「シン・ツイスター」は、2024年に公開された映画で、
複数の竜巻が発生、
合体して超巨大竜巻となって甚大な被害を起こしてしまう危機を前に
主人公たちが立ち向かっていく作品です。
なお、題名に「シン」とついていますが
当然のことながらシン・ゴジラやシン・ウルトラマンとは
全く関係ありません(笑)
※B級映画ではよくあることです。
こちらでは、そんな「シン・ツイスター」を実際に見た感想を
お話していきます。
合体する竜巻の脅威
作中では複数の巨大竜巻が発生、
やがて、その竜巻同士が合体して
前代未聞の超巨大竜巻となってしまう可能性があることが分かり、
甚大な被害が出てしまう前にと、主人公たちが
それを阻止するために立ち向かっていく…という内容です。
基本的には主人公たちと、司令部のシーンが中心で
ディザスター系の映画ではありますが
一般人目線の被害状況などはあまり描かれません。
そのため、危機的状況ではあるものの
主人公たちだけが危機的状況にあるようなそんな一面が
あることは否めません。
ただ、内容としては”無難なB級映画”という感じで
極端に悪い訳ではありません。
良くも悪くもアサイラム映画
内容としては”良くも悪くもアサイラム映画”という感じで、
アサイラム映画を見たことがある人なら
”あぁ、あんな感じか”と、イメージできるような
そんな感じの作品です。
(※アサイラム映画とは、B級映画を大量に制作している
アサイラム社による映画のことを示します)
アサイラム映画によく出て来るおじさんも
登場したりして(今回も途中で犠牲になるかと思ったら
今回は無事でした笑)
完全に”よくあるアサイラム映画”という感じでした。
よく分からないけど、とにかく解決させる
巨大竜巻発生の危機に対して、
主人公たちは爆弾などを用いた、
説明を聞いていても「ん?」となるような作戦で、
竜巻を消滅させることを目指していきます。
途中、竜巻が接近する中、明らかに飛ばされてしまいそうな
設備の準備に行ったりなどなど、
「んん?」と思う所は多いですが、
”よく分からなくても、とりあえずそれが成功すれば解決するんだ”の
精神で見ていれば、物語自体は割と楽しめる作品です。
ディザスター映画の中にはかなり解決策が強引なものが多く、
本作も例外ではありませんが、
そこはネタとして楽しみつつ…であれば十分に楽しめると思いますし
私自身も、色々なB級ディザスター映画を見るうちに
”とんでもない強引な解決策”を見るのが
だんだん楽しみの一つになりつつあります(笑)
CGの感じは…?
竜巻のCGなどの感じはB級映画にありがちな感じで
”いかにもCG”ということは分かってしまいますが、
極端に酷い感じではなく、
十分にある程度雰囲気は出ているかとは思います。
ただ、当然のことながら
十分に予算が確保されているような竜巻系映画と比べれば
レベルは落ちるので、
普段B級映画を見慣れていない人は
「なんだこれは?」と、思う可能性も十分にあるとは思います。
主人公たちの背景は割と丁寧に描かれている
B級系のディザスター映画では、
主人公たちの過去もよく分からないような状態で
あることも多いですが、
本作は主人公のジェームズと妹のエリカの過去に関しては
それなりに丁寧に語られていたように思います。
反面、他の登場人物の心理描写的なものは
ほぼ語られませんが、このあたりは丁寧な部類であるようには
感じました。
勿論、長々と過去語りが始まるようなことはないので、
その点もちょうどいい感じです。
悪党のような人物は登場しない
ディザスター系映画では、
悪党的な立ち位置のキャラが登場することもありますが
本作は悪党っぽい人はおらず、
基本的には善人が多いですね。
ジェームズの提案に最初は反発していた人も
すぐに和解していますし、
途中でテレビ局のダグと少し不穏な感じに
なってしまった後も、ダグと和解して
最後はしっかり仲間として行動しているなど、
全体的に善人な感じの人が多い印象でした。
登場人物は少な目ではありますが
その分、一人一人は割とこの手の映画としては
丁寧に描けている印象でした。
ラストの結末は?
主人公のジェームズたちによる作戦で一度は
竜巻は消えたものの、すぐにパワーアップして復活してしまい、
ジェームズらは別の作戦を実行に移すことになります。
最終的に、ジェームズの命を懸けた作戦は成功し、
竜巻は消滅(こんなので消滅するの?とは思ってしまいますが笑)
竜巻による甚大な被害は出ずに
無事に解決…という結末が描かれていました。
なお、主人公たち以外に
同行していたテレビ局のクルーのうち、ダグだけは
無事に生き延びました。
(他の二人はそれぞれ途中で犠牲になっています)
作中の犠牲者ネタバレ
「シン・ツイスター」の作中で犠牲になってしまった
登場人物たちをご紹介していきます。
作中の時系列順に並んでいます。
〇ダン
ジェームズの親友だった人物。
過去に竜巻を調査していた際に車ごと巻き込まれて命を落とす。
〇ベネット教授
ジェームズから竜巻発生の忠告を受けるも
その直後に竜巻が発生し、巻き込まれて犠牲になる。
〇スティーヴ
撮影クルーの一人。竜巻通過時に
シェルターに避難するも炎に巻き込まれて命を落とす。
〇クローディア
撮影クルーの一人。立体駐車場に避難後、
ダグと会話中に駐車場の崩落に巻き込まれて命を落とす。
〇モラレス大尉
戦闘機部隊を率いる大尉。竜巻を弱める成分を散布するも
直後、戦闘機の制御が効かなくなり墜落、犠牲になる。
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