエルとアンディが考えた方法で
あっさりと解決したのは
なかなかシュールな感じではありますし、
ダニエルだけは無事で、マクレー博士だけは
吸い込まれていったのもご都合主義的な感じが
しましたが、まぁ、映画なので
そのあたりの部分はよくあることですね。
最終的な結末は?
終盤では一連の出来事がマクレー博士が
仕組んだことによるものであると判明し、
主人公や仲間のアンディは、
マクレー博士と対立していきます。
最終的に、マクレー博士は追い詰められて
自らダークマターの力を得て、
ダニエルと同じ超人的な存在になりましたが、
最後はアンディがダークマターを取り込むための準備を完了させ、
その操作を実行、
地球上で竜巻を発生させたり、宇宙空間に留まっていたダークマター、
そしてダークマターを取り込んでいたマクレー博士を含め
全てのダークマターを装置が吸収し、
地球規模の災害は終わりを迎えるという結末でした。
なお、”ダークマターを宿していた”マクレー博士が
ダークマターごと装置に吸収されて消滅した一方で、
主人公のダニエルは自分の身体の中のダークマターだけ
吸収され、最後は元に人間に戻ることができていました。
(上でも書いた通りちょっとご都合主義的にも感じますが、
一応、ダニエルの方がマクレー博士より
装置から離れた場所にいたのと
恐らく、自らダークマターを取り込んだマクレー博士の方が
体内のダークマター量が多かったと考えられるので、
それを考えれば妥当な結末なのかもしれません)
最後は不穏…と思いきや?
最後は主人公が夫婦仲も無事に取り戻したような
シーンが描かれて物語は終わっています。
最初、会話の中で主人公が複数回「暑い」みたいなことを
言っていたので、
”まだダークマターの影響が残っていて”
最後に不穏なシーンでも表示されるのだと思いながら
見ていましたが
そんなことはなく、ただ単に暑かっただけのようでした(笑)
自分たちの研究が悪用されたとは言え、
恐らく世界を救ったことで何らかの職は得られる気がしますし、
ダニエルの人生はひとまず、
この先も安泰と言えるのではないでしょうか。
作中の犠牲者ネタバレ
「スーパーストームXXX」の作中で
犠牲になってしまった登場人物をご紹介していきます。
作中の時系列順に並んでいます。
〇マクレー博士
ダークマターの利用を画策していた人物。
終盤で自らもダークマターの力を得た上で、
ダニエルと対決するも、
最後はダークマターごと装置に吸収されて消滅した。
⇒映画レビュー一覧へ戻る
本作以外の映画のレビューは↑からご覧ください。

