「Drag Racing Simulator(レースシミュレーター)」は、
ニンテンドースイッチ向けに配信された作品で、
直線でのレースを競う作品です。
ゼロヨンなどと言われたりすることもある
(このゲームでは距離はもう少し長いこともありますが)ルールの
レースを楽しめる作品ですね。
こちらを実際に遊んだ感想をお話していきます。
シミュレーターと言うよりレースゲーム
最近は、何でも”シミュレーター”と名前をつける
ゲームが多くなっていますが
こちらはシミュレーターというより、直線系のレースゲームで、
ジャンル的には”レース”だと思っておいた方が良いです。
直線のレースゲームとなるので、
カーブの要素はなく、ギアチェンジや車の改造などが
重要になってくる作品になっています
カーブできないので、普通のレースゲームとは
少し異なる趣の作品になっています。
(一応、プレイステーション1で発売されていた
シンプル1500シリーズのTHEゼロヨンがこのゲームに
酷似した内容になっています)
短時間でサックリ遊べる
直線の単距離を競うレースゲームなので、
1回のレースは10秒前後ぐらいで終わる、
非常にサックリと遊ぶことのできる作品に仕上がっています。
かなり短時間で遊ぶことができるので、
あまり時間がない時でもサクサクと進めることができるのは
魅力の一つと言えそうです。
1レース1レースが短い代わりに、
用意されたレース数自体は多いので、
同じことの繰り返しではありますが、
ついつい癖になってしまうような、不思議な魅力のある作品に
個人的には感じました!
何となく、ダラダラと遊んでしまう不思議な感じです。
やること自体は同じことの繰り返し
レース数は非常に多く、
全て制覇するには、かなりのレースに勝利しないといけないので、
1レースごとに10秒もかからない感じとは言え、
全部クリアするのに10時間前後かかるかと思います。
(この価格帯のレースゲームとしては長い方だと思います)
ただし、やること自体はずっと直線のレースで
同じことの繰り返しであるため、
”人によってはすぐに飽きる可能性も十分にある作品です。
逆に作業ゲーも全然大丈夫な人や、むしろ好き!という人には
結構楽しめる作品、という印象ですね。
車の種類は無駄に多い
車の種類は無駄に豊富で、
結構多くの種類が用意されています。
カスタマイズ要素も多少ですが、あったりするので、
この点も〇ですね。
なお、車自体は実在する車ではありませんが、
どこかで見たことがあるような雰囲気の車も
それなりに存在していて、
車を集める楽しみもある程度は味わえると思います。
ロケーションは少な目
車の種類が多い一方で、ステージ自体は
それほど多くなく、
見たことのあるような風景の繰り返しになります。
(特に富士山があるステージはやたらと登場します)
そもそも、ステージ…と言っても
レース自体はずっと直線なので、
変わるのは背景だけですが
(雨が降ってるステージでも特に滑りやすくなるとか
そういうことは感じませんでした)
もう少し背景の種類が増えていると
良かったように感じます。
車の種類とステージの種類のバランスが取れていないような…
そんな感じがしました。
負けてるのに勝ちになることが多い
実際にゲームをプレイしていると
ゲーム画面上で”明らかに負けていたのに”
勝ちになる現象を、結構頻繁に確認できました。
原因は不明ですが
画面上で確実に相手の車の方が前を走っていたのに
ゴールすると「WIN」と表示されて
先に進めてしまう現象ですね。
(まぁ、勝ってるのにLOSEになるよりはるかにマシですが)
終盤では結構相手の方が早いことも多かったですが
こちらがマシンをフルチューンして、レース中に大きなミスを
したりしなければ”なぜか勝ちになる”現象が
何度も起きていました。
ちなみに、あまりにも大きく負けていると、
そのままLOSEになったりするので、
”絶対に勝てる”ということではありません。
この現象は最後の最後まで「謎」でした。
ボーナスの入手が少し面倒かも?
このゲームではレースに勝利するごとに
ボーナスが貰えますが、
箱の中にボーナスがいくつか入っている形式で、
それを毎レースごとに開封する演出が入るので、
若干これがテンポを悪くしているように思えました。
特に、ランクの高いボーナスが手に入ると
自分でそれを開封しないといけないのですが、
割と毎レースごとにこれをやるとなると、
終盤は特に面倒臭く感じる部分もありました。
そこまで酷い、ということではありませんが、
毎回毎回、開封⇒中身確認までに10秒程度かかるので、
一度のレースが短いゲームとしては
それなりに致命的な感じがしました。
(普通のレースゲームぐらい、1レースごとが長い場合は
全然気にならない程度だとは思いますが)
日本語非対応は特に大きな問題なし
本作は日本語非対応となっており、
ゲーム内の表記は”英語”になっていますが、
特に個人的には大きな問題は感じませんでした。
カスタマイズなども難しいカスタマイズではなく、
アイコンだけでほとんど理解できてしまいますし、
ストーリーがあるわけでも、
モードが複雑に用意されているわけでもないので、
英語が全く読めない状態であったとしても、
プレイにそこまで大きな支障が出ることは
ないかと思います。
ルール自体は非常にシンプルなので、
何度かレースをしていれば
感覚的に覚えていくことも、十分に可能であると思います。