「スクランブルフォーメーション」は
タイトーから発売された縦スクロールのシューティングゲームで、
東京の上空を舞台としているという
少し変わった雰囲気が特徴的な
シューティングゲームですね。
アーケード向けに発売後、
単体での移植は少な目ですが、
タイトーメモリーズなどに収録される形で、
家庭用ゲーム機向けにも移植されています。
こちらを実際に遊んだ感想を
お話していきます。
遊べる機種は?
”スクランブルフォーメーション”を遊ぶことができる
機種は下記の通りとなっています。
・MSX2
・プレイステーション2 (※タイトーメモリーズⅡ上巻に収録)
・イーグレットツーミニ (※収録タイトル40個のうちの一つ)
現時点ではこの3機種ですね。
単体での販売はMSX2版のみとなっていますが
今から入手するのはなかなか難しいと思いますので、
タイトーメモリーズ版などが一番手ごろでしょうか。
※私が遊んだのはPS2版(タイトーメモリーズ上巻)と
イーグレットツーミニ版となります。
東京の上空が舞台のSTG
スクランブルフォーメーションの最大の特徴は
”東京の上空が舞台”になっていることですね。
国会議事堂からゲームがスタートして、
東京内の色々な場所を飛行しながら
敵と戦っていくシューティングゲームになっています。
一応、当時の実際の東京がモチーフになっているようで、
見ていて、なかなか面白い雰囲気です。
色々なシューティングゲームを遊んできましたが
市街地上空的なステージはよく見かけるとは言え、
実在の都市をこうしてステージにしている作品は
あまりないですからね…。
グラフィックはこの時代なりのグラフィックでは
ありますが、なかなか個性的で面白い作品であると感じました。
…もちろん、このゲーム発売当時の東京がモチーフなので、
まだまだスカイツリーなどはありません(笑)
爽快感はそんなにないかもしれない
スクロールのスピード自体が全体的にのんびりですし、
敵との戦いもそんなにスピード感のある感じではないため、
爽快感のようなものは薄いように感じました。
まぁ、市街地のすぐ側で激しく戦われても
困ると言えば困るかもしれませんが…(笑)
ゲームのBGMは個性的で妙に耳に残る感じの音楽ですが、
爽快感があるような感じの曲ではないため、
全体的にスピード感・爽快感のようなものは
個人的には薄く感じました。
ただ、BGMは妙に印象に残る
独特な感じです。
(個性的すぎて、人によって好き嫌いは激しそうな感じもしますが)
難易度は高めに感じる
この時代のシューティングゲームは
現代のシューティングゲームよりも(現代のものは結構救済処置も多い気がしますし)
難しいものが多い気がしますが、
スクランブルフォーメーションも、なかなか難易度は
高いように感じます。
あまり自分のスピード自体も早くない割に
敵の数はそれなりに多く、攻撃も進んでいるうちに
どんどん激しくなってくることも、難易度が高いと
感じる原因の一つかもしれません。
シューティングゲームが得意ではない人にとっては
それなりに厳しい難易度には感じました。
雲海が多い気がする
ずっと市街地を飛んでいるのも
色々な事情から難しいのだとは思いますが、
結構、雲海を飛んでいる時間が長く、
最初は少し不思議に思いました。
雲海の方が確かに見やすいと言えば
見やすいような気もしますが、
せっかく東京が舞台となっているのであれば
もう少し色々と見て見たかったような気も…。
始めてプレイした時にまず思ったことの一つが
”雲海長くない?”だったので、
同じように思う人も、きっといるのではないかと思います。
イーグレットツーミニ版なら…
MSX2版とタイトーメモリーズ版ではできませんが、
イーグレットツーミニであれば
”どこでも中断セーブとロード”ができるために、
このスクランブルフォーメーションに関しても、
どうしてもクリアできない場合、
セーブ⇒やられたらロード
セーブ⇒成功したら先の場面でセーブ、ということをすれば、
根気さえあれば、ほとんどの人が
クリアできるかと思います。
他のゲームに関しても同様なので、
イーグレットツーミニでスクランブルフォーメーションを
遊んでいると、親切な時代になった…ということを
強く実感できますね(笑)
隠し要素や裏技はあるの?
スクランブルフォーメーションの
隠し要素や裏技については特にありません。
実際にプレイして、クリアしても何かが解放されるなどなど、
そういった要素は特にない、ということになりますね。
(ゲーム自体、ループ制になっています)
スクランブルフォーメーションの続編は出ているの?
スクランブルフォーメーションは
この作品が発売されて以降、特に続編は発売されておらず、
この1作品のみとなっています。
移植に関しても、最初の方で紹介したように
現在でもあまり数自体は多くないので、
展開的には、少なめの作品になっています。
現在もタイトーは健在ですし、
ゲームの新作なども発売してはいますが、
”スクランブルフォーメーション2”が発売されるかと言うと、
その可能性は非常に低く、
新作の発売は、ほぼ”ない”と考えてもらってよいのでは
ないかと思います。
タイトー自体、最近はゲームを発売しているとはいえ
”過去のシリーズ作品のセット”が多いために、
完全新作は少なめですし、
仮に何か、この時代のアーケードゲームの続編を作ろう、となったとしても、
その中から”スクランブルフォーメーション”が選ばれる可能性は
非常に低いのではないかと思います。