ニンテンドースイッチで配信された
縦スクロールシューティングゲーム
「Pacific Wings(パシフィック・ウィングス)」を
実際に遊んだ感想をお話していきます。
レトロゲームのような雰囲気を持つ
シューティングゲームですね。
超シンプルなシューティングゲーム
パシフィックウィングスは見た目の通り
「超」がつくほどシンプルなシューティングゲームです。
プレイヤーの機体は移動と攻撃ができるだけで
他には特に何もありません。
特殊な技や、対地攻撃などもないので、
避ける、撃つ以外にやることはありません。
なお、ステージ中に出てくるパワーアップアイテムを
入手することで、パワーアップする要素はありますが
昔のシューティングゲーム「スターソルジャー」のような
とてもシンプルなスタイルです。
シンプルすぎて、感情が沸かない作品
レトロなスタイルのシューティングゲームを
目指しているのだと思いますが
あまりにもシンプルすぎて、
感情が沸かない…ぐらいの衝撃的なシンプル度合いです。
まず、敵キャラクターの種類はかなり少なく、
前から来る雑魚敵数種類(ほぼ同じようにしか見えない)と
背後から時折出てくる敵、そして稀に出てくる海上の艦隊だけです。
ほとんど種類はなく、終始同じような敵が
出現し続けます。
ボスも存在せず、最後まで雑魚敵と戦うだけなので、
より単調さに拍車をかけてしまっている状態ですね…。
ステージは全20ステージ。ずっと漂ってる感じ
ステージは全部で20ステージです。
レベル1~レベル20まで存在し、
1レベルクリアごとに、切り替わるタイプの
スタイルですね。
ただし、全てのステージの背景がほぼ同じで、
海と緑色の大陸がぽつぽつと出てくるだけのステージです。
途中で背景が変わるようなこともなく、
ずっと同じような場所を漂っているだけ…ですね(汗)
この先に何か待っているのだろう…などと思いながら
クリアまでプレイしましたが
何も待ってませんでした(笑)
前述のように、敵の種類も少ないので、
恐ろしいぐらいに、退屈なフライトをすることになります。
ちなみに、BGMもずっと同じなので、
尚更単調なゲームになってしまっています。
難易度が低すぎるため、散歩状態
難易度は非常に低く、
多少終盤にかけて攻撃は激しくはなっていきますが、
それでも簡単です。
決して上手とは言えない私でも、
全くミスすることなくクリアできてしまいました。
正直、ほとんどの人がほどほどに移動しつつ
ショットボタンを連打していれば、簡単にクリア
できてしまうでしょう。
単調な上に、難易度的な刺激もまるでないために、
さらにさらい単調なゲームになってしまいます(汗)
ちなみに、オプションで難易度設定があったりもしないので、
難易度を簡単にしたり、難しくしたりすることはできませんし、
ゲームクリア後に2周目が始まるようなこともないために、
難易度がこれ以上上がることがありません。
クリアすると何かあるの?やり込み要素は?
私は実際にこのゲームをクリアしましたが、
クリアまでにかかる時間はおよそ30分程度でした。
30分間、無心でフライトをする感じですね…
で…全ステージ(20レベル)をクリアすると
「おめでとう!」的なメッセージが出て来て
それで終わりです。
特にストーリーなどが語られることもなく、
ハイスコア入力をして、そのままタイトル画面に戻ります。
当然、隠し要素や裏技も何も存在していないので、
一度ゲームをクリアしたらもうお腹いっぱい!状態の
ゲームになっています。
私は、もう一度プレイしようとは思えない内容でしたね…
ザンネンながら、光る部分を見つけることは
できませんでした。
頑張って探すのなら「レトロな雰囲気づくり」ぐらいは
できている、ということでしょうか。
ハイスコアは記録される
セーブには対応しているので、
ハイスコアは記録されます。
ただ、オンラインスコアランキングがあるわけでも
ありませんし、
得点のシステム自体も非常に簡素なものになっているので、
ゲーム内容も考えると
「パシフィックウィングスのスコアアタックに燃えるぜ!」
なんて人はいないと思いますね…
体験版で見る内容が全て
実はこのゲームは体験版も配信されています。
気になる方は、まず体験版を遊んでみることをおすすめします。
そして、その体験版で見た光景が「全て」と考えてよいです。
もちろん、製品版であればレベル20まで遊ぶことはできますが、
序盤と何ら変わることのない展開が、
レベル20まで永遠と続くようなゲームです。
体験版を遊んだ時点で、パシフィックウィングスの
”ほぼ全て”を見ることができている状態なので、
気に入ればダウンロードしても良いとは思いますが、
体験版の時点「内容が分かった」のであれば、
それ以上先に進まなくてもいいかな?と思いますね…。
続編が発売される可能性は?
ダウンロード専売のソフトは、急に続編が
発売されることはよくあることです。
スイッチで配信されているダウンロードソフトの中でも
「スーパーデストロノートDX」や「ハブロキシア」など、
数年が経過してから「2」が出た作品もあります。
評価に関しても、ハブロキシアのほうは「1」は
決して世間的に高評価ではなかったですし、
それでも「2」が出ています。
パシフィックウィングスはさらに厳しい感じではありますが
それでも、可能性は0ではなさそうですね。
2が出るのであれば、
今度こそ、海上を漂うだけではなく
ゲームとして楽しめる作品を期待したいところです。
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