「ピンボールフリーダム」は
ニンテンドースイッチ向けに配信された
ピンボールのゲームです。
ピンボール5種類が収録されており、
それらの台を自由に遊ぶことができる作品ですね。
ストーリーなどは特になく、
純粋にピンボールを楽しむ作品となっています。
こちらを実際に遊んだ感想を
お話していきます！
シンプルなピンボールのゲーム
収録された5台のピンボールを遊ぶゲームで、
それ以上でも、それ以下でもありません。
後述する「モードメニュー」にあたる部分が
一番の特徴と言える部分でしょうか。
ストーリーなどは一切存在せず、
特にキャラクターが登場したりするわけでもないので、
純粋にピンボールを楽しみたい人向け、ですね。
収録されているピンボールは
「スケート」「BMX」「パンダ」「おとぎ話」「SF（バイオハザード）」の
5種類になっていて、
どれもそれなりに個性的なのは〇ですね。
ゲームセンター内を移動する感じのメニューが〇
本作のモードメニューに相当する部分は
”ゲームセンターを自由に移動する”形式になっていて
ゲームセンター内に設置されている
5台のピンボールマシンのうち、遊びたいものの前に
歩いて行って、選択する、という形式になっています。
この演出は、個人的にはこのゲームの最大の高評価ポイントで、
印象に残った部分ですね。
伝わる人は少ないとは思いますが
プレイステーション2で発売された
「スペースインベーダーアニバーサリー」のような演出です
（あちらは自由には移動できませんでしたが）
なお、5台のピンボールマシンのほかにも
スコアボードやテーブル、ガムマシン、エアホッケーの台などが
設置されており、
エアホッケー台は背景かと思いきや実際に
遊ぶこともできます（笑）
欲を言ってしまえば…
ガムマシンも動かしたかったですね…笑
ちなみに、意外とこのゲームセンター的な場所の
グラフィックは綺麗ですし（特に床）、
雰囲気はそれなりに出ていると思います。
（ただ、少しカクカクはしますが、この価格帯のゲームに
そこまで求めるのも酷ですからね）
ピンボールは無難な感じ
肝心のピンボールの方ですが
ピンボールに関しては全体的に無難な感じで、
値段相応分ぐらいには楽しめると思います。
5種類とも、それぞれ個性的になっているのも
良いところですね。
ただ、細かいところに関しては雑な感じも
見受けられ、時々動作がおかしくなったり、
一度だけゲームオーバーになっても特にスコアの集計がされずに
そのまま（自分で終了することはできましたがスコアが残らず）に
なってしまったことはありました。
良くも悪くも
長く遊べるかどうかは”ピンボールが好きかどうか”に
掛かっている作品と言えます。
一応、それぞれの台に”ミッション”は用意されていますが
やり込み要素はスコア狙い以外はほとんど皆無なので
ピンボール愛のようなものがなければ、
あっという間に飽きるとは思います。
エアホッケーはおまけ程度
先程、ゲームセンターを動き回れる！とお話した時に
”エアホッケーも遊べる”と書きましたが、
内容自体はかなり淡々としたエアホッケーで、
本当に”ただ遊べる”ぐらいの内容です。
対戦プレイもできないので、
面白みとしては薄めですね。
（PS1のシンプル1500シリーズのTHEテーブルホッケーの方が面白かったと思います）
ただ、こういうゲームでは
エアホッケーの台が置かれていても、それは背景で
遊べないことがほとんどなので、
遊べることが分かった時には驚きましたし、
たとえおまけ程度の出来栄えであっても
個人的には”エアホッケーがちゃんと遊べたこと”は
評価に値する部分であると思います。
一人プレイ専用
ピンボールフリーダムは特に対戦要素はなく
いずれのピンボールも一人プレイ専用です。
エアホッケーにも対戦はありません。
オフライン・オンライン問わず対戦を
することはできないので、
対戦用として購入を考えている人は
注意するようにしてください。
一応ローカライズもされている
この手のゲームでは比較的珍しく、
ちゃんと日本語も収録されています。
ちょっと怪しく感じる部分
（主に表示面）もありますが
意味は十分に伝わりますし、
大きな問題はないかと思います。
ただ、ゲーム中に表示されるミッション関係の情報が
少し表示位置がおかしかったり、
ネームエントリー後の「決定」のところに「承諾」と、
日本のゲームではあまり使わないような言い方を
されていたりと、多少違和感を感じる部分はありますね。
視点は三種類
ピンボールプレイ中には視点を
三種類から選ぶことができます。
私は初期設定の視点が一番のお気に入りですが、
昔ながらの上から見下ろしのような視点にも
できるので、お好みで設定できるのは〇ですね。
自分で色々確かめてみて、好きなものを
選ぶと良いと思います！
続編は発売されているの？
ピンボール・フリーダム2や、
その他タイトルでの続編は今のところは
まだ発売されていません。
DL専用ソフトは急に続編が出たりすることも
あるので、可能性としては何とも言えないところですね。
もしも続編があるのであれば
ピンボールの種類の増加や、
やり込み要素の搭載、
欲を言えばゲームセンターを更に賑やかに、
というようなことがあれば
より良いゲームになる気がします。
ただ、価格的に考えれば
この内容でも十分に作り込まれているとは思うので、
難しいところですね…
（あまり作り込んで、値段が上がってしまうと
高額なピンボールになってしまって逆に売れなくなるかもしれませんし）
