「シン・仮面ライダー」は2023年に公開された映画で、
初代仮面ライダーのリブートに当たる作品です。
実際にこちらを見た感想や
ネタバレ、初代を見てなくても大丈夫かどうかなど
色々な部分を詳しくお話していきます。
※私はAmazonプライムで見ました！
初代仮面ライダーをベースとした別の物語
登場人物の名前や組織名、怪人の雰囲気や
BGMなど、初代仮面ライダーを彷彿とさせる要素は
たくさんありますが
基本的には別物で、敵組織のショッカーも含め
その誕生の経緯など、根本的な部分も大きく異なっているため
”新しい初代仮面ライダー”と言える作品ですね。
私は初代仮面ライダーも見たことがありますが、
（当時の世代ではありませんが）
見ていたとしても、そうでなくても、
この作品はこの作品自体で完結しているので問題ないと感じました。
初代仮面ライダーは見たことなくても大丈夫？
初代仮面ライダー自体は見たことがなくても
全然大丈夫なつくりで、
続編というわけでもなく、繋がりもないので
”これだけ”を見ても大丈夫です。
以前公開された「仮面ライダー1号」という、初代仮面ライダーの映画よりも
この「シン・仮面ライダー」の方が、初代を知らなくても
より問題のないイメージですね。
ちなみに”仮面ライダー”シリーズ自体を見たことがなくても
特に問題はないと思います。
展開は駆け足ながら、物語自体はまとまっている
仮面ライダーの誕生から、ヒロインとの出会い、
敵組織の怪人との対決、敵のボスとの対決まで
2時間ちょっとで全部描くので、
テレビ版の仮面ライダー各種と比べると
”かなり駆け足”になっている印象を受ける作品です。
元々テレビ版で活躍している仮面ライダーの劇場版とは違い、
最初から最後までを全部描かないといけないので
ある程度駆け足になってしまうのは
仕方のないことですからね…
ただ、全体的にそれなりにまとまっていて、
登場人物も過剰に増やしすぎることはなく
上手く出来ているように感じました！
駆け足故に不完全な描写で終わってしまうところもありますし、
ショッカー自体と完全に決着がつくわけではありませんが
これはこれで、良いのではないでしょうか。
敵の怪人も個性的
敵の怪人は「オーグメント」と呼ばれる敵たちで、
（要するに怪人のようなものですが）
作中ではクモオーグ、コウモリオーグ、サソリオーグ、ハチオーグ、
カマキリカメレオンオーグと、2号バッタオーグ、群生型バッタオーグ、チョウオーグと
ケイと呼ばれる人工知能のような存在が登場しています。
カマキリカメレオンやサソリオーグなど、
すぐ退場してしまう怪人や、倒すことなくスルーされてしまうケイなども
居ますが、それぞれ、それなりに印象に残る怪人たちですし、
なかなか良く描かれている感じですね…！
個人的にはクモオーグ、カマキリカメレオンオーグと、
ラスボス感の凄まじいチョウオーグが印象的でした。
なお、2号バッタオーグは原作で言う仮面ライダー2号、
群生型バッタオーグは原作で言うショッカーライダーですね。
最後は割とあっさり
最後は割とあっさりで、
ケイはあっさりスルーされてしまいますし、
ショッカーとの決着もつかず、
ひとまずのラスボス・チョウオーグを倒して終わり、
という感じの内容でした。
ただ、それでも一応キレイな終わり方はしていて、
”本当の闘いはこれからだ”的な感じはありつつも、
不愉快に感じるような、そんな感じの内容ではなかったので
”あっさりはしているけれど、悪くはない”という感じでした。
ラスボスのチョウオーグが急に弱体化し始めて
あっさり改心したのだけは、少し気になる感じもしますが…
（ノーダメージに見えるのに急に途中から弱くなります笑）
全体的な流れは…？
作品の全体的な流れとしては、
ライダー誕生の経緯などの説明⇒クモオーグとの戦い⇒
政府関係者の男二人との出会い・同盟⇒コウモリオーグとの戦い⇒
サソリオーグを始末⇒ハチオーグとの戦い⇒ラスボスとの対面⇒
2号バッタオーグとの戦い⇒ヒロインの最後＆カマキリカメレオンオーグとの戦い⇒
決戦前のやり取り⇒群生型バッタオーグとの戦い⇒ラスボス⇒エピローグのような
流れになっています。
主に主人公が戦うのは
クモ、コウモリ、ハチ、2号、カマキリカメレオン（これは2号が倒す）、群生型、
チョウオーグとなりますね。
作中の犠牲者ネタバレ
シン・仮面ライダーの作中で命を落としてしまったキャラの
最後を作中で最後を迎える順番にご紹介します。
・ショッカー創設者
作中開始時点で故人。
回想シーンでショッカーを作ったあと、自ら命を絶っているシーンが描かれる。
・緑川 弘
物語序盤で本郷と会話後にクモオーグに襲撃されて命を落とす。
・クモオーグ
仮面ライダーとの戦闘に敗北し、倒される。
作中では最初の犠牲者となったオーグメント。
・コウモリオーグ
ビールスによる作戦が失敗し、撤退しようとするも
仮面ライダーのキックを受けて消滅する。
・サソリオーグ
政府の用意した部隊によって排除される。
作中で唯一ライダーと直接戦闘することはなかったオーグメント。
・ハチオーグ
仮面ライダーとの戦いに敗北後、投降を促されるも
政府の男にサソリオーグの毒から作った銃弾を撃たれて命を落とす。
・カマキリカメレオンオーグ
仮面ライダー2号との戦闘に敗北し、消滅する。
・緑川 ルリ子
2号バッタオーグを改心させたあとに、
突如として現れたカマキリカメレオンオーグの攻撃を受けて命を落とす。
・群生型バッタオーグ
ショッカー本部に向かう途中のトンネルで複数が出現するも、
ダブルライダーに全員倒される。
・チョウオーグ
ダブルライダーとの対決に敗北し、改心したのちに消滅する。
・本郷 猛
チョウオーグを止めるために、全ての力を使い果たし、
チョウオーグ共々消滅する。
続編は存在するの？
作中では「ケイ」がまだ残っているほか、
ショッカー側の新たな怪人「コブラオーグ」も出現したと
語られていて、続編もありそうな雰囲気を
見せていますが、今のところは特に続編はありません。
続編を匂わせているわけではないかもしれないので、
このまま終わりの可能性も十分にあると言えばありますね…。
